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伯爵令息転生女子  作者: くるみ
第4章
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2 女子寮にて


私が学園に戻った日。

女子寮のレベッカの部屋に、青い瞳のレベッカが現れた。


コリンの姿のヒナタと、レベッカの私。

もう1人のレベッカは一体……?

私はポンと手を叩いた。


「わかった。アル先輩ですか?」


「不正解だ」

青い瞳のレベッカは不機嫌そうに言った。

なんか見たことがある目つきだなと思った。



「エド王子ですよね」

ため息をつきながらヒナタが言う。


「ヒナタ、正解」


「エド様だったんですね」


私とヒナタはエド王子らしいレベッカを観察してしまった。

私たちの時と何かが違うような気がして。

何が違う?

違和感がある。


「あっ。巨乳…」

「そうそう。それだ!」


間違い探しにヒナタも食いついてきた。


エド王子のレベッカは濃紺の長いローブを身につけているけれど、

それでもわかるほど胸が…つい目が行ってしまう。


「その胸って自前ですか?」

つい疑問が口をついて出た。

あらかじめ巨乳に変身して指輪を作ったのだろうか?

私は巨乳に憧れはない。素朴な疑問だった。


「おいお前ら。エロい目で見るなよ!」


少しだけ顔を赤らめてエド王子のレベッカが言う。

この格好で現れたにしては、照れているらしい。

勝気な女の子な雰囲気だなぁ。

自分にはなれないイメージ。


私がレベッカの時よりも色気もある。

男性が好む女の子ってこんな感じかなというのを体現したような見た目だった。



ちょっと近くに寄ってみると、身長が高い。


「背も高い」

「シークレットブーツか?それとも変化の段階で身長を伸ばしてる?」

「おしゃれですね。どこで買ったんですか?

もしや、オーダーメイドですか?」

「このブーツ、微かに宙に浮いてない?」


私とヒナタはエド王子の服装に食いついた。



エド王子のレベッカは、おもむろに指にはまっていた指輪を外した。

エド王子に変身した。


「おわ、ベルトを緩めたりしないんですか。

靴…ブーツはどうなってるんですか?サイズとか。

服はどうなって……」

思わずローブをめくって見てしまう。


「風子…落ち着いて。はしたないよ」


はっ。好奇心が抑えられなかった。

貴族令嬢が王子の服をめくるなんて。

私達の今までのいろいろな出来事を考えれば大したことないと思うけど。

(この前も男子寮にお持ち帰りされそうになったり、

私の方がいろいろされそうになっているんだし)


かといって、淑女としては良い行いではないよね。

気をつけよう。



「服やブーツは魔法を応用している。

伸縮性を高めてるから、変化に合わせてサイズも自在に変わる」


今までベルト緩めたり、靴を履き替えていたあの苦労はなんだったのか?


そこからはヒナタが興味を持ったようだった。

部屋にエド王子を引き入れ、あれこれ話し込んでいた。


私も最初は話を聞いていたんだけれど、

だんだんと難しい話についていけなくなって、途中で寝室に引きこもった。

そして、昼寝をしてしまった。


夕方、目が覚めると、部屋にはヒナタもエド王子もいなくなっていた。


ん?エド王子は女子の姿で何をしに来たのだろう?

私に会いに来たのかな?

あんまり話せなかったなぁと思った。



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