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魔の増す間に  作者: 負けうさぎ
冒険者、はじめました

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47/50

45.パートナーの実力を知っておきたいです

すいません、予約投稿の日付を明日と間違えてました

<(_ _)>

俺はレインと手合せをした後はやりたいことがあったので四人と別れて街を出て森に向かっている。


レインやボックさん達は四人でもう少しそれぞれ練習したりして帰るとの事だったので俺とシロークで街の外へ来ている。


やりたいことと言うのも一つは俺の魔法の修練、これは欠かさず毎日やれと師匠に言われてるのでやっておく、それとシロークの実力を見て余裕があれば強くなれるよう魔獣と戦わせようかなと思っている。


以前森で戦わせた時はウルフを三匹ほど倒してはいたけど俺も銀狼(エーデルウルフ)を倒したりしていたのであまり詳しくは見れなかった。


あまり街の近くで魔法の練習をしてしまうともしかしたら迷惑をかけてしまうかもしれないので一応森の深くまで少し歩く。


「ここら辺ならいいかな?」

「シャーン!」


比較的地面が平らなところを見つけたので一帯の木を切りある程度整地をする。


もちろん切った木はちゃんとアイテム袋に入れておく。

今後なにかに使えるかもしれないし何よりもったいないからな


あまり大きな魔法は使わず魔力を扱う練習だけをして終わる頃には日が暮れ始めていた。

シロークにはこの後戦ってもらうことは伝えているので程よい魔獣を探すために場所を移動することにしたた。


「ちょうどいいのが見つかるといいな」

「シャンシャーン!」


シロークも俺の首元から顔をのばし張り切った声を出している。

せっかく森に来てるんだから歩いていいと言ったのだが俺の首元に巻きついている。


しばらく魔獣散策のため森を歩き回っているとオークが四体いるのを見つける。

まだおれとシロークのことはバレておらず屈むように隠れる。


「シロークあれいける?」

「シャーン」


こくこく頷いてるので多分大丈夫なんだろう。

元々見つけたところもここより深い森だったからきっと大丈夫だろう。


ひとまず俺はここで見てることになりシロークだけがするするとオークたちに近づいている。


もうだいぶオークに近づいているがシロークに気づく気配は無い。

シロークはオーク達がいる所に生えている木に登ると狙いを定めているのかじっとしている。


オークたちも別に座り込んで休んでる訳では無いのでこのままだと歩き去ってしまうけどいいのか?


俺がそう心配しているとシロークがオーク達の一体の首目掛けて飛び掛る。

シロークの体があまり大きくないのが幸いしてか噛み付くまで気づかれていない。


「ブ、ブモォ!」


さすがに噛まれたオークが騒ぎ出し首元に噛み付いているシロークを掴もうとするがそれよりシロークの動きの方が早い、掴まれる前に移動して別のオークに飛び掛る。飛びかかる際尻尾を振るとそのオークの首元に切れ込みが入る、そこそこ深く切れたのか大量に出血している。


「シャン!」


あれは風魔法か

シロークが魔法を使えたのにも驚きだがさすが魔獣先程から的確に急所ばかりを攻撃している。


ちなみに今まで俺が戦ってきた魔獣達もある程度の魔法は使ってきた奴はいた。操るという程でもないが爪を振った時に斬撃が飛んできたり飛びかかる勢いをつける時や足場を固定するため地面の強度が高くなったり程度だ。


それも師匠の家の近くの魔獣で街に近づけば近づくほどそういう個体は減っていたのでシロークはてっきり使えないのかと思っていた。


しかし、オークは元々四体いて奇襲で一体倒せたが残り三体は首を噛まれたオークに無傷のオークが二体。


ここからどう戦うんだ?


「シャーン!」


シロークは地面を素早く移動しながらオークの足元を動き回る、森なので当然落ち葉などは落ちていることもありオークも素早い動きを目で追うのに間に合わなくなり見逃したのかギョロきょと周りを見ている。


魔力視で見ているため俺にはシロークの姿もはっきり見えているが今はオークの足元で身を潜めてじっとしている


しかし、警戒はしているようで三体固まって周りを見ているので先程の奇襲ほど上手くいくことは無さそうだ。


「ブモォォ!」


じっと見ていると、今度はオークたちから動きだした。三体で周りをめちゃくちゃに攻撃し出す。

周りの地面や木を蹴り上げ落ち葉が舞い上がり木から枝が降り注いでくる。


警戒して一緒にかたまるまでは良かったのだがはっきり言ってそれは悪手だ。

シロークは空中を舞っている枝葉に紛れて一体のオークの足を風魔法で切りおとす。


「ブブォ!」


片足を切り落とされ体制を崩したオークは倒れるとその隙を見逃さず首に噛みつき引きちぎってしまう。

首を噛切られたオークは少しの間暴れたがすぐに動かなくなった。

残ったのは最初に首を噛まれたオークと無傷のオーク。

シロークは姿を隠さずそのままオークの正面にいる。

二体のオークがついに脅え出す


まぁいきなり攻撃を仕掛けられ目の前で仲間の半分がやられればそれも仕方がない。

しかしまだ半分、首を噛まれた方がシロークに向かって走るが途中で倒れてしまう。


ん?なんであいつは倒れたんだ?


シロークは今動いてなかった。転けたのかと思ったが魔力視で見ると魔力の動きが止まっている。

つまり死んでるということにほかならない


俺が見逃した?


理由は分からないがオークは残り一体になった。

オークは身体を震わせるとシロークに背を向けて走り出すが速さはしロークの方が完全に上だ。


シロークは後ろからオークの首に巻き付く、オークはそれを剥がそうと足を止め必死に巻きついているシロークの体を掴もうとするが剥がすことは出来ず最終的にゴキッという鈍い音と共に首の骨が折れ倒れてしまった。


完全に四体の息の根が止まったことを確認したシロークは俺の方へ嬉しそうに鳴いて報告をしてくる。


「シャン!シャーン!」


一度シロークを指で撫でて頑張ったなと褒めると気持ちよさそうに目を閉じる。とても先程まで戦っていたヘビと同じとは思えない姿だ。


俺は確認したいことがあり最初に首を噛まれたオークに近づく。

このオークだけはなぜ死んだのかが分からなかったが死体に近づけば理由は一目でわかった。

倒れているオークは噛まれた首のところが黒く変色して紫色の液体が滴り落ちている


「毒か!」

「シャン!」


そうだよ!と言っているのか誇らしげな顔をしている。そして4体の死体を見てわかったこともある。

どうやらシロークは今の戦いで俺に色んな戦い方ができることを見せたかったようだ。


一体目は奇襲と毒、二体目は魔法の威力、三体目はスピードを活かして少しの策を使い四体目は正面から力技で、終わってみればそもそも毒か魔法だけですぐ倒せた相手をわざわざ色んな方法で倒して見せてくれたらしい。


「よくやったな」

「シャーン!」

改めて褒めると嬉しそうに鳴いて俺の首元に巻きついてくる、もうすっかり定位置だ。

一瞬首の折れたオークを思い出したがシロークが俺にそんなことはしないと信用しているしシロークの力では俺の首は折れないので別に問題ない。


というか魔力体の魔人なら別に首が折れても問題は無いと思う。痛そうだし怖いから試さないけど


もうすっかり日も落ちていつもなら夜ご飯を食べ終わる時間くらいにはなっていそうなので今日はこの辺で終わることにする。


シロークが倒したオークも三体だけ回収して残りは燃やして中にあった魔石だけ回収しておいた。

毒のやつは食べれるのか分からなかったけどもったいない気もしたが冒険者ギルドに渡すことも考えたら危ない橋は渡れない。


予定より森の奥の方まで来ていたので街の方に向けてしばらく歩いているとウルフの群れと遭遇した。


ウルフの群れって街の近くでも結構出るんだな


もうだいぶ歩いたのでそろそろ森を抜けるかなと考えていた時に発見したので街からはそう遠くないはずだ。

もう夜も遅いし放置しようかなと考えたがとあるものが俺の目に飛び込んでくる。


銀狼(エーデルウルフ)だ!


目の前の群れはウルフが40匹くらいのそこそこ大きな群れだったがよく見ると三体も銀狼(エーデルウルフ)がいる。


この前倒したのはまだ冒険者ギルドに解体して貰えてないので食べることは出来ていないが美味と聞いているので出会ったからには取っておきたい。


いや、きっとアイツらも俺に食べられたくてここにいたんだな!


「シャーン?」


シロークが違うよと首を振っているがこればかりは俺が正しいはず!


俺は他の魔獣や冒険者の邪魔が入らないうちにウルフの群れに突撃する。


「シローク今回は毒は使っちゃダメだぞ!」

「シャン!」


ウルフの数も多いしせっかくなのでシロークにもウルフ討伐を手伝ってもらうことにした。

先程オークの戦いでウルフ程度なら負けることは無いと確信したので好きにさせることにした。

シロークも戦うこと自体は嫌いじゃないのかそれとも役に立てるのが嬉しいのか俺の突撃とともにウルフに攻撃を仕掛ける。


銀狼(エーデルウルフ)はシロークより俺の方を危険視したのか三体とも俺の周りを回っている


逃げたりされるともしかしたら三体は無理かもしれないと思っていたから手間が省けて顔がほころんでしまう。

以前にそう強くないことはわかっていたのでなるべく体に傷を残さないようアイテム袋から『コエダー』を取り出し魔力を込め強度をあげる。


左手の方からまず一匹が飛びかかってくるのでそっと撫でるように顎下から脳に向かって『コエダー』を突き刺す。

引き抜くと返り血が思ってた以上にかかってしまったが傷跡を残さないためだ、仕方がない。


仲間の一体がやられたことに残り二匹は同時に前と後ろから飛びかかってくる。

頭は使えるらしいが攻撃パターンが同じだ。

前から飛びかかってくる銀狼(エーデルウルフ)に俺の方からも走り寄り空中で反応出来ずにいる所を俺もジャンプし頭をつかみ首を捻りおるり

着地すると掴んでいる銀狼(エーデルウルフ)はだらりと手足から力が抜けている。その間に後ろからも飛びかかってくるので持っていた『コエダー』で首から腹を真っ直ぐに切る。


しまった、切りすぎた!


振り向きざまに切ったので思ってたよりも切り跡が大きくなってしまった。

まぁ、もう四体目だし一体くらいはいいかと無理やり納得して他のウルフを見ると既に三分の一くらい減っていた。


シロークが大活躍だ。

しかしどうもこの前より強くなっている気がする。もしかしたら俺の魔力を吸収して強くなってるのかもしれないな


それなら嬉しい誤算だ、俺もシロークに負けないよう倒さないとな。その後は念の為ウルフたちが街の方へ逃げないよう全て倒した。

銀狼(エーデルウルフ)が手に入ったことで気分も上々だ、シロークと一緒にウルフをアイテム袋に閉まっていると木陰から物音がする。


ウルフが隠れてるのかなと思い魔力視を使って見てみると人がいる?

こんな時間に森にいて俺たちを隠れてみてるなんて怪しい


「そこにいるのは誰ですか?」


しばらく待っても質問に答える気がなさそうなので人影の方に向かって歩く


「う、うわぁぁぁ!」


え、なに?

少し驚いてとっさに『コエダー』を構えてしまったが人影は叫びながら街の方へ向かって走っていってしまった。


ちょっと状況についていけないんだけど………




今回も読んで頂きありがとうございます。

どんな評価、感想でも励みになりますので良ければお願いします。

次回も是非よろしくお願いします( ´ ▽ ` )

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