表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見合い相手は殺し屋でした⁉ 幸せを掴むスリリングなメソッド。  作者: 八波琴音


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
20/39

20

 呼び鈴を鳴らす音が、診察室に設けられた伝声管から聞こえてくる。

「ドクターコール……」

「あ、先生をお呼びなんですね……? にゅ、入院の患者さんかしら?」

 さりげなく、鹿島から距離を取りながら百合亜が安堵の表情を浮かべた。

「家畜同然の奴らが貴重な診療を妨害してくるなんてね。でも、この荒れようは放ってはおけないな」

 激しく鳴らされるベルの音と、叫び声と鳴き声……気が狂ったような笑い声が耳に入り、百合亜は思わず身震いした。

「――何人か、心を病んでいる患者が居てね。何かあったかな。少し待って。すぐに戻るよ」

 善良そうな笑顔を浮かべたままそう言い残すと、鹿島は診察室を出て行った。

――な、何かしら、ジョセフさんの仕業よね……?

 ここに居ろと言われても、長居する気など毛頭なかった。

 何をされるか分かったものではない。

 百合亜は震える身体を抱き、鹿島の足音が聞こえなくなったところで診察室を飛び出した。

 受付では何かしらの特殊なガスが蔓延していて、クリニックのスタッフたちが倒れていた。

――すごい、なんか本格的っていうか……。

 ハンカチで口元を押さえ、百合亜は診療所から外へ通じる扉を開けた。

 どういうわけか、胸が高鳴るのを感じた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ