異世界旅行7日目最終日 1
長くなりそうなので途中投稿
朝食も頂いて、庭にある椅子でぼーっと花を眺めていると、退職後のことが思い出される。
何だろう…もうやりきったわ…1週間って結構長いのね。今日は何しようかな?この庭園を見ながら昼寝?でも勿体ないよね?せっかくの異世界だし…やっぱり街に行って散歩でもしようかな?うーん、でもそれが一番いいかな?異世界を楽しまないと!!
「よし!そうと決まれば…!!」
「リア様」
たった瞬間に名を呼ばれた。今の声はサリアさんかな?って思って呼ばれた方を見ると案の定サリアさんと何故か何故か……何故か苦笑いのヒューバートさんが居る。しかも前と違って、何というか…私服?だよねその服?
「お休み中の所失礼いたします」
「い、いえ」
「本日殿下のお使いでヒューバート様がいらっしゃり直接渡したいとのことでご案内させて頂きました」
「え゛殿下から?」
またピンクのドレスか!?本当要らないから!嫌な顔をしながらヒューバートさんを見ると、困った顔をされた
「まずこちら殿下からの手紙です、先に読んで頂いてもよろしいですか?」
手紙でお礼とはね?ま、お礼されないよりはいいかな?ピンクのドレスじゃ無くて本当に良かったわ…って思いながら手紙を開けて読んでみた…読んでみた……ちょっと…いえ、かなり怒りを感じ手に入る力が強くなり手紙がぐしゃっと音がした。
簡単に要約すると…
『前略 写真ありがとうな!昨日、エルに写真を貰って驚いた。有難く頂戴してお礼に騎士とデートをさせてやる。騎士が好きなんだろ!?礼にはおよばんぞ?有難く思えよ?と言うかお前デートしたこと無いだろ?良かったな?初めてのデートが騎士とか。 敬具』
何故初めてと知っている…何故私が彼氏居ない歴=年齢と知っている?いやまて、居なくてもデートは出来るよな?つか、年下が余計なお世話だ!!!クソが!こんな手紙……読みながら手に力が入っていたのでそのまま思いきり手紙を引き裂いて丸めて地面に投げつけて靴の裏で踏みつけてぐりぐりと……
ふー、スッキリした。年下のくせに生意気な。って思いながら顔を上げたら驚いた二人の顔があった。
忘れてたーー!!
「いや、あの、、その、、」
どうしようどうしよう、なんと言えばいいの?
「あの…私ではなく別の者を読んで参りますので…」
振り返って帰って行こうとするヒューバートさんをとりあえず止めようと思い腕を掴もうとするが、ヒューバートさん動きが速い。競歩ですか!?ってくらい速い。急いで走るが向こうの方が速い。あと少しで手が届くのに足に絡みつく服で思うように走れない。服が鬱陶しい!!
「ちょ、待って下さい………っだ!」
焦ってそう声をかけると急に彼は止まり私は止まりきれず彼の背中に顔面強打した。
「え?あ、すみません!急いで誰か呼びに行かないと時間も無くなると思い……大丈夫ですか」
「……っぁ…だ、大丈夫です」
私は鼻をさすりながらそう答えた。とりあえず止まってくれて良かった。
「ヒューバートさんは手紙に書かれた内容は知ってますか」
「えぇ、殿下に今朝この手紙を渡されたときにお聞きしました」
って言って苦笑いされた。
いやあの確かにね、確かにねデートはしたこと無いし彼氏居たこと無いけど、私の世界では探せば居るのよ私みたいな人!!貴方方みたいに10代で結婚とか…結婚とか……グスン…それに別に初めてのデートに夢とか見てないですよ?それにゲーム内で体験したし、漫画とか小説とか読んでシミュレーションしてましたしとか………何考えさせてるんですか!!?兎に角そんな可哀想な子を見る目で見ないでよ!
「本当ヒューバートさんすみません。別に私たいしたことしてないので……せっかくですしヒューバートさん休みを貰ったと思ってゆっくりして下さい」
本当デートなんてしなくて良いからね?好きな人とカップルつなぎをして歩きたいとかそんな夢見たことな………十年くらい前ならあるかな…?というか!本当殿下は何いらない気を回してくるのかな?人の黒歴史を勝手に暴露しないで欲しいわ!!あーもう疲れた。街に出掛ける気持ちが萎えたわ。また座って考えよう……
いやまて、彼氏居ないとか言っ他記憶無いんだけど!?奴の妄想か?妄想なのか?そうだよね?そんなお年頃だよね?
とか考えていたら、隣にヒューバートさんが座った……
な ぜ そ こ な ん だ !!?
確かに今座っている長椅子敷かない。でもねでもね?何でそこ!!?驚いて隣に座ったヒューバートさんを見て、サリアさんを見るとどうやら私が捨てた手紙の内容をしているようですました顔しているけど、腕が地味に引いてガッツポーズになってます…ちょっと待って何か勘違いされてませんか!!?
「ひゅ、ヒューバートさん、別に私に付き合わなくて結構ですよ?」
「もし今宿舎に戻り、殿下の耳に入れば何を言われるか分かりませんからね」
「では、婚約者様に会いに行かれては??」
「お恥ずかしい話、私に婚約者は居ないのですよ」
あれ、この人貴族だったよね?確か伯爵家の次男坊で兄と妹がいたような…?あ、様付けしないといけないか…すっかり忘れてたわ。
そしてサリアさん、紅茶をヒューバートさんに入れるのはいいけど、標準装備の笑顔だけれど口角がヒクヒクしてますよ?え?何か勘違いしてますよね!!?私別に「好きなんですぅ」などと一言も言ってないよね?言ってないよね?あ、坊ちゃんに近寄る虫がいなくなるし、しかも、何処かの殿方のところに行くから確実性が上がるとか何とか思ってるのか!!?いや私、召還されてるだけだからそのうちこっちと縁が切れるんだけど??たぶん
「…そうなんですね。こちらの世界では居るのが普通と思っておりました」
「そうですね。私は次男と言うこともありますし、騎士でもあります。それにあまりそう言うのに興味がありませんので」
そう言って困った顔をした。
本当にこの世界のフツメンはいったいどんなんだろうな?この人フツメンかと思いきや私の中ではイケメン分類なんだけど?何その顔?ぁあ、またサリアさんの口角がヒクヒクしてる!
「意外ですね。で、これは何処かに出掛けた方がいいのですかね?」
「そうしていただけると有難いです、殿下からの命令ですので」
そうね、命令ね…命令………
「そういえば、騎士と言うことは馬に乗れますよね?」
「はい、それは勿論」
「サリアさん、この屋敷に馬ありますよね?」
「それは勿論御座いますよ」
「ちょっと、ちょっと待ってて下さいね?」
私は急いで部屋に戻ってそしてお約束のカメラを持ってきた。それを見た二人がとても、とーっても嫌な顔をしたが、無視だ無視!
「さ、サリアさんも行きましょう!」
「いえいえ、リア様!?何故私もなのでしょうか!?」
「何って決まってるじゃん!メイドと騎士のデート写真だよ!?もう、早く撮りたいから行こう!!」
何故二人とも遠い目をするのかな?いいじゃん!ただ写真撮るだけなんだし!
「リア様?私とこちらのメイドが馬に乗っている間の移動はどうなされるのですか?」
「え?移動しないよ?ここの庭でちょっと乗って写真撮らせてくれたらいいよ?」
「リア様失礼します!!!」
「ちょ!!サリアさん!!何するんですか!!?カメラ返してください!それ私のじゃないし高いんですよ!?」
「存じております!!存じておりますが、もうあのような思いはもうしたくありません」
「と…どんな思いですか…?」
「それは私も同感ですね」
サリアさんとヒューバートさんが何か意気投合してる!そしてカメラが違うメイドさんに渡って何処かに持って行かれた!
「……私から…私からカメラを撮ったら……カスしか残らないですよ!!!!!!!酷い!」
と言って地面の上に座って手で顔を隠して泣くフリをした。いや本当、返して欲しい!今の私なんざゴミだよゴミ!!クソ!!
お、ヒューバートさんが焦ってる!!あともう一押し…!!
「……リア様、こざかしいまねはおやめ下さい」
「さ、サリア殿ここは返して…」
「…ヒック…」
「いっそひと思いに壊してしまいましょうか?」
「はい、申し訳ございませんでした!!!」
「え!!?」
泣いてない顔でキリッとした顔をして警察官みたいに敬礼してたら、ヒューバートさんが驚いていた。ごめんね?
「それでは行ってらっしゃいませ、リア様。ヒューバート様、リア様をお願いいたしますね?」
「え?いやちょっと!!」
「あ、そうですね、では行って参ります」
私の意思は!!!!?…無視のようです。お屋敷において下さい!!
そんな笑顔いらないですー!!
読んで頂きありがとうございます!!




