異世界旅行6日目 2
少し長めです。間違えあったらすみません。軽くしか見直し手間せん。
昨日更新する予定が……とにかくいつもりよは長いです。
「リア様!もう、あの方々酷いのですよ!聞いて下さいまし!!」
え?何で、私に愚痴るの!?
「駄目よ、アンジュ。このような所で話してはいけませんわ」
「そ…そうでしたわね。私ったら…つい」
うん、これは絶対に坊ちゃんと殿下だね?そうでしょう?そうなんでしょう??でもね?私は今旅行中なの!お願いだからこれ以上私の邪魔しないで!!ささ!帰りましょう!
「では、私達はこれで……」
「少しお待ちを」
「……な、何か…?」
帰りたいの帰りたいの帰りたいのぉぉぉ!
いや本当に帰らせて?おねがぁい?
とか思ってても顔は真顔です。笑顔ですか?そんな物どこかに置いてきましたよ。
「今から私のお屋敷に来ませんか?」
「丁重にお断りさせていただきます」
「もちろんでございます」
何故かサリアさんと言葉がかぶった、、いかないよ?ってギギキとサリアさんの方を向くと凄く…凄く……目が恐いです。
「では参りましょう、ご案内いたしますわ」
「え?いやちょっとま「参りましょう、リア様」……あい」
可笑しいなぁ…メイドさんってこんなにこんなに気が強かったのかな…何ていうかこう、お淑やかで従順で何でもこなす感じの……
「どうぞ私たちの馬車にお乗り下さい」
え、もうここからですか?いえあのね、もう少し心の準備が必要ですよ?と言うか皆様お忘れかと思いますが私君たちより年上よ?年上なんだよ?知ってる??
いっこうに乗らない私を、サリアさんが背中をすっと押してきた。後ろを向くと笑顔なサリアさんなのですが、非常に恐い笑顔です。
「し、失礼します!」
アンジュ様達は並んで座りそこ前に私とサリアさんが座った。
私全く関係ないよね?坊ちゃんとの関係は言いたくないけど…、まぁ、主従関係ではあるけど、プライベートは別な訳よ。何で、坊ちゃんの知り合いに私の旅行を邪魔されなければならないのかな?
「もう!聞いて下さいまし!本当に!」
そこからは、サリアさんの相槌の声とたまに「聞いてますか」って私への質問に「勿論」と私が答えるくらいで、あとは二人の愚痴が繰り広げられた。今日だけでなく以前の話を含め、、それはいっぱい話された。
会話の内容は…要約したら、今日はいつも以上に酷かった。ただドジっ娘の近くを歩いていたときに向こうが転けたら、殿下達が私達が転かしたとか言ってきた。
二人で会話していたら急に話しかけてきて今までそんな会話すらしたことないのに。そして会話が殿下や坊ちゃんなどなどで、「こんな事をしてくれたのですぅ」とか何とかよく言ってきて、さすがに婚約者が居る方に…うんたらかんたらで、やんわりとやんわりと指摘したら、何故かまた殿下達に怒られるという…。
何今日イベントデーですか?ってつい聞きたくなってしまったけど、ちゃんと飲み込みましたよ?私偉い!あとクッキーが…ろとかの話もあったが右から左に流れました。もう、おなかいっぱいです。
会話はアンジュ様のお屋敷についても終わらない。サロンルームに案内されて扉が閉まった瞬間からスタート。出るわ出るわ出るわ…これもしかしたら今日は坊ちゃんから愚痴聞けとか言われそうだな…。とか、思いながらお菓子を食べていたら三人の視線が私に集まっていた。
「聞いてますの、リア様?」
おおう、そんなドスのきいた声出さないでよ?淑女でしょ?と言うか話聞いてませんでした!!が、ここは適当に…
「えぇ、勿論、勿論でございますよ!本当に坊ちゃん達は何を見てるのですかね」
「そうでしょう!?もう本当に私たちという者がありながら、あの方達はご自分の立場を忘れてしまったのでしょうか」
あっていたのですね?良かったです!でも帰りたいので火に油をそろそろ注がないとね?追い出されたいです!ええはい、もう、だって夕方よもう?3時間は余裕で拘束してきましたし。もうお腹いっぱいですし、メガネの容量がそろそろ限界ですし、そろそろいいでしょうかね?
「というか、お二方は何を怒ってらっしゃるのですか?」
「何って!!聞いていなかったのですか?」
皆様非常に怒ってる…でも、まだまだ。
「心痛むほど聞いていましたよ?でもね、あのドジっ娘……いえ、ソフィアさんと言う方でしたよね?身分が下位なのですよね?そんな方と殿下達が婚姻を結べるとでも?」
「そんなの、分からないじゃ無いですか!」
アンジュ様感情的ですねー。
「ですが、ただの男爵令嬢で、国に貢献できるほどの物を何も成し遂げていない方なのですよね?聞いた限りですと、ただ殿下達の周りで媚びを売っているだけなのですよね?そんな方が国の王妃?はたまた上級貴族?あり得ないでしょう?何の利点が??利点無しに婚姻を進めれば国や爵位が揺らぎますよ?そこまであの方々は頭が回らないほど能なしなのですか?」
「そうですが……ですが今日は一段と可笑しかったのです!」
「そもそも、貴方方二人はあの方達ご本人を心から好いているのですか?それともたんに地位を好いているのですか?どっちかしら?すみません。私は貴方方二人のことをよく知らないので…貴方がたは人を愛して結婚するのですか?」
「……私達は貴族ですよ?結婚に愛は含まれませんわ」
模範解答をありがとうございます、レイチェル様。本当にどう言う教育だよ、まだ14歳だったかな?アンジュ様と対照的に落ち着いてるねー、さすが次期王妃?
「なんともまぁー、貴族とは息苦しい。ではそれでしたら、今はたんなる火遊びとして高みの見物でもしていてはいかがですか?だって、愛がふくまれないのでしたらたんなる地位に恋しているのでしょう?婚約者なのですから地位は確約でしょう?」
「誰もそうとは申しておりませんわ!!」
「そう?ま、とりあえず、地位なのか人なのかどっちかしら?あとそれから、、どっちらにしても論しないといけないのは彼女ではなく、彼らなのでは?婚約者が居るのに話しかけるのも悪いですが彼女を相手にする貴方がたの婚約者が悪いんではなくて?」
「貴方、いったい誰に向かって物を申してますの!?私達は「高貴族、ですよね」…そ、そうですわ、分かっているのでしたら」
「では、何故私のような一平民にそのようなことを申すのですか?寧ろ私は坊ちゃんと契約した主従関係でありますよ?そのような話をする相手をお間違えでは?」
「主従関係ならば…主人の過ったことを正すのが従者のすることではありませんか?」
えー…面倒くさくね?でもね?忠告したことあるんだよ?
「一応…こちらでも少しは忠告したことあるのですよ?そうですね…3か月は前でしたかね?いえ、もっと前だったかな?でも無駄でしたでょう?何も変わってないでしょう?もう周り見えてない見たいですし?何かに引っ張られてるのでしょうかね?」
「「「……」」」
何でしょうね?強制力かな…ゲームみたいな?強制力はこういう所では神様になるのかな?私関係ないよね?ポジション的に何処かな?ギャルゲーなら即落ちキャラだよね……うーん、やだねぇ…って、もう本当に時間が遅い!ご飯食べられなくなる!!
「さて、ずいぶん長居してしまいましてすみません。今滞在させて頂いている坊ちゃんに迷惑をかけてはいけませんので私はこれで…」
「………あ、ええ、そうですね…では、私もこれで」
「お、お見送りいたしますわ!」
ん?二人の反応が??んんん?サリアさんの顔も険しい…え?何言ったかな?引っ張られてると言った言葉かな??そんな引っ張られてるの??え?ここゲームの世界?そんなまさか!
先に出たレイチェル様をお見送りしてくれたアンジュ様は何処か落ち着かない様子…
帰りの馬車ではサリアさんは無言で膝の上に置いた手をじっと見ていた。そんな皆深く考えなくても…強制力なんてないない…たぶん?だってここ現実でしょう?でないと私1週間夢の世界に旅立ってることになるんだけど?どんだけ夢見がちな乙女だよ!
ついサリアさんがそんなのだから私も下を向いてしまっていて、街を見るのを忘れてた……悔しい…
――――――――――
「お帰りなさいませ、リア様」
「ただいま戻りました、予定より遅くなりすみません」
執事の……誰だったかな??忘れたけど出迎えてくれた。
「サリアから知らせは来ていたので大丈夫でございます」
いつのまに?え?ずっと一緒にいたよね??サリアさんを見たらいつもの?仕事の顔になっていた。
コツコツコツってものすごい早い足音がこっちに向かってくる。誰だろう?
「リア!!!遅い!」
「?御免?え?何で坊ちゃんにそんなこと言われないとげかいのかな」
「そんなの、俺が用があるからに決まってるだろう!?」
反射的に謝ったけど怒られる理由がない。何でそんなに怒ってるのかな?何だかこっちがイライラしてくる…伝染するんだよね、人のイライラって!
「用があるなら先に連絡下さいと前からお伝えしていましたよね?」
流石にお風呂に入ってるときに初めて呼ばれたあの時は焦ったんだからね?一応!乙女だもん!……嘘です…、もう乙女とかいう年齢は過ぎました。高速で過ぎ去りました。悪い知恵…ではないのですが漫画や小説で色々仕入れて乙女の気持ちを忘れました。
「五月蠅い!もういい!!」
いいのかよ!!
坊ちゃんは勢いよく自分の部屋がある2階へ行かれました…何なのよ……本当に。とか思ってるとぱっと執事さんがこっち向いた。
「…所でお食事はどうなさいますか」
「あ、食べてきてないんです。頂いても?」
「畏まりました。準備をして参りますのでしばしお待ちを」
「ありがとうございます」
良かった、ご飯は食べられると…
あ!坊ちゃん、さては今日の愚痴だなきっとこれは!ぁあー!面倒くさい!今はやめて欲しいな!傷心なんだよ私は!!これでも!
食事も済ませ、お風呂にも入り、さて、残すところラスト1日!ゆっくり寝るぞー!って意気込んでベッドに入ろうとしたら、ノックが聞こえた。ノックの相手は坊ちゃんだと思うが鍵を閉めさせて貰ったので寝たふりかまそうと、いそいそ布団に入る。鍵というかロープに南京錠をしたものです。ええ、来るだろうと思ってましたし、というか、呼ばれてましたし。無視ですよ無視!だってまだ旅行中なんだから!
ドンドンドン
もうノックですらない…がさつな坊ちゃんだなー、本当に。私は寝てますよー。
ドンドンドンバキ!……
まて!今、よろしくない音が!!!
恐る恐る布団の隙間から入り口を見る。
バキバキ……ドスン
南京錠とドアノブが落ちた…っというかドアノブ壊されたんですけどーー!!!!やばいよやばいよやばいよ!!うわ!入ってきた!とりあえず寝たふり寝たふり……
「おい…お前…何寝たふりしてるんだ?」
私は石だ私は石だ私は石だ……
「聞いてるのか!?」
布団をばさっと剥ぎ取られてしまった。
と、とりあえず今起きましたよーでいこう!!
「……ん…?坊ちゃん??……どうされたのですか」
とりあえず目をこすっておこう!目は眠たそーにして!!重い頭を上げるように…っと、起きた!
「お前……起きていたよな」
とりあえず伸びをしよう……!
「んー…寝てましたよ…?…はぁ…、」
「さっき俺が呼んだだろ?」
「え?ん~~~何かお風呂に入ってたときに聞いたような……すみません、お風呂で少し寝てしまって溺れそうになりまして…」
嘘ですけどー!返事しなかったんだ!私!
「まぁ…いい…」
よし!上手く切り抜けた!!っと顔に出しちゃ危ない危ない…
「……ところで、どうして私の部屋の扉壊れてるのかな?」
「知らん!!あ、そんなことよりお前何故扉にこんな物をつけてるんだ!?」
「え…?…明日最終日なのでゆっくり寝てゆっくりこちらで過ごしてから帰ろうかと思いまして…ってか、寝込み襲うとか最低ですよ?坊ちゃん!」
「は!?俺がお前を??ありえん!あ、明日と言えばソフィアとデートなんだよ!ま、他の奴はとも一緒だが、仕方ない。すでに殿下は二人で城下をデートしたというのに…俺は…でも、明日ようやくデートできるんだよ!」
「へ……へぇ…良かったですね?」
「ああ!!……なのに、今日は気分が悪い。今日はアンジュ達が酷くてな…本当に何であんな奴と婚約者なんだろうな…ソフィアはあんなに気遣いが出来て素晴らし人なのに、何故そんなことをするのか…」
何かしらないけど、きっと貴方のせいでしょうが貴方の!!もう忠告するのも面倒くさい。
「ところで、あの扉壊して私どうやって寝たらいいのかな?」
「……お前、俺が壊したと何故知っている?…さては起きていたな」
は!!!
やばい……恐る恐る坊ちゃんの顔を見たら、素晴らしくいい笑顔。目が笑ってないけどね!!
一応私も口が引きつりながらだけどニコリと笑ってみた。
「いい度胸だな?そんなに、呼ばれるのがいやだったのかな?」
く、来るな!!!布団に手をついてくんなぁー!!
「じょ、女性の部屋にしかも寝ている女性の部屋に無断で侵入何て」
「ん?その言葉前にも聞いたな?」
「ええ!言いましたとも!さー出て行け!そして扉直して行けぇー!!!」
「リア様どうされまし……って何ですかこの扉!?ってエルリック様何をなさっておられるのですか!!?」
「サリアさん!それ坊ちゃんがやったんですよ!!」
「エルリック様!女性の部屋にこんな入り方!」
「そもそも!…そもそも、リアが起きていたのにでなかったのが悪い」
そう言って坊ちゃんは出て行った。
はぁ…仕方ない。と言うかこのままじゃ寝られないし、行きましょうかね…面倒くさ。
「サリアさん寝る部屋の替えありますか?」
「今すぐ準備いたします」
「では、坊ちゃんの所にいますね?何か用があったみたいですし」
「畏まりました、準備できましたらお声がけさせていただきます」
「お願いします」
そう言って私は部屋を出て急いで坊ちゃんを追いかけた。
追いついたときはちょうど部屋に入るところだった。
「待って下さい、坊ちゃん。寝ているふりをしたことは謝ります。すみませんでした」
「……」
「何かご用がおありでしたのよね?」
「お前…何か口調がいつもと違うな」
「まぁ、こっちで人と話してたらうつりましたよ、変ですか?」
「……別にいい。さっきは悪かった」
「いいえ。で、ご用は?」
「ま、入れ」
「おじゃましまーす」
入るといつものように坊ちゃんは魔法を使って防音をしていった。……やっぱ帰りたい。
「今日はアンジュ達がな酷かったんだ」
そこからはまぁ…何というかアンジュ様達の反対の話だよね…もう疲れたよその話……でも何でだろうね、アンジュ様達の隣で倒れたと言ってるのだよ、坊ちゃんが!…もうソフィアさんが1人で倒れたと言ってるも一緒なのに何で気が付かないんだろうね
「転けたとき、アンジュ様達が手を出したのですか?」
「ふん、そんなの魔法でやったに違いない」
「魔法を使うところを見たのですか?」
「あいつらは俺の視界に入っていなかったから知らん」
「では、お二人がソフィアさんに怒ったというのは?」
「立場を弁えろだ、言葉遣いが悪いだとか、俺達に近寄るなとか…何故、彼女をそんなに悪く言うんだ?そんなに悪いか?」
悪いだろう、全て!!!それにこびてる喋り方だよね?あの語尾?一昔いや二昔前ぐらいの媚び方だよ!
「あいつらはいったい何をしに学園に通っているんだ?人をいじめるために来ているのか?」
いや、いじめては無いよね?なんでそうだときめつけるのかな?もういいや、疲れた……
「坊ちゃん、今日はもう遅いです。明日デートなのですよね?早く寝たほうが宜しいのでは?」
「ん?それもそうだな!ではな!」
「はいよ、おやすみー」
部屋を出るとサリアさんが待っており、私のげっそりとした顔を見て何かを勝手に察して部屋にすぐに連れて行ってくれた。
読んで頂きありがとうございます!




