表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
46/54

アーメス大改修

アーメス大改修と名売っているがちっとも改修していない、詐欺タイトルw

44


村に帰った俺達は早速アーメスの強化に乗り出した。正確には強化ではなくアーメスの兵器を地上で使っても大丈夫なように弱体化する事なのだが。


エリシエルが兵装の中から調整可能な物を選択する。


「ディスインテグレーター辺りがいいのでは。効果範囲を絞り込めば1〜2kmに抑えられると思われます」

「出来るだけ外部に被害を出したくない。ゼオフィールドによる囲い込みは可能か?」

「可能だとは思いますが、ゼオフィールドの拡大とディスインテグレーターの極小化のバランスがギリギリなので、ディスインテグレーターが発動しない、もしくはゼオフィールドで囲い込みきれない可能性が出てきます。下手に囲い込みを行うより範囲の絞り込みを行う方が危険は少ないかと思いますが…」

黒龍(ブラックエンペラー)はかなり気まぐれだ。わざと町や村の近くで戦闘を行う事が考えられる。と言うか奴の性格なら都市の近くで戦おうとするだろうな。町に被害を出さないようにこちらが戦おうとする事が分かっているからな。町の人間を人質に取られているようなものだ。だからゼオフィールドによる囲い込みは必須なのだ」


エリシエルからの返答がない。珍しく考え込んでいるようだ。


「バランス調整を行ってみますが、成功率はおそらく7〜8割になると思います。ディスインテグレーターが発動しないならまだしも、囲い込みきれない場合はその効果範囲は10kmまで拡大するかもしれません」

流石に10kmはきついな。都市がなくなってしまう。


「成功率が下がってもいいので、囲い込みを確実にするように調整した場合は?」

「その場合、成功率は3割〜5割かと…」

「それでいい。そういう風に調整してくれ」

「了解」


俺達が部屋で使用兵器のセッティングについて話していると、いきなりドアが開いてアーウラさんが飛び込んできた。


「ケーチ、たたた大変なの。大変なの」

いくらあわてんぼうのアーウラさんでも、こんなに慌てている事は珍しい。何があったか聞いてみる。


「ユリーシアちゃんが拐われたの」

「なんだって!」


もう王宮にはゼクトールから縁談を破棄した話は行っているはずだ。ユリーシアを連れ帰るにしても、無理矢理拐う事はしないはずだ。その時俺の脳裏に一人の男の顔が浮かんだ。


「ライオットだ。シスコン変態兄貴のあいつなら、ユリーシアを無理矢理攫いかねない」俺がそう言うと。

「それは言いがかりだろう」

アーウラさんの後ろから部屋に入ってきた男がいた。


「ラ、ライオット。どうしてここに?」


そこに現れたのは、ユリーシアの兄、ライオット王子その人だった。


ーーーーーー


いきなり現れたライオットと俺は、テーブルを挟んでにらみ合っていた。


「つまりユリーシアを攫ったのはお前じゃないって事だな」ライオットに向かい俺は言った。

「そうだ。だがそれが人に物を聞く態度か?第二継承権を持つ一国の王子に対しお前呼ばわり。それどころか変態兄貴とまで言う」

「それは失礼しました。変態王子様」皮肉を込めて俺が言う。

「まだ言うか、貴様〜」

「変態を変態と言って何が悪い、ベロベロバー」


横では俺達二人をどう仲裁したらいいのか分からず、ただオロオロするアーウラさんがいた。

「子供の喧嘩ですか」エリシエルはいつも通り他人事だった。


「ケーチさん、一体なんの騒ぎです」


騒ぎに気がついたミシェールさんがやってきた。


「おかーちゃん、ユリーシアちゃんが拐われたの」アーウラさんが半泣きで言う。

「何ですって。早く探しに行かないと。ケーチさんはこんなところで何をしているんですか」

そうだった。ライオットの相手などしている場合ではなかった。


「攫った相手はわかっている。私の兄だ」

ライオットは誘拐犯が誰か知っていたようだ。

「何、それを早く言え」こいつ、知っていてわざと言わなかったな。


「あなたは?」ライオットに今気づいたのかミシェールさんが尋ねる。

「申し遅れました。私はユリーシアの兄、ライオットと申します」そう言って深々とお辞儀する。


うわ、俺の時と態度が違う。


「まあ、ユリーシアちゃんのお兄さん。それで攫ったのは貴方のお兄さんって言っていたけど、どう言うことかしら」


「誠に遺憾な事ですが、私の兄アレックスは妹に対する愛情が深すぎまして、家を出た妹を連れ帰るためこんな手段に出たのだと思います」


シスコンのライオットに愛情が深すぎるって言われるとは、どんだけ妹好き好きなんだ。


「ケーチさん、ユリーシアちゃんが家を出たなんて言っていませんでしたよね。それに、ここしばらく一緒に居たはずですが、ずっと家には戻っていないのですか」


あー、まずいなあ。なんて説明すればいいのだか。


「ライオットのとこには一度寄ったんですけどねえ…」


「それじゃ親御さんが心配するはずです。貴方の責任ですよ。ケーチさん」


横でライオットがニタニタしているのが見える。ムカつく。


「ちゃんと親御さんの所に行って謝ってきなさい」


なんかめんどくさい事になってきた。どうしよう?






ディスラプター


エリシエルがトチ狂って、時々「ディスラプターを使いましょう」などと言っているが、実際ディスラプターとはどのような兵器なのだろう。

大雑把に説明すると、ディスラプターは局地的に真空崩壊を起こす装置である。真空崩壊について詳しく説明するのは面倒なのでwikiででも調べてくださいw

真空崩壊を起こした空間は光速で拡張し、ほおっておけば宇宙全体が真空崩壊してしまいます。

それじゃ流石に不味いので、限定した範囲のみ真空崩壊を起こしその後その空間を消し去るのがディスラプターです。こんな物を地上で使えばどうなるか、想像もつきません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ