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居眠りボーイ〜別視点〜





授業は退屈聞く気も起きない。 起きないから、眠ってしまえ。眠っていれば時間も過ぎてく。 退屈時間の有効活用。





トントン、肩を叩く感触がする。 寝てるの分かってやってるの? そうだとしたら邪魔するな。 そんな気持ちで顔を上げれば、ビクビクしながら「おはよう」の声。




起こすなよ。 寝起きとはいえ言い方キツかったか。 なんか泣きそうな顔してそいつは「ごめんなさい」と小さく告げた。






それから度々俺を起こす声。 嫌がらせかと腹を立ててもその子はごめんの一点張り。 あの子なんなの? 仲間にそう聞いてようやく状況把握した。 そうかそういうことなのか。 じゃあ悪いのは俺なのか。






今日はがんばって寝ないでいる。 眠気は溜まる一方だけど、いつも寝てたら隣の子に申し訳ない。 起きてる俺見て少し驚いた顔、そんな珍しいことでもないだろ。 退屈時間を起きて過ごす。授業は楽しく感じないけど。 隣の人がどんな人か、観察するのは楽しいかも。




帰る頃には眠気は限界。少し寝てから帰ろうか。慣れないことして身体も限界、寝てもいいでしょ、寝よう寝よう。








カシャッ! そんな音が聞こえた。 いつの間にか寝てたのか。 ゆっくり瞼を開いたら、誰かが教室を出て行った。 よく寝たなぁ、背伸びしながら隣を見る。 このプリント、今日までじゃん。 用紙に書かれたその名前、恐らくさっきまでここに居たんだ。 それじゃあカシャッ、って音の正体、考えたらなんだか恥ずかしくなった。






一人歩く帰り道。 隣の子に盗撮疑惑。 俺なんか撮ってどうしたかったんだろ? 悪用しそうに見えない人だけど。 悪用しないって言うんなら…… 勝手に想像して顔熱くなる。自惚れ心を振り払う。 とにかく明日聞いてみよう。






昨日、何してたの?って。






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