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妹と兄、ぷらすあるふぁ  作者: 姫崎しう
いちねんめ
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月

 昨日はねぇねが居ましたが今日はいません。そんな十五夜の夜です。


 お兄ちゃんはもう一度はお団子を作ってくれなかったので、今日は温かい緑茶を飲みながら月を眺めます。


 夜真っ暗な中光っているお月様ですが、なんであんなに光っているのでしょうか? 疑問に思ったのでお兄ちゃんに尋ねてみることにします。


「ねぇ、あーにぃ」


「どうした、妹よ」


「どうして月ってあんなに光っているの?」


 あたしが尋ねると、お兄ちゃんはほんの少しだけ考えてから、答えてくれました。


「太陽の光を反射しているからだろう」


 それは少し驚きです。どうして、見えてもいない太陽の光が月に届くのかなんて聞いてみたいところですが、今日は月のことにしようとその疑問を飲み込みます。


「あーにぃ、月って何でできてるの?」


 あんなに太陽の光を跳ね返している月です。もしかしてものすごいものでできているのかもしれません。


 そう思った矢先です。お兄ちゃんが短く「玄武岩」とだけ言いました。


「玄武岩?」


 あたしが首をかしげると、お兄ちゃんは「そう、玄武岩」と言って月を見始めてしまいました。


 その間にあたしは部屋に戻って理科の教科書を引っ張り出してみることにしました。

玄武岩っていつ出てきましたっけ?

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