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妹と兄、ぷらすあるふぁ  作者: 姫崎しう
いちねんめ
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履き違えたというよりも

 ある日のこと、家でごみの分別をしているときのことです。


 燃やせるゴミと燃やせないゴミ、資源ゴミとゴミ箱は分けているのですが、それでもたまに間違ってしまうことはあるのでゴミを出しに行く前にこうやって分別をしてから行くことにしています。


 そんな時ふと『区別』という言葉が思い浮かび、新しい学年になった時のことを思い出したので、お兄ちゃんに話してみることにします。


「ねぇ、あーにぃ」


「どうした、妹よ」


 お兄ちゃんはいつものように覇気のない声で話しますが、あたしは気にせずに、作業をしているのでお兄ちゃんに背を向けたまま話します。


「学校で『差別はいけない』ってことで名前順で男子と女子と分けることをしなくなったんだけど、そのせいで学年の初めに名前順で座るとどうしても女子の中に男子が独りだけとか男子の中に女子が独りだけみたいな状況になるの。それってどうなのかな?」


 言い終わった後でお兄ちゃんが後ろで「うーん……」と唸っている声がします。


「靴を間違えたというよりは、その靴を履くことを強要されたって感じだな」


 しばらくしてお兄ちゃんがそんなことを言いましたが、どういう意味か聞いても「大人は大変だ」としか返ってきませんでした。

時系列<ね(ry


大人は大変だ。

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