窓の外の別世界
夏休みも終盤です。ここ最近はずっと晴れてばかりで気温が高く洗濯物が乾くのはいいことなのですがお買い物や友達と遊ぶために外に出ると帰ってくるころには汗だくで結局洗濯物が増えてしまいます。
そんな八月も終わりに近づいた昼下がり、午前中のうちにお買い物や洗濯を終わらせ、すぐに乾いてしまった洗濯物を取り込んでから少し経った頃、外からザーッという音が聞こえてきました。
なんだろうと思って外を見てみると久しぶりの雨。よくよく音を聞いてみればザーッという低い音だけでなく、ピチャンピチャンと言う高い音も聞こえてきます。
あたしは少しうれしくなって窓を開けベランダの雨の当たらない所に出てみました。
初めはむわりと蒸し暑いような感じでしたが次第にその嫌な感じはなくなって、風が吹いているわけではない雨の日特有の涼しさがあたしを包みます。
「あーにぃ、あーにぃ」
思わずあたしはお兄ちゃんの部屋へ走っていきました。
部屋の中のお兄ちゃんはいつものように机に向かっていてあたしが部屋に入るとこちらを向きます。
「どうした妹よ」
「久しぶりの雨だよ」
お兄ちゃんの言葉を聞いているのも少し間怠くて被せるようにあたしは言いましたが、お兄ちゃんはいつもの調子で「そうみたいだな」と何の感動もありません。
「嬉しくないの?」
とあたしが尋ねるとお兄ちゃんがすぐに答えてくれました。
「気温が下がるのはいいし、たまに雨は降る必要はあるだろうけど、結局雨だしな。これがまた何日も続くと妹も嫌だろう?」
言われてみればそうかもしれません。
「つまり、久しぶりに降ったからあたしは嬉しいのかな?」
「これからどうするつもりだったんだ?」
あたしが呟くと何故かお兄ちゃんがそんなことを尋ねてきます。
あたしは少し考えてから口を開きました。
「せっかくだから窓を開けてその近くて本を読んで、買い置きはあるから五時過ぎたくらいから夕ご飯の準備を始めて……」
「つまり、そういうことだな」
あたしの話に被せてお兄ちゃんがそういいましたが何のことかあたしにはわかりませんでした。
なんか初期はこんな風な感じで書いていた気がします。




