↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LOVERSコード  作者: 蒼貴みかげ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
11/58

code02:vision03 エレベーター

――同4月19日 午前10時――



 地下駐車場から本部に入る。

 高桐班班長=倉橋が待機していた。


「警視」

「なんて?」

「あと10分で到着と連絡ありました」

「わかった。来たら案内、頼む」

「はい」


 短く交わして、エレベーターに向かう。

 到着した箱に、高桐に続いて乗り込んだ。


 『3』を押した高桐が、壁にもたれる。

 天井を仰ぐように、つぶやいた。

 

「なんか疲れたな……」


 三朝は言葉を返せなかった。

 高桐が体を起こす。


「ショックだったか」


 三朝は、高桐を一瞬だけ見た。

 現場で見た被害者の顔がよみがえる。


「目の当たりにすると……ちがいますね」

「わかるよ。迫るものがあるな」

「高桐さんでも?」


 意外に思って、訊いてしまった。

 高桐が薄く笑う。


「人を感情がないみたいに」


 慌てて否定した。


「あ、じゃなくて……

どうしても慣れないなって、自分が」


 薄い違和感の事は言わなかった。


 音が鳴って、エレベーターが停止した。

 高桐が外へ踏み出した。

 

「慣れるもんじゃない、現場で遺体を見るっていうのは。

顔には出なくなるけどな」


 言いながら奥へ進んでいく。

 少しだけその背中を見送って――。

 あ、と気づいて後を追った。


 聴取室の前に着く。

 ファイルを抱えた制服警官が立っていた。

 こちらを見つけて警礼する。


 高桐は警官を見下ろした。


「10分で到着だ。たぶん長引くと思う。

立樹と倉橋で当たらせるから、録音も頼むな」

『LOVERSコード』および関連作品に掲載されている文章・画像・動画・ロゴ・キャラクター・設定等の権利は、作者・蒼貴みかげに帰属します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。