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閑話2-4

この辺で入れないとお蔵入りしそうだったんで話進まないけどごめんなさい

大きな窓から光が入るが照明は無く、やや薄暗さのある部屋。

中央には大きな大理石で出来た円卓、それを囲むように椅子は7つ、今は4つが空席。

窓の外からは魔獣同士を戦わせる闘技場が見える、


「やってくれたわね、レティ」

「なんの事でしょうか■■様」

「役職で呼ばれるの嫌いだって言ったわよね!」


フルー・レティの顔目掛けまだ中身の入ったグラスが投げつけられる、投げた女は椅子に深めに座りレティを睨みつける。投げたグラスと中身はレティに届くことなく空中で消えた。


「おいおい、レティは俺の配下であってお前の配下じゃない、それに俺の器はほぼ完成したからな。こいつは自分の仕事はちゃんとやったんだぜ」


消えた筈のグラスをバリバリと噛み砕きながら男はレティの腰を抱き寄せ、口の中の物を飲み込んだ。レティは少し顔を赤らめながら抱き寄せた男を見つめた。


「でも、私の器が無くなったわ!」

「おいおい、俺はお前に言ったよな」

「何を」

「テメェの駒も少しは動かせって」

「そんなの知らないわよ、あんたたちは私の為に動けばいい。わざわざ私の可愛いペットたちが出向く必要なんてなかったでしょ。」


一人何も言わず座していた男はゆっくりと腕を振り上げ、円卓へ叩き付けた。瞬間粉々にテーブルは砕け散った。


「ごちゃごちゃ煩い、他に丸投げしたお前が喚くな。俺も今しがた自分の器の反応が見れなくなった、おかげで今は機嫌が悪い。全く苛立たしい。」

「もう!わかったわよ、また召喚すればいいんでしょ。疲れるし面倒臭いのよ、あれ」

「しかし、自分の魔力で起動せねば自分の器は呼べないだろ」

「腹立たしい事に、陣の魔力が足りぬのでな。再召喚にはしばらく時間がかかる」

「ナナレシオンだったか、あの国の召喚陣まだ使ってなかったな、攻めるか?」

「もう使われてるわ、イレギュラーを呼んでくれたおかげでこうなってんのよ!おかげでしばらく使い捨ての器を用意しなきゃいけないのよ!面倒臭い!!

使い勝手の良くて長持ちする器が早々見つからないなんて判ってるでしょ、レティあんたが用意しなさい、私の替えの器を!」


「ん?転移魔法か」

「こいつは・・・使える奴が居たってことかね。ちっとは怒りを抑えねぇとな。此処に転移してくるなんていい度胸してやがる、褒美に殺すか」

「ちょっと、私の服が汚れるから殺すなら他でやってよ」


部屋の隅には大柄な男と桃色の髪をした女が一人


「ほぉ、戻ったか」

「・・・様」

「負け犬が俺の前に顔をよく出せたな」

「俺は勝ちたい、負けた俺に価値はない、勝つ俺にしか価値がない」

「ならば怒れ、憤怒の如き怒りで自分の殻を割れ」

「・・・・・・怒り・・・」


ここに2つ目の器が完成した。男は純粋な怒りで支配された獣へと変貌を遂げていた、人らしく接して来た奴は自分を見下していた事に気が付きそれを怒りに変える事の出来る、すべてを理不尽に感じ感情を暴力へ替えるモノになっていた


「そこの負け犬、名は」

「ナァマと申します」

「よく、こいつを連れてきた。褒美にその首を落としてやろうかと思ったが、そやつに快楽を教えてやれ、俺の器になる男だ。褒美はそいつの子を産ませてやる」

「承知しました。身に余る光栄です」


己を性と食で満たし邪魔するモノへ、ただ怒りをぶつけるモノが誕生する瞬間はすぐにやってきた。人々から【怒りの使徒】と呼ばれ恐怖される怪物が誕生した瞬間だった。



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