第83話
宿内の食堂。普通だったら冒険者だとか行商人だとかでワイワイにぎわっているんだろうけど今はとても静か。
で俺の目の前にはさっきの女性パーティ。風呂上りで防具類も装備していない状態で俺の前にいる。
「で、あの弓使いとはどれ位組んでたんだ」
「2か月位だよ」
「で、ギルドから指名手配されてるお尋ね者が居るっていうんで人相書きとかを持って来てくれて」
「俺を狙ったわけだ、たぶんその指名手配書レアリアのだと思うぞ」
手配書自体は持ち去られてしまったので確認のしようもないけど、レアリアで指名手配なら俺も納得いく。
レティとかいったあの女に逃げられたのはなかなか痛い。まだまだ聞けることはあるのでこのまま事情聴取をする。
「レアリアのって・・・・・私達騙されていたのね」
完全にお通夜だ、騙されてたとは言ってもギルドからも対魔国レアリア系の依頼やクエストが多くなっている中で、指名依頼の真っただ中の冒険者を襲ったのだ、最悪冒険者資格の剥奪の上、罰金刑。更に俺への慰謝料の支払い命令とか出たら完全に詰み
身売りする位しか金は稼げない。
しかしだ、そんなことをしたら俺自身も何かしらのダメージを受ける事になる、きっと外崎案件で精神的にヤられる。タリアさん案件だとしても物理で死ぬ、ギルド関連だからタリアさんの可能性が高い。
俺はいつの間にこんな女性をの関係性で悩むようになったんだろうか。それもこれもきっとあの外崎悠を助けた時決まってしまったんだろう。
ヤンデレがメインヒロインとかまてやこら!
最悪マイリさんの店を紹介して働いて貰えばいいかもしれない。
夕方には闘争君の食事を運ばねばならないし、まだ情報を持っているかもしれないので何とか聞き出したいところだ。
とりあえず、色々魔術を使ったおかげで精神的に疲れているので寝る為に2階にある俺の部屋へ移動した。
夕方、適当に作った野菜炒め的な物とスープ、パンを持って闘争君の居る牢に入ればそこには誰もいなかった。魔術向けな防御はしていなかったから誰かが転移してきて連れ出せば可能だろう。その誰かってのは考えればいくらでも出て来るけどリッドって呼ばれてたあの弓使いがここに来て連れ出したのが一番しっくりくる。なんでこうも面倒事が続くのか、今はランサイワとの戦争回避を考えよう。
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