↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
89/119

第82話

穴に落とした冒険者達、で俺は何をするかというと。


【フィル】


これは水を溜めるだけの魔術、ちょっと魔術の使える人なら誰でも使える。穴の中に水が湧きだして瞬く間に女性冒険者たちの腰位までの水位になった。

ただ、この水に関してはただの水ではない。

エレメンタルウェアでミルクを纏い水に聖属性を付与してある、そう所謂


『聖水』


聖水の効果で、姿形を魔術的に変化させていればそれが解除されるし、魔国の出身者には聖属性にアレルギーのようなモノを持っている連中が多く聖水を浴びると皮膚が荒れていくと聞いている。それに変身や幻覚といった魔術も解除できる。


「俺が指名手配ね、どこの誰が俺を指名手配なんてしたんだろうね」

「ちょっ!この水何」

「・・・・・・ぃ・・た」

「このまま私達溺死させられる?」

「やっぱり、こいつ」

「あぁ、先に言っておくけど。この水はお前らそこから引き上げるのに必要だから入れてるだけ、そのまま土を入れたらお前ら生き埋めだからな」

「い、生き埋め?!」


どうにも弓使いの女の様子がおかしい、こいつが仕掛けたのかね。

着々と水嵩はまして胸の辺りまで来ている、魔術師の子は装備のローブで急に胸の辺りを隠した。なるほどそう考えるか、だがな俺には外崎という首輪が嵌っているからどうにも出来ないんだけどね。


「さて、でどこの誰が俺を指名手配した?ナナレシオンでは俺の指名手配なんてかかって無い、テスタロトでもな、ランサイワか?レアリアか?」

「え?でも確かに手配書を」

「でもそこの弓使いってレアリアの奴だろ」

「そんなわけ・・・ねえリッドあんた」


肌の色が日焼けをしたように黒くなり綺麗な金髪は二次元キャラの様にピンクに変わっていった。本人は気付いていない、何故かってこんなに大量の聖水が用意できるわけがないと思っているから。特に何も考えずに落としたけど、物騒な事を言われたらそりゃね。

他の3人は特に変化はない。


「でその子がギルドで見た手配書のやつだみたいに言ったのかな?」

「あんた、本当に」

「な、何?どういうことよ」

「あの男が幻覚系の魔術を使った痕跡はないし、それなら私の装備でレジスト出来るんだよ。」

「な~んだ、バレたのか。全くどんだけの量の聖水を使ってるんだか」


そう、この世界で聖水はかなりの高額商品、教会で3か月近く光(聖)属性による浄化をかけてけて完成するもので、時間もコストもかかり過ぎるのだ。

でも、ミルクとディーネのおかげで一瞬で作れる


「まぁいいや、失敗は失敗だからね。私の肌ボロボロにしてくれたお返しはちゃんとするから!」


転移魔術を使われたらしく、冒険者の子達が何かをする前に消えた。逃がした以上ここでグダグダ考えてもしょうがない、意気消沈している子達を回収しようかと水嵩を一気に増す。


「ちょっ」

「あっぷ」

「泳げってこと?」


完全に穴を聖水で満たす頃には3人とも水から上がって俺に凄い勢いで文句を言ってきたけど、さすがに濡れたままいるのはどうかと思ったのか宿へ向かってしまった。



お読み頂き有難うございます。

宜しければ、ブックマーク・評価お願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。