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第7話

初日はあれからゴブリンやコボルトをそれぞれ20体位埋葬したところで森の外から狼煙が上がった。騎士団が本日の訓練終了を伝えるものだ、一応俺もベースになっている森の入口へ帰ることにした。


いくつかの班は疲れた体を引き摺りつつ野営の準備をしている。

何人かは騎士団長達のいるテントへ討伐報告をしに行っているようだ、俺もした方がいいのか正直迷うが一応テントに向かう。


「おぉ、司殿!」


何やらテントの中は空気が重い、誰か死んだか?それとも何か事案でも発生したか??


「実は、森の浅い部分にも関わらず魔獣や魔人との遭遇率が高すぎるという話をしていまして、明日は班編成を変えて調査をした方がいいのではと」


オークが住み付き縄張りが変わったことで騎士団が警戒心を強めたようだ、オークの話をした方がいいのだろうか、オーク自体は然程強いわけではないコボルトと大差がない、しかし恐るべきはその繁殖力だ。他の種族との交配が可能で生まれてくるのは全てオークとなる、他種族に種付けをした場合1週間ほどで生まれる。普通じゃない速度で出産させられる為、母体になったものは出産と共に息絶えるとのことだ。

今回の遠征に女性騎士はいない、いたら当然忠告をするが・・・。


『一応、オークの事は報告しといたほうがいいんじゃない?』


周辺の村へ警戒の強化などをさせる事も出来るし、森に入るのを止めることもできるということで精霊達みんなの意見を聞くことにした。しかし、団長たちには森の木々から話を聞いたなんて言えるわけがない、それこそ頭のオカシイ奴に思われる。


『なら、オークをみたことにすればいい』


それが一番疑われないだろう。

団長達に森の奥地にオークが住み付いたようで、他の魔獣たちは苗床にされるのを嫌って森の浅い部分に縄張りを移していることを伝えた、邪気の濃い森の奥でオークが群れを作るようであれば上位種が生まれていてもおかしくないことを近隣の村などへ知らせるべきだという事も伝えた。


「なんと!!然程強い魔獣ではないがこの森の魔獣や魔人を苗床にされてしまって不味い!」

「すぐに近隣へ警戒の強化を」

「今回の遠征を中断する。

各班は近隣の村4か所へ応援として回し、我ら団長クラスだけでオークを討伐をすればよかろう」


団長たちは早速、各班へ指示を飛ばし状況の整理と情報収集、警戒態勢の強化などを立案していく、騎士団長は伊達じゃない!というところか俺は蚊帳の外になったようで、さっさとテントを出ることにした。


「なぁリア、ここでテント張るとさみんなと喋りにくいから離れたところに張ろうと思うんだけど」


騎士達と友好的に如何こうする様な状況ではなくなったのはさっきの団長たちの話を聞いて理解した。城の外でしか使えない魔法とかも色々使いたいので、離れた場所にしようと思ったのだがミーデ先生は反対のようだ。人が多ければその分警戒され襲われにくくなること、俺が眠っている間は実態がない精霊では俺を守ることができないというのだ、それでも今俺の状況を見れば頭おかしい奴認定だと言い集合場所から離れていくことには成功したそこで、俺は前から考えていたことを実行に移すためミーデ先生を口説くことにした。


「ミーデ、ゴーレムってどうやって作るの」

『何よ、急に』


そのまま、ミーデを纏いゴーレムを作り出す。手の平サイズでまず作ってから自分の腰の高さ位のサイズで作ってみる。見た目は今のところただの土の塊だがそのうち、ちゃんとしたのを考えて作ってみよう。

一応、美術の成績も4はキープしてきたんだそこまで不細工にはならないだろう。

ただマギアナで作っただけでは長い時間動かすことができない、それに簡単な動作しかできない。それを改善するにはどうすればいいかはカチュアさんやブリジットさんから教えられていた。

準備の為の買い物の中でいくつか魔鉱石を買っていたのだ。純度が低くてみんなが入りたがらなかったのもあって複数個の魔鉱石をミーデと一緒に純度を上げたものをいくつか用意したのだ。


「こいつを使おうと思ってね」


これなら入ってもいいかなとサラとディーネが言っていたので、その魔鉱石を核にしてゴーレムを作成することにした、でその魔鉱石にサラに乗り込んでもらうとサラの思う取りにゴーレムが動いたので実験は大成功!!

俺の体が憑代になっているのは変わらないが、俺とこのゴーレムはマギアナという糸で繋がっているので

精霊達が乗り込んで動かすことが可能で、それによって核に俺の持つマギアナが常に流れ込んでいる状態でマギアナ切れは無い、寝てようが何してようが関係ないのだ、そして俺のランクの経験値もマギアナ使用で上がっていくという便利仕様!!


『これ、おもしろーい!!ミーデ姉も乗ってみて!!』


ゴーレムを自分の思い通りに動かして遊ぶのが面白いのかさっきから踊るように


「全員分はまだないけどもっと純度が高くて、見た目のいいゴーレムを作れればみんなが疑似的に体を持つことが出来るじゃないかと思ってね」

『面白い事考えたね、まさか魔鉱石の純度を出来るだけ上げたいって言われてこんな使い方をするとは思わなかったよ、これエレウムの鉱山でゴーレム作ったらとんでもないことになるわよ』


純度の高いエレウムで作ったら、ミーデなんかは力を完全な形で使うことが出来ると言われたので、余裕があればエレウム鉱山に行ってみようと心に誓った。


で魔鉱石の不純物として混じっていた鉄や銅といった金属はその場でサラとミーデの力で合金になり、それからゴーレムを作った。出来上がったゴーレムは合金の量もあり2体、これで交代で俺の事を守ることが出来るようになったねと言ったら、ミーデ先生オコだった。一応メタルゴーレム1号2号と呼ぶことになった。魔鉱石は頭部や胸部ではなく臍下あたりに配置されちょっと台座っぽいの付けられていた。

あえていうが、俺がそこに配置したわけではない。そしてバイクの様な乗り物は無いとだけ言っておく。

後でリアも森の中から枯れ木を大量に持ってきて合板化してこれでゴーレム作っると言ってきて、ウッドゴーレムが追加された。リアさんなんか右手に直接装備できるようにっていくつか武器を作ってますが

何故すべて腕ごと交換なんだ、何故右手に拘る!!

このままテントを張って今日は何も考えずに寝よう!オークとか被けるのは明日起きたらにしよう。



今回から出てくるゴーレムさん達今後大変重要なポジションを任せることになります。


お読み頂き、有難うございます。

不定期更新、誤字脱字ご容赦ください。


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