第67話
調査依頼と言われたけど、実際討伐依頼だよ。
絶対に魔人絡みの案件で、【闘争】の字って誰が呼んだんだって話だよ。
外崎に掛かっていた術式を解析していて、作為以上に何か指向性みたいなのは感じてたんだけど感情的な思考を誘導していくみたいな
【悪食】→暴食
【闘争】→???
みたいに上に魔王みたいなのがいる可能性も考えないといけない。
外崎にどんなものが当てられたのか判らないけど、今は考えていてもしょうがない。
「タリアさん、今ギルドで持ってるランサイワ関連の情報全部下さい」
「わかりました、全面的にバックアップします。ですが同行できそうな冒険者パーティーがですね・・・・」
「言わなくても大丈夫です。一人の方が気が楽ですし、身軽なんで。それに簡単に居なくなる訳にもいかないんですよ。やり残した事いっぱいあるんで」
「すいません、私はお願いしか出来ない、ただのギルド職員ですけど出来る限りのことはしますので」
ちょっと熱の入った感じに顔を近づけてくるんだけどそれ以上に胸がマジで凶器です、DTを殺すには十分すぎる武器ですよ!となんとなく体だけ後ろに反らすように下がるとなんかいけない体制に・・・・
「タリアさん~、今日も稽古・・・・・・・・何やってるの?道場で・・・・・」
「「えっ?」」
「いえ、これは!」
「外崎違うんだ」
「何してたの?」
あれ?なんでこんな修羅場っぽいリア中イベントが・・・・・、外崎さんマジ視線が冷たくて痛いです。
顔を正面に向けたら顔じゃなくて、丘が!双子の山が!!
「で、二人はいつまでそうしてるの」
言い訳をするのに一杯一杯でテンパってたから対応が遅れたんだ、と更なる言い訳を重ねようかと思ったんだけど、外崎はタリアさんを引き摺って更衣室に連れて行った。
なんというか、モンスター相手にしている時以上に怖かった。威圧感というかなんというか・・・・上手く言語化できない、語彙が少ないのを悔やむ。
15分位で、二人して笑顔で出てきたキチンと誤解は解消できたようだ。
元々仲良くやっていたんだろう事が判る雰囲気なので、誤解さえなければ仲の良い友達というところだろう。タリアさんは俺と同じ属性のボッチで外崎は俺とは別のベクトルのボッチだ、分かり合える部分があったのだろう。
「ツカサさん、この後はどうしますか?」
「私は稽古するけど」
「外崎に相談があって来たんだ、先に話いいか?」
ナナレシオンの姫様に紹介をしたい事、このギルドでの研修を終えたらナナレシオンにある、俺の家と言われている所に住んで欲しいという事等伝えてみたら、以外にもあっさり承諾してくれた。
「一応、中野君の身元を保証してくれている国の王族なんでしょ、その人の保護下にいるなら安心でしょ、それに結構大きなお屋敷だって聞いてるからいいよ」
「家の事誰に聞いたの?」
「タリアちゃん」
どうやら、姫様俺の逃げ道を塞ぎにかかっているようですね。だがしかし俺には外崎というジョーカーがあるんだ
「私を紹介するのはいいけど、婚約者だってきちんと言っておいてね。向こうに戻れたら、嘘じゃなくて、きちんと事実にしてもらうからね」
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Why??????
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「冗談とかこっちにいる間だけとか無しだからね」
あれ~~~~~~色々ブっ飛んでる気がするんだけど大丈夫かこの流れ
「私は向こうにいた時から好きだったし、こっちで私の事必死に助けようとしてくれたのを見てもう、君以外に気持ちが行くことは無いなって思ってるから」
えっ何それ、ちょっと重い、コミュ障系のボッチにそんな思いことを言われても、ていうか何コレ?告白ですか、リア充ですか????
「あっ、えーっと、あの~」
「約束だよ、じゃないと」
あっ、ダメな目をしてる。首を縦に振らないと俺危ない!
「はい」
「こっちの世界だと中野君、いや、司君位の地位の人は一夫多妻でもOKみたいだからタリアさんともこっちでは結婚して貰うからね」
タリアさんを見ると、何かに脅える様に首を縦に振っている。この人技術はあるけど、メンタル豆腐だから、さっき更衣室でそういう風に話が決まったんだろう。
「一応、タリアさんとのことはナナレシオン王に話をして、姫様を正妻にしない様にしないと・・・・・俺的には外崎が・・・」
「本当に!!!!ならそのお姫様は・・・」
ダメだメルヴィ姫逃げてーーーーーーーーー、紹介しちゃダメな気がする。
「姫様との縁談は破談させたいからさ、そこはね。穏便にね」
調査依頼とかより、ちょっとヤンでいる外崎が心配というか、自分の身が心配になる。
なんにせよ、暫くはボッチ旅に専念しよう。
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