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第66話

おじさんが引いた理由が俺に気付かなくて急にカウンターのとんでもない量の討伐部位が置かれていたからだそうだ。

やっぱり、影薄いのか俺・・・・。

全部出したわけじゃないんだけど、査定に時間がかかるらしく終わったら宿まで連絡すると言われたけど、宿とってない事を伝えて夕方タリアさんの道場に寄る予定であることを伝えてその時にタリアさんから受け取れればいいと伝えてその離れた。


外崎を探して資料室に向かったけどいない。

どうやら、普通の冒険者の初心者講習に出ているらしく別棟にある初心者訓練施設にいるらしい。これを聞くのにどれだけの職員に話しかけたことか・・・。

やっぱり気付いて貰えないんだよ


研修受付にいるタリアさんに会いに行こう。

カウンターに行くと何やら書類を片付けている様子、相変わらずデカい、何がデカいってまぁあれですよ。机の上に載せているのか姿勢悪いね


「タリアさん」


返事がない、まさか!いつも周りが気が付かなくてもちゃんと気づいてくれるタリアさんが呼んでも反応してくれないなんて!!凹む、マジで凹む

そんな俺の気持ちはさておいて、もう一度声をかけようかと思ったら頭がかすかに上下している?ん?まさか・・・・。


「あの~、受付をお願いしたいんですが」

「・・・えっ、あ、はっはい、あれ・・・・・・・・・・ツカ・・サ・さん?」

「どうも、こんにちわ」


どうやら、書類書いてる間に寝堕ちていたみたいだ、居眠りしていたのなら最初に声をかけた時に気付いて貰えなくてもしょうがない、少し心の平静が戻ってきた。


「すいません、気付かなくて。ちょっと待ってください、ハルカさんの事ですよね。」


俺が何を言うでもなくカウンターを離れ、他の職員に何か頼んでこちらに戻ってきた。

テスタロトの件など前回の会話であれって思ったことも多かったのでちゃんと話をしたかったのだが、外崎の話が中心になりそうだ。


「特定個人の話はさすがにここではですから、道場に行きましょう。ハルカさんも薬学研修が終わったら道場に来ますし。」


薬学研修とは何ぞや?一応俺も騎士団について森に行く前に簡単な野草の見分け方とか、薬草から即席の傷薬や解毒剤の作り方は習ったからその手の類なのだろうか

特に会話なく終始ニコニコしたタリアさんを横目に歩いていればすぐに道場に着いた。


道場内に入って思ったのは1か月も経って無いのになんだか妙に懐かしい。

ここ数日の外崎の様子や訓練内容、座学の内容等なんか色々説明された、一応、ナナレシオンでそれなりの身分(貴族階級で言えば上から2番目とか言われた気がする)ということもあり後見人というか、なんというかなポジションにいるので、ちょっと面倒な気はするけど聞かなきゃいけない。


「・・・という感じです。彼女自身が元々、なにかしらの武術をやっていたのもあって私が護身術を手ほどきする必要はなかったです。ただ、これから冒険者としてやっていくとかなら、何かを殺すことになれないといけないと思います。」

「俺達の居た世界で生き物を殺すなんてそうそう無い事だから仕方ないよ。」

「そうですか、一度教導パーティーに連れて行ってもらって慣れて貰うしかないですよね」


後は外崎とタリアさんの話し合いで適時、課題をクリアしていくことになりそうだ。


「別件で、お話があったんです」

「なんですか?」

「ここからは、冒険者ギルドの担当としての特殊ランク冒険者のツカサさんへの指名依頼の話です。これはテスタロト支部統括、ナナレシオン支部統括ギルドマスター両名からの依頼になります。」

「指名依頼ですか?」

「最初に登録した際に、ツカサさんのアビリティプレートが特別性でなおかつ魔術騎士団の顧問という立場でしたので、特殊ランクという位置づけで統括ギルドマスターか各国家元首つまり現役の王様のみ指名依頼を出せるって説明があったと思うのですが」


なんかあった気がするが、聞いていなかった・・・・・。


「聞いた気がするけど、良く解って無かったかも。」

「一から説明すると、長いので割愛しますけど、依頼内容は口頭のみでお伝えします。

昨年より数度異世界からツカサさん同様、召喚された人たちが居ます。ただ、そのほとんどが魔人に攻め込まれ支配された後なんです。それこそ、テスタロトの様に」


嫌な予感しかしない、というか調査以来とか討伐依頼系だよねこれ


「今回、ナナレシオン南部に仕掛けてこようとしているランサイワで“闘争”という字で呼ばれている戦士が居まして彼がどうやら異世界から召喚された人なのでは?という話が出てきまして、その調査とランサイワとの戦争回避の為の調査をお願いしたくてですね」

「断れない案件ですよね、これ・・・」

「はい」

「きっとテスタロトであった、“悪食”とかも関係してるんだと思いますよ」

「やっぱりそうですよね」

「いくつか野暮用を済ませたら、その依頼に手を付けますよ」

「ありがとうございます。」


指名依頼とかないわ~。


お読み頂き有難うございます。

第1章終了です。


もし、気に入った、続きハヨとか思っていただけましたら

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