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第42話

予約投稿ミスってました。

精霊のみんなが戻ってきたのを確認して、この街を出る。

で問題なのが≪豚姫≫名前を付けるとなんか済崩し的に面倒見ないといけない気がして嫌なんだけど、見た目女の子なだけにちょっとした罪悪感がある。

う~ん『ピグ○・ト』いやダメだ、これは絶対ダメ。何がってオリエンタルなところから抗議が来るだろう。

学名からなら問題ない『スース』でいこう。


「あ~、えっと」

「もしかして、種付けしてくれる気になったの!さぁ私はいつでも・・・」

「話を聞け、まずそれが出来ないならこの場で・・」

「種付け?」

「少し黙れよマジで。とりあえず俺以外に興味はないんだよな」


不本意だけど、肯定されたら面倒を見るしかなさそうだ。


「当り前よ!じゃなきゃ人間の言葉を喋るのも嫌よ」


そうそう、元々豚って頭が凄くいい生き物だって聞いたことがある。芸を教えればちゃんと芸も披露できるらしい。それはさておき、


「まず、いつまでも≪豚姫≫じゃ俺が呼び難いから、今後は≪スース≫って呼ぶから」

「スース、私の名前?・・・・・・・私だけの名前」

「で、これから王都の奪還というか解放というかで忙しいからこの街の復興を手伝って待っててほしいんだけど」

「プレゼント・・・・名前を・・・・・もうそれって・・!!!!」


リアが乗ったウッドゴーレムが木剣でテンションの振り切ったスースの頭を叩いた。ゴツッって鈍い音がしたけど、さすがにオークの上位個体何事も無さそうにしている。


「とにかく、おとなしくこの街の復興を手伝って、街の人から怖がられたりしないようにならないとダメだ」

「・・・・それは私を嫁にす・・」


再びリアの木剣が後頭部目掛けて唸りをあげた、さっきよりも勢いよく振られた為、さすがのスースも後頭部を抑え痛みに耐えていた。


「俺が戻ってくるまでに街のみんなに気に入って貰えてたら今後の事もちゃんと考えるから、いいか」

「ふぁい、、このゴーレムなんで命令もされてないのになんでぇ、痛いよぉ」


まだ、精霊の事とか喋る程の信用はしていないので、今は疑問に思ったままでいて貰おう。サテラにスースを復興の為に働かせてほしいと頼んで、了解を得たらそのまま街を出た。

結局領主のおっさんとは一切話をしなかったな。

スースは最悪ナナレシオンにある屋敷で働いて貰ってればいいし、俺の帰る場所はあそこじゃないんだから。



普通に歩いて6日かかると言われたんだけど3日で城壁が見える所まで来ました。

道中魔物に遭遇することもなく身体強化がランクアップしたみたいで前ほど疲れない。後1日もあれば王都に着くだろう、ナナレシオンを出て気が付けば結構な時間がたっている、テスタロトの王族が無事ならいいんだけどね。


街道をただただ歩く、今は精霊達も自分の手の中で一人で歩いている。此処3日はずっとこんな感じで寝る時にリアが寝床にするツリーハウスを作る為に出てくる位だ。


こんなに長く一人でいるのはどれ位だろうか、なんだかんだでこの世界に来てから王宮内では何故かきちんと見つけて貰えてて、カチュアさんとリーズさんはすぐに見付けてくれたし、その後はマイリさん達とタリアさん。

なんだかんだで、精霊のみんなが話しかけてくれたから孤独感は感じなかったけど、今は本当にボッチ旅をしている気になる。

リアが作るツリーハウスもやり方を覚えればきっとリアが作ってくれることも無くなるだろう。

そんな、愚にも付かない事を考えながら王都に到着した。

城壁に囲まれていて門には結構な数の見張りがいる、簡単に入れるとは思はない、どうしたもんかな。




お読み頂き有難うございます。

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