第37話
結局、穴から美人になったオークを引き上げ穴の中に魔物の死体を次から次へと放り込んでみた。マギアナも残り少なくなっていたけどサラに頼んでいつも通り穴の中身は燃やして貰う事にした、一応武器とか防具とかは外してくれていたし、ギルドへの討伐証明部位の剥ぎ取りも穴に落とす前に順次みんなでやっている。そんな様子を何人かの住人が家から出て遠巻きに見ている。
肉の燃える匂いって、焼くのとは違って嫌な匂いしかしない。上空へ匂いを逃がすために風の魔術を使う。
「ねぇ~ご主人様!」
「誰がご主人様だよ」
「あ・な・た」
美人オークもといオークプリンセスは特殊個体に分類される。オークの♀が物凄く希少種で10000匹に1匹生まれればいい方だと言われる。
で人に紛れて生活して子供を作る、もちろん産まれてくる子供はオーク。オークだけでコミュニティーを作っていればオーククィーンに成長することもある。
「どうすっかなぁ」
「ねぇねぇナ・ニをどうするの?」
「お前の扱いだよ、この状況でナナレシオンに戻るのは時間的にキツイな」
「私のあつかぃ~?もうオモチャにされちゃうの?」
何だこのビッチ属性の元豚、マジでウゼー。殺しとけばよかったと後悔しかない。だって引き上げて30分もしてないのに、このウザさに耐えられなくなってきている。
「ちょっと黙ってろ、頭の中は飯とヤる事しかねぇのか」
「・・・・いい・・すごくいい!!もっとナジって!」
だめだこいつ、真正の変態だった。名前とか付けようかと思ったけど今は豚姫でいいかと思えてきた。
「リール、こいつを少し黙らせたいんだ、お願いできる?」
日時計の周りにいくつか噴水だったと思われるの物があった。リールは豚姫の頭をつかんで噴水に放り込むとそのまま凍らせた、氷漬けにしたわけじゃないようでちゃんと生きてる。
家から出てきた人からこの街の領主がどうしているか聞いてみたが、居場所がわからないとのことだった。
俺が豚姫と漫才染みたやり取りをしていた間に領館へ何人かが行ってみたが中にいたのは数人のメイドと子供だけだったそうだ。
街の人から情報を集めていると同い年くらいの女の子達に囲まれた。
「あの、私はサテラと言います。この街の領主であるキリト・ガデニアに代わり住民を代表してお礼を申し上げます。」
「領主の娘さんか、どうも」
「お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」
「あぁ、俺は司って言います。ナナレシオンから来ました。」
一応、身分証明の為にアビリティプレートを見せる、こちらの目的やこの街を解放に来た理由なんかを伝えていると日が傾き始めたことに気が付いた。
「本来であれば、私の家にお招きすべきなのでしょうが、魔人が住み付いていた為かなり荒れていまして、お招きできる状況では」
「そんなの気にしなくていい。今は食事と汗を流したいんだけどどっか」
「だったら、家に来てよ。宿やってるから、他の家より食料も抱えてるし、風呂もある」
「ニナ、あなた」
「サテラもお疲れの救世主様をいつまで立ったままにしておくのさ」
ニナという宿屋の女の子に言われて初めて気が付いたサテラは顔を真っ赤にして恥ずかしそうに下を向いてしまった。
「んじゃ、お願いしていいかな。魔物の死体の処理は明日も続けるけど、ここでやっていいのかな?」
「大丈夫だと思います。」
周りを見ると血で汚れるのも構わず、数人掛かりで死体を穴に放り込んでいた。問題なさそうだ。
事後処理の相談なんかはこの後宿の食堂ですることに決まった。
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総合ランク2
STR 160(H)
VIT 172(H)
DEF 169(H)
SPE 132(I)
INT 202(G)
MAG 221(G)
MDF 192(G)
技能ランク
身体強化:6 剣技:5UP 抜刀術:2 体捌き:6 格闘術:3
魔術:9 魔法:3 精霊魔法:6 魔力操作:6UP 詠唱短縮:3UP
錬金術:2 魔力強化:2UP ゴーレム生成:5UP
解析:7 言語理解:10 気配遮断:10 穏形:10
スルー:8 気配察知:2 遠見:2
特殊ランク
エレメンタルウェア:4
精霊使役:4
術式融合:2UP
術式解析:2UP
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