閑話2
気が付けばPV数が5000超えてました、正直こんなに行くと思ってませんでした。
一度でも読んで頂けた方々本当にありがとうございます。
ブックマーク頂けた皆様には多大な感謝を!
ここは何処だろう?なんかよく解らない人たちが私を囲んでいる
ヤダ、怖い。
何?ここ?訳が分からない
何か喋っているけど解らない言葉、聞いたこともない言葉が飛び交う
あぁ私はまた一人なんだ
『ねぇねぇお姉~さん』
「誰?」
『お姉さんこのままだと人殺しにされちゃうよ』
人殺しにされる、どういうこと?訳が分からない
『ここは戦争をしようと戦力を集めているんだ、私はその為に力を利用されているのさ』
「利用?力?」
『私は時を司る精霊クロノス、この部屋から出られず君の召喚に利用された』
「召喚?意味の分からないことだらけで追いつかないよぅ」
『それはこれからゆっくり話してあげるよ、今は君の肉体の時間を止める。じゃないとこの部屋を出られても人を殺すか、人を食事と称して食べさせられるだけだからね』
「人を食べるって」
私の目の前には視界を覆う仮面が映った。
あぁ人殺しにされるっていうのは私の意志に関係ないんだ、そう理解した。
洗脳されるとかじゃなくて、勝手に私の気持ちなんか無いものの様に扱われ踏みにじられる、私の意思なんてこの人たちからすれば唯のお飾りだ。
ぎこちなくても、私をその他大勢と同じように扱ってくれる彼といる時間は本当に貴重だった。
特別になんてなりたくもないし、みんなのアクセサリにされるのもいや、消えてしまいと願って気が付けばこんな処にいる、なんで消えたいなんて願ったんだろう。
自分の体なのに、自分のじゃない感じがする。動かそうとしたけど動いた気配はしない
『肉体の時間を完全に停止した、これで君を人殺しにしなくて済む』
「・・・ありがとう」
それからクロノスはこの世界の事とか色々私に教えてくれた。
体の時間を止めているからなのか、トイレに行きたいとか、お腹が空いたとかは全くない。眠気だけは来るんだけど。
クロノスが教えてくれたことの一つで私には世に言うチート的な能力が備わっているらしい。この世界には魔法・魔術があふれていて工業技術はあまり発展をしていない。
異世界から召喚される時に色々最適化されてくるらしく、能力もその副産物の一つだという。この国は所謂≪モンスター≫と私達の世界でファンタジーな物語やゲームで呼ばれている人たちの国だそうで、普通の人の国に戦争を仕掛けようとしているらしい。
私達異世界から召喚された人間にはチート能力があるからそれを兵器利用しようという事らしい。
ただ、私の体はクロノスが守ってくれたおかげで召喚された場所でずっと寝かされている。
一応、身の回りの状態を見ることは出来ている。でも石造りの殺風景な部屋と私の足元にぽつんと置かれた淡く光る石があるだけ。
あれから何日?何か月たって今更召喚に失敗したと思った魔人と呼ばれる人たちが私を殺しに来たけど、近づく事も出来ずに石像の様に動きを止めている。
私に与えられた能力が関係しているってクロノスは言っていたけど、それが何かは教えてくれなかった。
私はどうなるんだろうか?出来れば彼に会いたい、こんなこと言うと【好きなの】とかどうとか周りにいた子たちが騒いでいたけど、そうなんだろうか・・・・・。
あぁ会いたいよ
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