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第20話

オークの死体から討伐確認部位を取り、道から少し外れた処に集めたというか投げ積みした、重力系の魔術マジ便利。実はさっきのコボルト達も同じように処理をしたんだがね。


【ピットフォール】


落し穴というより埋葬に近い感じだけど、この状態で埋めても匂いを嗅ぎつけて魔物が集りに来る可能性があるから処理します、街道に出て来られても困るしね。


「サラ、こいつらもいつも通りに」

「はーい、でもつかっちゃん私は葬儀屋じゃないんだからね、そこんとこ」

「わかってるよ、でもこれをやらないとコボルトとかがね」

「はーいはい、んじゃ燃やすよ」


サラが指で空中に円を描いたかと思ったらオークの体が灰に代わっていく、これから先もこういうのやるのかね、ギルドからは残った死体はこうやって燃やすのが推奨される。魔術の使えない冒険者はその為の燃料や道具をある程度支給されているそうだ、邪気の森や魔物の住処になっているような場所では燃やすと報復目的の魔物に囲まれる恐れがあるので極力死体を集めておくだけでいいそうだ。


さてさて、大分お待たせしましたが馬車の中の人とご対面と行きましょう。


馬車に戻ると、生き残った護衛2人が仲間の死体を凍結して袋に入れているところだった、魔術で凍らせれば丸2日は持つ筈だし、家族の元へ遺体を送るのだろう。

要人の乗る馬車とは別に荷物用の馬車もあったようでそちらに遺体を入れているところで俺に気が付いたようだ。リーダーらしき男が声をかけてきた。


「危ないところを助けて頂き有難うございました。」

「いえいえ、お気になさらず」

「私達の雇い主が会いたいと申しておりまして」

「いいですよ、こちらも急ぐ旅ではないですし」


要人用の馬車の前に行くとリーダー(仮)が馬車の扉を開けて中へ声をかけている、中の人物が馬車から出てきた、結構高さそうなドレスを着ているのでそれなりの身分な様、ただ帽子で顔がまだ見えない。

ちょっとかわいい子だったらどうしよう、マジでお約束な展開ですか??

でもね、お約束って簡単に破られるのね・・・・・orz

帽子を取りこちらに顔を見せてきたのは、30代後半くらいの女性でした、口が裂けても○ばさんとは呼べないそんな雰囲気が出ていた。


「あなたが助けてくれたのね、私はマイリ・サフィニアと申します。この度は危ない所をお助け頂き感謝します、であなたは冒険者ギルドに登録はされているかしら?」


一言二言だけなのになんというか、冒険者なんて金で買える奴隷みたいに使えばいいとか考えているのだろうか?すげぇ上からな話し方だな、ちなみに俺の肩書って??

思い出した、なんか魔術関係で盛大にやらかしているみたいで大層な肩書をもらったな『魔術技官:特務』とかだったはずだ魔術関連の施設はスルーパスになったとか言われたけど。

アビリティプレートに称号とかに関する項目も記載があったな。


『宮廷魔術騎士団:顧問』


いつこうなった?顧問って何?名誉職ってことでいいのかな?

こないだのオーク狩りの報告時になにやらそんなことを言われたな。身分で得することもあるからって言われったけ


「ギルドには登録してありますが、旅をするうえで都合がいいからってだけですよ。」


アビリティプレートを見せつつ会話を継続する。首から下げれるようにケースを作って貰ったんだが外さなかった為にかなり近い距離で確認された。


「なんですか、このプレートは水晶を媒介にするなんて聞いたことがありません。偽造は重罪という事を知らないのかしら貴方、それに宮廷魔術騎士団って」

「知っていますよ、でもこのプレートはナナレシオン王から直々に賜った特別製なんですよ。一応これでも顧問役をしてますから。」


近衛は王家の血筋を守る守護役、騎士団は魔術の才を持たない騎士が所属する、同じように魔術師団は魔術を行使する者たちが所属する。

しかし、宮廷魔術騎士団はその中でも特に秀でた能力を持った人材を集めている、剣の扱いや魔法の行使等どちらも必須な特殊部隊、国の最高戦力であるエリート様だ。

でこのおばさん「王から」の部分に食いついたんだが、厄介なのを釣り上げたか?


「私、これでも商人でして王国からこの先のアミティアへ戻るところでしたの。宜しければ護衛をお願いできないかしら?お礼はきちんとさせて頂きます」


面倒だ。このマイリとかいう人正直苦手です、なんか話を聞いてくれない感じが凄く嫌。でも向かう先も一緒なのだ。護衛が半分以下になっていることを考えると補充は必要か。当然と言えば当然の依頼だな。仕方ないが受けよう。

報酬はアミティエの街にある彼女の店についてから支払ってくれるそうだ。

で俺は荷馬車に乗り込むことになったんだけど。ご遺体がね目の前なんですよ、この馬車を動かしている男が凍らせたらしいのだが、家族の居る村へ届けるには5日はかかるとかで腐敗が魔術の継足しが必要だそうだ、自分で送り届けることは出来そうにないのでそれが出来ないと嘆いていた。ならやりましょう、この袋を棺にすればいいのであろう


【エンチェント・フリーズ】【アイシクルコフィン】


死体を入れた袋を媒介に氷の棺を作り出した。付与魔術の魔力込みで7日位は持つだろう、もう少し早く着ければ、救えたかも知れない。

馬車に揺られるなか静かに黙祷を捧げた。

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総合ランク1

STR 394(B)

VIT 401(A)

DEF 400(A)

SPE 500(S)

INT 493(S)

MAG 438(A)

MDF 500(S)


技能ランク

身体強化:5  剣技:4  抜刀術:2  体捌き:5  格闘術:1

魔術:9  魔法:3  精霊魔法:6  魔力操作:3  詠唱短縮:2

錬金術:1  魔力強化:1  ゴーレム生成:3  

解析:7  言語理解:10  気配遮断:10  穏形:10 

スルー:8  気配察知:2  遠見:2


特殊ランク

エレメンタルウェア:3

精霊使役:3

術式融合:1


お読み頂き有難うございます。

ブックマーク、評価ありがとう御座います。


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