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第104話

何とか月1更新は頑張ります。

気が付けば寝落ちていた。

俺の横にはミルクが就いてくれていた。王女にはシェーネがそのまま。

小屋の中にみんながいるということはこの集落周辺に今は脅威がないということだ。

状態が安定したのかシェーネはもう魔法を使っていなかった。あとは自力で目を覚ますのを待つだけだ。

起きたら起きたで、この森を抜けて城まで戻るのはなかなか骨が折れる。徒歩でとなると1週間近くかかる、前回は馬だったし、今回は魔術をだいぶ使ってやってきた。それだって俺だけで精霊のみんなはほとんど俺の中にいたわけで、マギアナはだいぶ温存できた。

森の中なんてまともに歩いたことなんてないであろう王女を連れてこの森を抜けるのはなかなかシンドイだろう。

そんなことを寝起きの頭で考えていたが結局そのまま二度寝に落ちた。


目を覚ますと全く見覚えのない天井が目に入った。

何事かわからず体を動かせば拘束されているわけでもない、私は一体・・・・?


公務で王都を離れる為馬車に乗っていたのは覚えている。そこから私はどうしたのだろうか?街道を移動して行くと御者台から声をかけられたのも覚えている。そこから先の記憶がない。

ふと横を見れば、人形のようにきれいな顔をした女の子?が私を見つめていた。瞬き一つせず、ただただ私を見つめていた。

でも、なんというか君の悪さはない、懐かしさすら感じるこの子は


「・・・・あの?」


私が目を覚ましたのがわかったのか、何も言わずに立ち上がって部屋の隅に行ってしまった。そして、部屋の隅には見知った人が寝ていた。

そう、異世界から私たちが身勝手に召喚した人。本来なら罵声を浴びせられてもしょうがないと思っていたのに。

すぐに状況を理解して、何をすべきかの判断をする、胆力と思慮の持ち主。

そして、無類のやさしさを見せる方。


ツカサ・ナカノ様、住んでらした国ではナカノ・ツカサ様が正しいのでしょうか?


なんとも不思議な方です、だからでしょうか、不思議と心惹かれるものがありました。ですが、さすがにこれだけ魅力的な方だけあって残念な情報が届いていました。

そう、レアリアから召喚された一人がツカサ様の許嫁だという話をそして、テスタロトで不眠不休で彼女を、遙さんを救う為に尽力されたと。


「ツカサ様?」


しかしなんで、ここにツカサ様が?

最初の疑問に立ち返る、私はここで何を?なぜここに?


シェーネに揺り起こされた、ぼぉーっとする頭で王女が起き上がって乗るのを視認した。

どうやら、後遺症的なものなく終わったらしい。


「ツカサ様、私は貴方様に助けられたと」

「そうですね、レアリアの七魔王の一人にここに連れてこられた」

「そこに、貴方が助けに来たとそういう認識で間違いはありませんか」

「大丈夫です、それよりも体に違和感等はありませんか?」


特に不調もなさそうなのだが、一応聞いておくに越したことはない。

と今の状況等もろもろの説明をして、この後の行動方針を話していたら完全に深夜を回っていた。

当然、王女はほぼ1日食事をとっていないわけで小さくお腹の鳴る音が聞こえてきた。


「「あっ」」

「今はこれくらいしかないですけど」

「すいません、お恥ずかしいです」


カバンからいくらかの食料を出して渡した、サンドイッチ位しかないけど、干し肉に齧り付く王女ってのはさすがに絵面が悪い。

周囲を警戒したのと小屋の中に火を焚いて大丈夫そうな場所がなかったので、魔術で煮炊きをすることになった。サンドイッチを食べてもらっている間に簡単なスープを作って渡す。

自分の分はとりあえずあと回しだ。

どうやって帰るかなぁ




何とかペースは上げたいのですが・・・・

お読みいただきありがとうございます。

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