第一章 お礼を
こちらの作品は2023年に一度投稿させて頂いた物になります。
読みやすいように、区切って再投稿しております。
暫く私は記事を書くのに没頭していた。
七星京采の事で忘れていたが、他のテーマについての記事も書く仕事がまだ山積みなのだ。
二日酔いをした次の日からは、また職場で必死に文章を考え記事を書くことに追われていた。
気が付くと七星京采という人物を知り、実慎と久しぶりに会った日から一週間経過していた。
スマホは記事に追われていたのもあってここ数日、見ていないことに気が付き休憩がてらにスマホを見ると実慎から返信が来ていた。
メッセージの内容を見ると
「先日は七星さんを紹介してくれて有り難う。
あれから七星さんがくれた塩を人差し指の指先くらいの量を口に含むと、何処か気持ちがスッキリする感じがしてあれから怪奇現象というのかな。
呪われていると感覚も嫌がらせのように常に起きていた出来事も。
あと心配させちゃうと思って言っていなかったけれども、誰かに常に見られているという感覚も無くなって食欲も少しずつだけれども戻ってきたの。
それと同時に時和君に対して弁護士が頑張ってくれたから、接近禁止命令が出されたのよ。
私生活も一人にならないようになるべく人と一緒に過ごしていたら、時和君の事を思い出す時間がまだ少しずつだけれども減ってきて、今はとても良い方向に向かっているような気がする。
本当にありがとう。
それと本当に申し訳ないのだけれども。
七星さんにもう一度会いに行ってお礼を直接言いたいんだけれども、一緒に行ってくれないかな?
なるべく一人を避けているのに家族にお願いして連れて行けないし、一緒に行ってくれると助かるんだけどどうかな?
忙しいと思うので、日程は合わせるから私はいつでも大丈夫だよ!」
と書いてあった。
私は手帳を広げると他の取材としてアポが入っているのは今週三日のみ。
それも今日はたまたま何処かに取材をしに行く予定は入っていなかった。
私は実慎にメッセージを貰ってから二日経過していたが、すぐさま連絡をして今日なら大丈夫だと返信した。
すると待っていたのか既読がすぐ着いて
「良かった!私も今日平気だから仕事終わる頃にまた連絡するね!」
と返信が来た。
これでまた七星京采と話をするきっかけが出来た。
どうにかしてお祓いの仕方も含め、お祓いの現場を見せて欲しいがお願いが出来るだろうかと考えながら、やり途中だった仕事を再開させた。
お礼の品を含め、人に贈る品をすぐに思いつく方は凄いなと思います。




