表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
帝国学園の騎士教師  作者: 寄り道
一年生 一学期
4/6

顔合わせ


騎士学園の校舎は真ん中にすべての生徒が学年に分かれて学ぶ本館、向かって右に大講堂、左に運動場、室内訓練場などがある。本館の後ろには図書館がある。少し離れたところに学生たちが使う立派な寮もある。すべての教職員が集う職員室は本館一階のロビーの奥にあった。このロビーから左右の渡り廊下を通って大講堂や運動場に生徒は行くのだ。


運動場は正式には武闘場とよび、帝国騎士祭と呼ばれる祭りの開催場所となる。立派な運動場の舞台の上はかなり広いのでそこで訓練を行うのだ。


それらを横目に見ながら本館前の立派な道をセイは歩く。庭園になっているので噴水なども置かれている。


「セイ第六卿、お待ちしておりました。」


本館のロビーに入ると白髪の男と数人の男女が出迎えた。


「よしてください、これからの上司になるのですから。」


冷静にセイは静止した。・・・セイだけに。


「いえ、立場を地位もあなたの方が上ですから。」


「だとしてもあなたの部下であることに変わりはありません。これからよろしくお願いします。」


「いや、しかしですな、、、」


「学園長。」


そういって中年の男が言った。その顔を見てため息をついて向き直す。


「それでは、第六卿はあくまで部下であり他の教員と同じ立場でいいですかな?」


「はい、普段はそれで異論ありません。」


「わかった、それでは時間も押している職員室に向かいながら話をしようか。」


「ハッ。」


セイは学園長についていこうとするしかし、先ほどの男に「すまない、学校内では帯刀禁止なんだ。気分を損ねるかもしれないがその剣を渡してもらってもいいか?」と言われソードベルトから剣を抜いて手渡しついていった。


「セイ君、君には1ーAの担任を務めてもらう。急かもしれないが今から顔合わせを行う。君は担任だからほとんどの強化を教えてもらう事になる。そこら辺についてはどのくらい知っている?」


「事前にすべての範囲の予習を務めております。」


「そうか、すべての分野出来るか?」


「はい、間違いなく。」


セイの回答にほほを緩ませながら学長は続けて言う。


「そうか、わかった。それでは、この部屋に担当教師がすべて集まっている。学年主任の指示に従って今日は行動してくれ。」


「ハッ、了解しました。」


敬礼をし、去っていく学園長のせを見送り扉をノックした。


「失礼します。1ーA担任セイ、入室します。」


「あぁ、君がセイ君だね。これからよろしく頼むよ。」


部屋に入ると大きなテーブルがあり、一番手前に座っていたメガネをつけた物腰柔らかそうな男が手を振ってきた。


「はじめまして、学年主任兼1ーD担任のリング・リッシュだよ。これからよろしくね。」


「よろしくお願いいたします。」


綺麗な一礼をするふわりと揺れたマントの中から鼻腔をくすぐる甘い匂いがふわりと香る。


「よろしくねー、じゃあ自己紹介しようか。といってもみんな顔見知りだけど。まず、一番向こうにいる女性は1ーB担任のルスタ・ゲール先生。」


「初めまして、第六卿。ルスタよ。担当教科は魔導科。これからよろしくお願い。」


「よろしくお願いいたします。」


「そして、その隣の大きな人がザント・ニター先生。」


「おう、ザントだ。担当教科は運動科だ。これから頼むよ。」


「こちらこそ。」


「で、離れたところにいる小さな子がジャイン・ソベル先生。」


「よ、よよよよろしくお願いします。え、え~っと担当教科はえと、錬金術で、1ーCの担任ですっ」


「・・・お、お願いします。」


何故だろう何故か怖がられていると思いながらセイは自己紹介をする。


「今年からやってまいりました。セイと申します。1ーAの担任を務めさせていただいています。すべての教科を担当させていただきます。」


「これで皆自己紹介終わったかな。基本的にこの学年はこの五人と福教科の人で回します。欠員が出た場合は待機している教員がいますので大丈夫です。それじゃあ、顔合わせも終わったし各々準備をして教室に向かってください。じゃあ、解散!」


パンとリングが手を鳴らしたと同時に教員が動き始めた。ザントはジャインのクラスの副担任であるようで横を歩いている。体長だけ見れば親子だ。そうして、二人残ったセイとリングは顔を見合わせる。


「急でごめんね。今から君のデスクに案内するよ。教材とか配る物も置かれているはずだからそれとかの説明をしなきゃね。」


「すみません、よろしくお願いします。」


「あぁ、そんなそんな。当たり前のことだから気にしなくていいよ。」


「・・・そうですか。」


「ん?どうしたの?僕の顔に何かついてる?」


「いえ、何も。」


視線を感じたのかセイにリングが問いかける。セイは軍帽を被り直しながら答えた。


「そうじゃあ、行こうか。」


そういって部屋を出ていったリングの背中は前線の兵士とは違う誇りを醸し出していた。


「おーい、何してるの?セイ君。こっちだよー。」


「あ、すみません。今行きます。」


少し急いでセイは部屋を出ていった。


少し、心が寂しくなったのをセイは感じていた。

ちなみに、本館は円形の塔をイメージしてください。ロビーは丁度本館を半分にした時の入り口側のスペースでソファやテーブルが置かれています。


ロビーとあと半分を分けるところの右側半分に生徒の出入りを記録する場所があり、教師が常駐しています。その奥に螺旋状の階段があります。左半分はすべて職員室でプリントや教職員のデスクが置かれています。ロビーに面する場所に複数個受付のようなものがあり、そこから先生や生徒を呼んだり何かを買うこともできます。螺旋階段側にも扉がつけられています。


他の階層は、階段から向かいの壁まで一直線に道が続き、その道の両側に教室があります。教室の形状と言えば大学の講義室をイメージしてくれればいいです。ですが、生徒の数は少ないので小さめ。武闘場はコロシアムをイメージしてください。



作者から皆様へのお願い


もしこの作品が面白いと思ったなら、↓☆☆☆☆☆を★★★★★にしてポイントを入れてくれると作者のモチベーションが上がります!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ