夏休み
番外編です。
定番のやつです。
暑い…。まさかこんな日に外に出なくてはいけないとは思わなかった。
そう、私は今とあるリゾート施設のプールエリアに来ている。そもそも絵美があんなこと言うから会長が乗り気になったんだ。
「私海行きたいです!」
「唐突になんだ。私は家でゴロゴロしていたいんだが?」
「お兄ちゃんには行ってない!私海行きたいです!」
そういって絵美が見た方向は会長だった。
おいおい、会長にそんなこと言って乗り気になってみろ、今から行くぞなんて言いかねないぞ。
「絵美君、私に言ってるのかい?面白い子だな。流石橘君の妹と言ったところだな。良いだろう。では行くとしようか。『プール』に!」
『プール!?』
全員がプールに驚いた。
と言うか、生徒会室の入口から萩原先生も顔出して驚いてるし。
「会長、プールってこの地区にはボロい市民プールしかないですよ?」
「そうですよぉ、あんなオンボロのプール行きたくないですよぉ。」
絵美はしばらく黙った方が良いな。
「ふっふっふっ。」
先輩がお決まりの不敵な笑みを浮かべている!?よくあるパターンだとここにチケットがとか…。
「ここにチケットが先生のも含めて全員分ある!」
やっぱりお決まりなんですね。会長は実はこう言うお決まりな展開が好きなんだ。
そう言うところは私も嫌いではないが…。
「皆聞いても驚かないでくれ。このチケットは、今週オープンするピーチビーチパラダイスの入場チケットだ!」
『ピーチビーチパラダイス!?』
またもや全員だ声を出して驚いた。
え?これ何かの寸劇なの?いや、私も驚いたけど、ピーチビーチパラダイスってここから県を3つも跨いだ場所にあったような気がするけど。
「し、仕方ないわね。貴方たち生徒だけで遠出をさせるわけには行かないから私が引率で着いていきます!!」
先生はセリフと顔が一致してない。凄くニヤけてる。
「かげちゃん、そのチケットって有効期限はいつなの?」
「有効期限はオープン日当日だ!」
オープン日当日…。つまり明後日ってわけか。私達男子は問題ないけど、先輩達は水着とか良いんだろうか。
「水着…今年の買ってない…どうしよ。」
ボソボソッと栞から溢れた言葉だが、私には聞こえてしまった。
「会長。少しいいですか?」
「なんだい?橘君。」
私は会長に水着について耳打ちをした。
驚くことに会長も水着を買ってなかったようで用意をするらしい。
発案者が用意してないとか凄いです、会長。
「よし、じゃあ今から女子達全員で水着を買いに行くぞ!水着代は私に任せておくといい。先生もですよ?」
「私は遠慮しておくわ。後、引率だから車を出すわね。当日朝に学校集合で!」
先生はそそくさと逃げるように去って行った。
先生の水着は実は楽しみの1つだったりする。
「俺達は先に帰ります。な?大和!」
「あ、あぁ。では、私達はこれで。明後日って学校前に集合と言うことで。」
私達は会長達と別れ、それぞれ家に帰った。
そして、今日という日を迎え現在に至る。
気温は37度を超え、今年1番の暑さだそうだ。
私は頭がクラクラしそうで困っていると会長達が水着姿で出てきた。
今年中に残りを投稿します。
よければ読んでいただけると有難いです。




