妖精が持ち歩くには、さすがに大きい。
もう地元には「ほっと〇っと」しかチェーン店、残ってない。数年前まで「か〇どや」もあったのに。つうか、何であんな至近距離にあったのか。謎ではあります。広い地元でたったの2軒、それが20メートルも離れてないんだから、そういえばコンビニも比較的それぞれが近い位置だ。
え~と、今回わあ、ちょっとだけ趣を変えまして、お弁当店にしてみました。一応住宅が多いとこだから、ピンポン´ダッシュとか・・・!?
『ピンポン・・・』
ニーナ「あだ、あだだだだ。何で電気なんか流れるのよ。痛いじゃないの。」
お前さ、よく生きてるな。ここは仙台市太白区。全国ニュースでも有名な広瀬川、にはちょっと遠いけど、当然この時期は冬ごもりを控えたクマが町中を出歩く時季さ。その位の用心はむしろ何もしてないのと変わらんよ。
ニーナ「あんた、何か恨みでもあんの?仙台市に。さすがにそこまで、アンタの住い程じゃないでしょ。」
いや、ほら、俺、クマじゃん。人間にはこの時期、注意を喚起しなければね。おちおち街中を散策出来ないってわけだよ。自衛の手段ってやつさ。仲間と鉢合わせするのも嫌だし。
ニーナ「生意気なクマね。」
いや、この辺から西にしばらく行くと生出(なまで。なまだしではない)だよ。生出小とか生出中とかあって、その筋の方には受けがいいぞ。
ニーナ「全く。どの筋よ。昼間っから。事案になるわね・・・あら?」
『フォンフォンフォン、キイイ。バタン。フォンフォンフォン・・・』
ニーナ「あら、あららら。格好いい制服のお兄さんたちに連れて行かれちゃった。まあ、仕方ないわよねえ。では今回は、仙台市は太白区、そばに地元の有名パンチェーン「パ〇セ」があるお弁当屋さん「料〇亭」に、え、あたしがご案内するの?
ニーナ「あ、ここ、引き戸。プレハブっぽい小さな店内には、入って右側が厨房、正面にお医者さんにあるような長椅子があるわね。もう、お客さんがいるわ。うん、さすが記憶。私が何を言わなくとも調理が進んでいくわ。えっと、メニューがあって、日替わり弁当がボリュームがあって良さそうね。他にも焼肉とか基本的なものは大体あるわね。あと、丼物もあるわ。かつ丼、天丼、う~ん、お寿司系は無いのか。あと、簡単なパック牛乳くらいが店頭にあるわね。お値段は、まあこの位ならこのご時世安いものね。お弁当の量は出してもらわないとわかんないな。あれ、でもおっさんがいないと記憶が食えないじゃない。詐欺よ、詐欺だわ。美味しそうなのに。」
『フォンフォンフォン、キイイ。・・・もうやるんじゃないぞ。それではな。バタン。フォンフォンフォン・・・』
ニーナ「あら、もう帰ってきちゃった。無罪放免なんて考えられないけど。鼻薬でもかがせたのかしら?」
がらがら。ふう、冬設定でなくてよかったよ。おう、紹介は終わったか?ふぅ、自分の記憶の中だってぇのに、何で知らない箱にぶち込まれるんだ?おかしいだろ。おい、ニーナ、どこまで進んだ?
ニーナ「台本の通りよ。自分の記憶の中で連れていかれるんじゃないわよ。あたし、持てないんだからね。弁当なんて。」
いや、箸は持てんのかよ。まあ、それよりも、すまなかったな。つい昔の癖で。
ニーナ「何の癖よ。誰ぞ襲った事でもあんの?」
いや、記憶には、無い。昔、真室川町で下校時間に雨に降られて困っている小学生(男子)に傘いるか?と声をかけたら全力で逃げられたことはあったが。
ニーナ「それはお気の毒。さぞや恐ろしい体験だったでしょうね、男の子。」
そっちかよ。俺の心配はしてくれないのな。
ニーナ「当然でしょ。街中で熊男に会ったら当然の反応でしょ。ほら、お弁当できたから、食べたら?その記憶も頂くから。」
なんてこったい。これだから記憶を妖精に開放するって言うのは。ブツブツ。朝早くからやってる地元で愛されるお弁当屋さん「料理〇」。梅干しが美味しいから、丼物より白米が見える一般のお弁当がお勧めだ。かつ丼旨いけど。
『フォンフォンフォン。キイイ、バタン。ガラガラ。』
しまった、サツが弁当買いに来やがった。さあ、逃げるぞ。
ニーナ「あんた、やっぱり何かしたでしょう!油断も隙も・・・キャッ、引っ張らないでよ。」
あ、先ほどはどうも、お手数おかけしました。それでは、どうも・・・って、何愛想振り撒いてんだ?俺。
仕出しっぽいのを出してくれる業者はあるんですけどね。病院とか施設に提供してくれるような。何軒か小料理屋で頼むと作ってくれるところもあるのですが、それでも市か。ほんにやる気のない。ラーメン屋すらほぼほぼ全滅に近い。さあ、ここはどこ市?当然、仙台ではないよ。福島県境超えて伊達に入った方が美味しいし安いってのも、どうなんでしょうね。




