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狂人転生  作者: ナオト


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極秘任務

フラフラで宿舎に着くとロンドとハンスが出迎えてくれた。


『ハヤト…おつかれさん…おまえは前衛の鏡だよ』


続けてハンスが…


『通過儀礼みたいな感じですよ。生きて帰ってこれたんですね…僕は3日間動けなかったですが…』


あいつらは同じ人間だと思わないようにしよう。

2階からグリストが笑いながら降りてくる。


『いや〜さすがだよハヤト!!アタッカーはこうでなきゃ!』


広間の扉が開くとご機嫌なミリーが出てくる。


『ハーヤート!昨日は美味しかったね〜たくさん食べれて嬉しかったよ〜』


コイツ。確信犯だな…後で請求してやる。

続けてエミリアが申し訳無さそうに入ってくる。


『ハヤトさん…昨日はごめんなさい…私…昨日の記憶が無くて…』


コイツもある意味確信犯だな…


すると手を叩く音でグリストが話を始める。


『みんな仲良く出来そうだな!さぁ仕事の話だ!我々は【未開の地】に向かう事になった』


全員の顔が険しくなる。


『現在、他国との状態は悪い。国境も閉鎖されつつある中、少数精鋭の我々に声が掛かった。先日、未開の地で巨大な光の柱が見えたのは知っているだろう。軍と宮廷はこの事について調査団を出す事に方針を決めた。』


ハンスが話の途中に割り込む。


『待ってください! 軍と宮廷は我が軍の防衛力はわかって言ってるんですか?我々エンツォ隊が不在と分かれば必ず侵攻して来ます!それほど重要な任務でしょうか…』


俺がキョトンとして話を聞いているとロンドが説明してくれた。


大陸東に位置するアステラ王国はエルフ族を中心に栄えた国で大陸の中でも一番古い歴史を持つ国だそう。弓や多彩な戦術で攻めてくるのでロンドは一番戦いたくない国だと言っている。


大陸西に位置するメカド帝国。ドワーフ族が中心の国で、高い産業力で軍備に力を入れており、近年急速に勢力を伸ばしている。主に機械兵と呼ばれる兵器で戦い、やってもやっても湧いてくるので面倒くさい相手らしい。


しかし、ここ数年は他国からの侵攻に関して全てエンツォ隊が退けてきた。


もちろん騎士団の力もあるがエンツォ隊の圧倒的な戦闘力に他国もエンツォ隊がいるかぎり侵攻不可と判断するぐらい活躍しているみたい…


グリストが話を続ける。


『そうだろうな…だか、光の柱が降りた場所には何かあると上は判断したらしい。他国との状況も悪い中、不安だが仕方ない事だ…』


ハンスは引き下がらない…


     『いや、しかし!!』


グリストが割ってはいる。


『ハンス!!君が一番分かっているはずだ!我が人間族は他国に比べて戦力差が開くばかりだ!!このままだと我々人間族は滅びる。我々は前に進むしかないんだよ…』


そこにミリーが話しかける。


『でもさぁ〜副団長の命令なら仕方ないじゃん?みんなで行けば大丈夫だよ!!副団長もいるし!!』


グリストが話を続ける。


『今回、副団長は不在だ。祖国防衛にまわるそうだ…仕方ないだろう…』


『え〜ミリー達だけで行くの?残念…仕方ないかぁ…』


俺はそもそもここにいて大丈夫なのか心配になって来た…グリストは俺を見ると話を続けた。


『まぁ、我々はみんな【訳あり】だ。副団長を巻き込まなくてよかったじゃないか。兎に角、早急に出発する。明日の朝には出発するからな!ミリー!食い過ぎるなよ!エミリア!お前は禁酒だ!では解散!』


俺は不安そうにしているとロンドが話しかけてきた。


『ハヤト!大丈夫だ!旅支度付き合ってやるよ。安心しな!!俺たちが付いている!!』


俺は頼もしい声に励まされて気合いが入る!

このチームなら大丈夫だろう。


俺は荷物をまとめる為に部屋に戻る…





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