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狂人転生  作者: ナオト


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フロスティア騎士団

ぶつぶつと言いながら、騎士団駐屯地に到着した。

使者からここで待てと門の前で待たされる。


衛兵だろうか、もの凄い睨んでくるのが分かる。

いや、なんでそんな態度なの?なんか悪い事した?


門が開き、中に案内される。かなり広い中庭には、たくさんの兵士が左右に並び睨んでくる。


その奥には、明らかにオーラが違う大男が待っていた。奥に進んで行くと、大男が声を張り上げる。


『貴様が副団長の言っていた入団希望者か!! 思ったほど小さいな!』 


俺はイライラしながら返答する。 


      『そうですが…』


相手もイラついたのか顔つきが変わる。


『早速だが、入団試験をしてもらう!! 相手は俺だ! こんな事は異例だが副団長の命令だからな…殺す気でこい!!』



言われなくても殺してやるよ。


どこからか木剣が投げられ拾って静かに呼吸を整える。


相手は俺を見下しているのか周りの兵士と話をしている。


次の瞬間、俺は飛びかかり右斜め上から首筋に掛けて振り抜く。バキッと木剣でガードするが意表を突かれ体勢が整っていないので簡単に押し切れた。


ガードするが肩に当たり鈍い音がする。完全に骨を砕いた。すかさず2撃目を放つ。


左斜め上から首筋に掛けて振り抜く。


当たる前に、大男は顔から地面に倒れこんだ。

気絶している。木剣が短く半分の威力しか出せなかったが、それが幸いか命は助かっただろう。


野太刀自顕流では門下同士で試合などは絶対にしない。

なぜならば、木刀でもどちらかは確実に死ぬからだ。一撃必殺。全てを掛けて放つので試合などしない。コイツは運がよかった。


周りからは殺気が漂う。

コイツら…いいだろ。今日の俺は一味違うぞ。


お姉様方に癒されに行くつもりが邪魔されて腹が立っていたから丁度いい。全員頭かち割ってやる。


剣が抜かれる音がする。かなりの数だ。2人くらいは道連れにできるだろう。


静かな落ち着いた声が聞こえる。


『剣を納めろ。フロスティア騎士団の名が聞いて呆れる 1人を寄ってたかってなぶり殺しか…』


綺麗な鎧をきた、正しくイケメンが近づいて来る。

兵士達は剣を納め全員跪いて顔が真っ青になっていた。


『見事な一撃だったよ。開始の合図が掛かっていなかったがあれはフレディが悪い 少し歩こうか…』


そう言うと兵士達に下がれの合図を送ると道が開けた。

後ろをついて行くと広場を離れてしばらくすると話かけられた。


『いや〜見事だったよ!! アイツは嫌いだったんだよね〜見事にいい具合に再起不能にしてくれたよ〜ありがとう』


さっきとは別人かのように気さくな感じで話を続ける。


『挨拶が遅れたね。私はエンツォといいますフロスティア騎士団の副団長です』


キャラ変が凄く動揺しているが話は続く。


『通常なら一般兵として入隊試験を受けて合格したのち訓練過程を得て、さらに騎士団の入団には各部隊の大隊長推薦で入団試験を受けられる 少しは兵達が睨む原因がわかったかな?』


騎士団は言わば精鋭部隊なのか…

ハワード氏…前もって伝えて欲しかった…


『君はハワード氏の恩人みたいだね 彼には色々借りがあったので今回は特別に計らったけど……まさか再起不能に追い込むとは!!もちろん!試験は合格!明日から騎士団に入団してもらうよ!』


かなりウキウキなのが伝わってくるが…俺には別任務が…


『あと、この後は事務的手続きがあるから兵舎まで来てね!配属先はもう決めてるから!安心してね〜じゃあまた明日!!』


何も言わせないのか…ハァ〜とりあえず兵舎に行くか…


暗い足取りで兵舎に向かう。お姉様方はまだまだ先になりそうだ…クソ…





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