首都フロスティア ①
村を出て2日。道中は特に変わった事もなく進んでいる。
首都が見えてきた。立派な城壁に、大きな石造りの像が両脇に向かい合いながら門の前に立っている。
思っていたのとは段違いだった。門の前ではセキリュティチェックか何かあるのか長蛇の列。後どの位で入れるのか…
長蛇の列を横目にどんどん進んでいく。
うん?列に並ばないの?不思議そうに眺めていると馬車を運転しているハワードさんが。
『私は銀クラスでも上位の商人ですからね〜列には並ばなくてもいいんですよ』
これでもかと言わんばかりにドヤ顔で見てくる。
俺はすごい人と知り合いなのかも知れない…
あまり馴れ馴れしい態度はやめよう。
もちろん顔パスで入場した。
目の前にはもの凄い光景が広がっていた。道路は舗装され道はとても綺麗だ。
4車線が真ん中の街路樹をはさんで行きと帰りであり、遥か先には巨大な宮殿が見える。
人がごったがえしているが、露店も多く賑わっている。そして、とても綺麗だった。胸が高鳴る。
正しくファンタジーの世界だ!
よく見ると色々な種族がいる。
そうこうして見惚れていると立派な屋敷に馬車が入って行く。まさか……
『ようこそ! 我が屋敷に!さぁゆっくり休んで下さい!客人に部屋を準備しなさい!』
ハワード様はすごい方なのかもしれない……
執事に案内され立派な部屋に案内される。
ノックの後にハワードさんが現れて話し始めた。
『ハヤトさん 副団長には手紙を書いておりますので本日中には返答が届くはずです。それまでゆっくり休んで下さい。 では!』
俺は1つ思った。
兵士とかじゃなくてココに就職できないかな…そんな事を思いながらベッドに倒れ込むように横になった。
気がつくと夜になっていた。疲れていたのか鎧も脱がないで寝ていた。すかさずノックがなった。
『ハヤト様 お食事が出来ております 部屋に運んでも宜しいでしょうか』
なぜ気づいた!!怖!
『あっ…はい…宜しくお願いします』
そうするとしばらくして、フランス料理のフルコースかと言わんばかりに運ばれてきた。
部屋のテーブルに着くと一品一品丁寧に配膳される。
落ち着かない…なんなら缶チューハイとサバ缶でいい。あと、煮卵とビールで俺的にはフルコースなんだが…
食事中は執事がずっと横にいる。
早々に食べ終わると着替えを渡された。
『本日は遅いので湯をお持ち致します お召し物は洗濯させていただきます』
いや。もう血だらけだし捨てていいよ。
なんかごめん。
『あ、ありがとう…ございます』
その後、執事は片付けを素早く終わらせ出て行った。
やっぱりココに就職するのはよそう……
そう思い身体を拭き横になった。
明日は街を歩いてみたい。色々な店を…いやあっち系の店を…ムフフ…よだれを垂らしながら眠りについた。




