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たった、それだけのことなのに。

 三日後。


 放課後になって、生徒に配った紙が回収された。

「ふむふむ」

 一枚一枚、室長が目を通していく。

「どうですか、内容は」

「要望は特にありません、というのも数枚あるが…。多いのはこれだな」

 そう答えて、室長はボールペンの尻の部分でこんこんと何枚かの用紙を叩いた。

「読みたまえ」

 差し出された紙を、ヨジュンと二人で覗き込む。五枚の紙には、言葉は違えど同じような内容が書かれてあった。

 すなわち。


【ユーリィ家のご子息に見られていると思うと緊張します。萎縮するなというのは無理な話です】


「まあ、僕も多少は緊張します」

 ヨジュンが言って、俺がため息をつく。

「気を悪くしないでください。だって国主ですよ? マタルの創造主の子孫ですよ? 僕みたいな平民からすると、雲の上の存在です」

「俺がいるのは雲の下だよ。きみとなにも変わらない」

「解ってますよぉ。僕がなにをしたって、カロスさんは意地悪したりしないってことも。だから態度を変えずに済むんです」

「それは良かった」

「生徒たちにも、時間をかけて理解してもらうしかないですね」

 そうだね、と応える。生徒によっては、理解する前に卒業してしまうかもしれないが。

「そもそも、産まれが違うくらいでヒトの価値は変わったりしないものだよ」

 そこで、室長が口を開いた。

「人物の価値は、その人物が生きていく過程で培われるものだ。どこに産まれようとも、場所の価値はヒトの価値ではない」

 室長に心から同意するのは久しぶりだ。そういえばこのヒトこんなまともなことも言えたな、と思う。

「ほかに、書かれていることは?」

「引っかかるのは、これだな。無記名だが」

 再び、ヨジュンと覗き込む。


【学校に通っている意味が分かりません】


「これは、また…」

「研修所でも案内人のことは散々学習したはずだけど…。そういう意味じゃないんだろうな」

「うむ。そういう意味ではないのだろう。おそらく、先日の実習でなにか思うところがあったのではないか」

「…ナミカでしょうか?」

「断定するのは早い。ナミカくんは確かに人一倍狼狽えていたが、狼狽えていた生徒は他にもいた。ただ見送るだけですか、と詰まらなそうに言った生徒もいたしな」

「どうします」

「記名が無い者には個別対応は出来ない。先日言った通りだ。しかしこのままにも出来まい」

 室長は、腕を組んで考えるポーズをしてみせた。しかし考えたのは一瞬だった。

「一人ずつ個人面談をしようかと思うのだが、どうかね?」

「一人ずつですか。反対はしませんよ。ただ、カリキュラムにありませんから、時間の調整が必要になります。少し授業を詰めていかないと」

「僕も賛成です。やっぱり、言いたいことは言っておかないと。この際、思っていること全部をぶっちゃければいいと思います!」

「ふむ。では決定だな。個人面談をしよう。ついでだから例の詐欺グループのことも確認する。カロスくんは授業の調整をしてくれたまえ」

「はい」

「え、僕は?」

「ヨジュンには別で動いてもらいたい。きみはしばらく、マタルと地球を行ったり来たりしてもらうことになる」

「いいですけど…。この前の、噂の出所探しですか?」

「うむ」

「でもそれは、この前マタルに帰った時もなにも判らなかったですよね。生徒も全員帰っていたし。探りようがないんじゃないですか?」

「先日カロスくんにも言ったが、誰であれこそこそするのは美しくない。生徒を巻き込んでいることも看過出来ない。そもそも、私の部下を勝手に不安にさせていることが業腹だ」

 俺は顔を上げて室長を見た。室長は、普段とそう変わらない顔でヨジュンと目を合わせて話している。

「であるならば、こちらはきちんと対応すべきだ。噂を流してそれで満足なら今回は笑って赦すことも出来ようが、おそらく噂を流しているのは第一段階。第二段階になにをしようとしているのかは今のところ不明だが、なにが目的にしろ、相手にも表舞台に出てきてもらわねば。それで正々堂々とお帰り願おう」

「なるほど。でも、どうやって?」

「事はマタル国主を巻き込んだ噂だ。ならば、ユーリィ家でなにかが起こっていると考えるのが妥当だろうな」

「僕に、ユーリィ家に入り込めってことですか?」

「そんな危険なことはさせんよ。ああ、危険と言ってはカロスくんに失礼か」

「…いえ、お気になさらず」

 室長がこちらを見たので、俺は目を逸らした。

「ユーリィ家はなにせ国主だ。マタルの最高権力者の名前を出す以上、相手は小競り合いでは済まない覚悟をしていると見ていいだろう。もしかしたら、ユーリィ家とほかの権力者との間でいざこざが起こっているのかもしれない。まだ、推測の段階だが」

 ヨジュンは、もう一度なるほどとうなずいた。

「まかりなりにも国主に喧嘩を売るようなものですもんね。それなりの権力者が相手ってことですか」

「そういうことになる。カロスくんがユーリィ家の者だとばらしてなにがしたいのかは判らんが」

「本当に、なにが目的でしょうねぇ」

「なにが目的にしろ、先ほども言ったがお帰り願うだけだよ。その為に、ヨジュンには尽力してもらいたい」

「もちろんですよ! カロスさんと働けなくなるなんて絶対に嫌ですもん」

「…ありがとう」

「カロスさん、僕お役に立てるようにがんばります!」

 にぱっと笑うヨジュンは、本当に眩しかった。普段、美しい美しいと思っていたが、こうしてみるとさすが男の子だ。凛々しくもある。もう少し見た目が成長したら、マタル史上最高の美貌を持つ男性となるだろう。

「ごめんね」

 思わず、謝っていた。

「へ? なにがですか?」

 本気で首を傾げているヨジュンに、俺の顔つきは固かったと思う。

「本当は、俺がユーリィ家の者として調べてくるべきなんだろうけど…」

「ああ、なんだ。そんなことですか」

「そんなことって」

「うむ。そんなことだな」

「室長まで」

「カロスくん。きみは難しく考えすぎている。これは適材適所というやつだ。ユーリィ家の者だからこそ自由に動けないという側面もあるし、そもそも事務員のヨジュンには授業の時間調整は出来ない」

「でも、俺にもなにか出来たらと」

「だから、授業の調整をしていてくださいよ。大丈夫ですって。僕こう見えても武道の心得があるから危険も少ないし、生徒たちとも年齢が近いから諜報活動も出来ます!」

「ヨジュン…。きみ、諜報活動とかいう難しい言葉を知っているのか」

「ありがとうございます!」

 別に褒めてはいないが。まあ本人が嬉しいならそれで良しとしよう。

「それで、具体的にはどうすればいいんですか?」

「ふむ。それなのだが」

 室長とヨジュンが相談する傍らで、俺はカリキュラムの一覧を取り出した。どうにも歯痒いが、今の俺に出来ることは確かにこれしかないのだ。ならば、せめてしっかり調整しようと決意した。


 そうして、数日後。

 個人面談は実施された。授業時間を調整した結果、放課後や授業前ではなく、授業中にすることにした。

 俺が教室でこれまでの授業を復習している間に、職員室の応接間に出席番号順に呼び出すのだ。面談時間は一人十分から十五分ほど。何事も無く計算通りに行けば、授業二時間のうちに全員の面談が終わる。

 今のところ面談は順調に進んでいる。俺の復習授業も順調と言える。もちろん、トレフ室長がいなくても、いや、いないからこそ録画もしている。もうすぐ授業一時間目が終わる頃だ。時計をちらりと見て、俺は教壇の上から生徒たちを見渡した。

「これまでの授業内容をざっと復習してきましたが、みなさんから質問は無いですか?」

 数人の手が上がる。

「ではリュウイ。どうぞ」

 リュウイは小柄で真面目でおとなしめの男子生徒だ。見た目は中学生くらい。小テストではいつも満点かそれに近い。彼は立ちあがった。

「道路を歩く時ですが、日本では車は左通行、歩行者は右通行ですよね」

「その通りです」

「でも道を歩いていると、普通に左側を歩いている人間もいますし、自転車が右側の歩道を走っているのを見かけます。あれは危ないと思うのですが、人間には道路交通法は徹底されていないのですか?」

「良い質問です。本来なら、すべての人間が道路交通法を順守すべきです。歩行者が右を歩くと決められているのは、その方が前から向かってくる車に気付きやすいからです。全員がルールを守れば、結果的に、事故も減っていくでしょう。それに、みなさんもご存知の通り、自転車は軽車両扱いなので左走行です」

 けれど、と俺は続ける。

「現実問題として、軽車両専用の道路は整備されていないところの方が多いことは事実です。交通量が多いところでは、自転車には乗らずに押して通るのが平和的ですね」

「でも、押している人はめったに見ません」

「そうですね。押して歩いては自転車の意味が無いと思っている人間がほとんどなのでしょう。人間は…いえ、マタルの住民も、どんなに想像力が豊かなヒトでも実際に自分の身になにかが起こらないと反省はしないものです。自転車の点灯をせずに走行していて事故を起こした例はいくらでもあります。不幸にも、命を落としたヒトまでいます。一人一人がルールを遵守すればそんな悲劇的な事故も起きずに済むでしょう。それでも、人間とは愚かなもので、自分だけは大丈夫だと思い込むのです。そういった思い上がりが、事故を起こす原因の一つであることは否めません」

 リュウイもほかの生徒も、黙って俺の話を聞いている。

「きみたちに必要なのは、他人がルールを守らないから自分も守らないなどと思わないことです。誰がルールを破ろうとも自分だけはルールを守る。それを自分に誓ってください。時にそれは馬鹿馬鹿しく思えるかもしれません。とても小さなことに見えるかもしれません。しかしそれでも、ルールは守るべきです。これは道路交通法に限った話ではありません。なんであれ、繰り返しになりますがルールは守らなくてはなりません」

「守るべきルールそのものが間違っている、という可能性は無いのですか?」

「絶対に無いとは言いません。日本国内に限ってもおかしな法令はあります。取り締まるべき法令そのものが無い場合もありますし、仮にそのルールが間違っていなかったとしても例外は存在します。極論を言えば、救急車は信号を守らなくてもいいし逆走行もします。重要なのはどこに重きを置くかということです。このルールという言い方に違和感があるならマナーでもいいです。ここで重要なのはその呼び方ではなく、「他人を傷つけない」という絶対的な常識です。「他人にされて嫌なことは自分もしない」。ただそれだけのことなんですよ」


 そう。ただそれだけのこと。

 たった、それだけのことなのに。


「私が言っている意味、解りますか?」

「はい。解ります」

「結構です。常識を身に付けるほどに、非常識な人間の言動が気になってくると思います。時に歯痒くて腹立たしくもなるでしょう。力に訴えたくなることもあるかもしれません」

「それでも自分はルールを守る、その意味はなんですか?」

「それは自分で考えることですよ。私が答えても、自分が納得しないならそれこそ意味がありません」

「そう…ですね」

「ほかに質問は?」

「ありません」

 答えて、リュウイは椅子に座った。俺は室長のように弁達者ではない。伝わっただろうか、と少し不安になる。

「ほかに質問のあるヒトはいませんか?」

 ジュエイがなにか言いたそうにもぞもぞしている。指名するべきだろうか。しかしあまり甘やかすのもよろしくない。どうしようかと考えていると、面談に行っていた生徒が戻ってきた。次の順番はジュエイなので、彼女は席を立った。

十数分後、ジュエイが戻ってきて、チャイムが鳴った。一時間目の終了だ。

「では、休憩に入ります。次の時間は自習とします。それぞれ試験勉強をしてください。私はここにいますので、質問は引き続き受け付けます」

 そう告げると同時に、面談に行っていた生徒が戻って来た。


 俺も一度職員室へ戻る。室長だけがそこにいた。ヨジュンは調査をしにマタルへ帰っている。

「お疲れさまです」

「ふむ。きみもな」

「どうですか、面談は」

「まずまずと言ったところだな」

「あやしい生徒はいましたか?」

「確定はヨジュンからの報告を待ってからになるが…。おかしなことを言っている者はいた」

「誰です?」

「まあ、待ちたまえ。話はヨジュンが帰ってきてからだ。きみには歯痒いだろうが、急いては事を仕損じる」

「…はい」

「授業は滞りないかね?」

「はい。問題ありません。…ちょっと、答えづらい質問は受けましたが」

「ほう。内容は?」

 室長に問われて、俺は録画していた先ほどの授業を一部再生した。

 リュウイとのやり取りの部分を終えて、一時停止ボタンを押す。

「こんな感じです」

「ふむ。模範解答だ。きみも立派に先生になっているじゃないか」

「そうでしょうか? 生徒が納得してくれていたらいいのですが」

「少なくともきみの誠意は伝わっただろう。日本国の実情を伝えるのも必要だし、自分で考えることも必要だ。私が質問を受けても同じように答えている」

 不覚にも、その言葉に安心している自分がいた。


 本当に不覚だ。我ながら情けない。


「なんだね、その不服そうな顔は」

「俺の顔なんていつもこんなもんですが」

「言いたいことがあるなら言いたまえ」

「大したことじゃありませんよ。…ちょっと、情けなくなっただけです」

「きみがかね? まあ確かに、私に比べればきみはまだまだひよっこだが。心配せずとも、私のような優秀な上司の下にいれば、きみも成長出来るだろう」

「……頭頂部が残念な上司のくせに」

「なにか言ったかね」

「いいえ、別に」

「きみはそうやってちょいちょい私のふさふさな頭頂部をいじろうとしてくるが、それはつまり、私が完璧すぎてほかにいじるところが無いからじゃないのかね?」

「聞こえてるじゃないですか。ずいぶん幸せな思考ですね」

「ああ、私は幸せだ。仕事にも部下にも毛根にも恵まれている。言っておくが、きみも含めた部下だ。なにか文句があるかね?」

「……ありません」

「ならばよし。きみが自分を情けなく思う必要も無い。私のようになるにはまだまだ修行が必要だしな」

「誰があなたみたいになりたいと言いましたか」

「おや。私と自分を比べたから情けないと思ったのではないのかね?」

 う、と言葉に詰まる。悔しい。

「…そろそろ次の授業が始まりますから、俺はもう行きます」

「ふむ。気を付けたまえ」

「気を付ける?」

「今の段階では誰に警戒しろとも言えないが、狙われているのはきみだ。さりげなくプライベートなことを聞かれるかもしれない。いいかね? その手の質問には絶対に答えてはならない。命令だ」


 命令か。

 俺は、すっと室長に向き直った。

「承知しました」



 教室には、全員が揃っている。室長に気を付けろと言われたので、俺は気を引き締めて教壇に立った。

「では自習を始めてください。質問がある時は挙手をして私のところまで来るように。個人面談の順番のヒトは職員室へ向かってください」

 はい、と生徒がうなずき、面談の者は教室を出て行った。俺は教壇の脇にある椅子に座る。俺は俺で、調整した授業の準備があるのだ。

 しかし、カリキュラムを手にしながら、俺が考えていたのは室長の言葉だ。おかしなことを言っている生徒がいたという。誰だ。誰が怪しいんだ?

 前の時間に個人面談に行った生徒は六人。六分の一か。いや、室長はあやしいのが一人だとは言わなかった。複数人の可能性もある。

 急いては事を仕損じると室長は言ったが。その通りだとは思うが。

 それでもやっぱり、気になる。


 俺が悶々と考えている間、教室は静かだった。教科書を捲る音や、ノートになにかを書きつける音だけが響いている。ふと、良い時間だと思った。こんな風に、静かに時が流れると良い。波風など立たないに越したことはない。

 誰が内通者だか今は判らないが、大事にせずに手を引いてほしい。

 と思っていたら「先生」と呼ばれた。見渡すと、一人の男子生徒が手を挙げている。名をクミナという。

「はい。質問でしたらこちらへどうぞ」

 クミナは席を立って、教科書を片手に俺のもとへやってきた。

「質問というか…。確認なんですけど」

「なんでしょう」

「もし試験に落ちたら救済措置はあるんでしょうか。追試とか」

「試験を受ける前から追試のことを考えるのは感心しませんね」

「すみません。なんか不安で」

「まあ、不安になる気持ちは解ります。…救済措置ですか。そうですね、全員の試験結果にもよりますが、一度落ちたからと言ってすぐに切り捨てたりはしませんよ」

「でも俺、研修所でも何度か追試を受けていて…」

 知っている。研修所から送られてきたデータで見た。それでも彼がここにいるのは、紙の試験ではなく実習の成績や面接の結果が飛びぬけて良かったからだ。現に彼は、最初に自転車から補助輪を取った。

「きみは、自転車などの実技は問題無さそうですけどね。先日の実習でも、魂を上手にあの世まで導いたそうですし」

「そうなんですけど、どうにも書く試験が苦手で…」

「教科書を何度も読み込んで、理解するしかありません。授業中は駄目ですが、寮で勉強する時はガムなど噛むと集中力が上がりますよ」

「それ、先生の勉強法ですか? カロス先生は追試とか受けたこと無さそうですね」

 …しまった。


 これは、プライベートな質問に入るのか?

 絶対に答えるなと言った室長の声が蘇る。


「一般論ですよ。きみはプロ野球を見たことはありますか? バッターボックスに立つ選手がよくガムを噛んでいるでしょう。あれは集中力を上げる為です」

「そうなんですか? 寮にはテレビが無いんで…。野球にあんまり興味も無いし」

「ああ、そうでしたね。まあ野球はともかく、教科書を読み込んでください。教科書以外から試験問題が出ることはありませんので」

「わっかりました! ちなみに先生、ヤマを教えていただくことは…」

「出来るわけがないでしょう。自分の力で勉強してください。手助けはしますけどね」

 呆れて答えると、クミナははぁいと答えた。お調子者だ。憎めないなと思って俺も苦笑した。

「最初の試験です。基礎をさらうだけですよ。あまり緊張しすぎず、自分の力を出してください」

 と、そこで教室の扉が開いた。面談から生徒が戻ってきたのだ。行っていたのはナミカ。心なしか、顔色が悪い。

「カロス先生、戻りました」

「はい。……どうしました? 顔色が悪いようですが」

「いえ、大丈夫です。なんでもないです」

 なんでもないような顔色ではないが。しかし面談したのは室長だし、本人に拒絶されたらどうしようもない。そうですか、と俺はうなずいた。

「では、きみも席について自習を始めてください。次の順番のヒトは職員室へ行ってください」

 ナミカに倣うようにクミナも席に戻り、次の生徒が職員室へ向かって、それで教室は静かになった。

 その後、いくつかの質問を受け、俺はそれに答え、自習の時間は滞りなく終了した。

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