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大山お色気山伏修行!?ドジっ娘と笑いを憎む妖術師


伯耆国米子を覆う「笑い止まらぬ病」の元凶を突き止めるべく、桃色助平太一行は、星詠みの巫女・星見の言葉に従い、霊峰大山の奥深く、「せせらぎの祠」を目指していた。初夏の木漏れ日が差す山道は、しかし、どこか不気味な静けさと、そして…助平太の変態アンテナを激しく刺激する、新たな「お色気の予感」に満ちていた!

「おお!この険しき山道!そして、この苔むした岩肌!まさに、修験者たちが己が肉体を鍛え上げ、そしてその禁欲の果てに『悟り(という名のエロス)』を開くための聖地!この助平太、山伏たちのそのストイックなまでの『禁欲美』にも、大いに興味が湧いてまいりましたぞ!もしや、この先に、滝に打たれるうら若き女山伏の、その濡れ透けたお姿が…むふぅ!」

助平太は、早くも妄想の世界へと旅立ち、よだれを垂らさんばかりの勢いだ。

「このド変態!山に入ってまで発情してんじゃないゾ!少しは神聖な気持ちを持て!」

プルルンが助平太の頭をピコピコハンマーのように叩く。お福は、「山伏さんたちって、お山でお団子とか作って食べるのかしら~?木の実のお団子とか、美味しそうですわねぇ」と、どこまでも食い気から離れない。

一行が、道なき道を進み、沢沿いの険しい崖道に差し掛かったその時だった。

「きゃあああああっ!」

可愛らしい悲鳴と共に、頭上から何かが降ってきた!それは、緋色の山伏装束に身を包んだ、年の頃十六、七ほどの若い女山伏であった!彼女は、足を滑らせたのか、木の蔓に宙吊りになり、スカート状の袴がめくれ上がって、白い太ももがあらわになっている!

「おおおおおおおおおおっ!なんと!なんと素晴らしい『天からの贈り物』!この無防備なるお姿!その宙吊りにされてなお失われぬ、乙女の恥じらい!そして、あのめくれ上がった袴の奥に見え隠れする、聖域(サンクチュアリ)への入り口!この助平太、今、猛烈に…猛烈に…『救助という名のお触り』をしたい衝動に駆られておりますぞ!」

助平太の目が、かつてないほどに爛々と輝き、鼻からは大量の鼻血が噴き出している!

「助平太殿!助けるのが先決だ!」カゲリが叫ぶ。

「ったく、このド変態は…!」辰五郎が呆れながらも、女山伏を助けようと崖を登り始める。

女山伏は、なんとか助け出されたものの、顔を真っ赤にして俯いている。その手には、なぜか鳥の巣が握られていた。

「あ、あの…わたくし、小鈴(こすず)と申します…その…修行中に、道に迷ってしまい…お腹が空いたので、鳥の卵でもと木に登ったら、足を滑らせて…あわわ…」

小鈴と名乗った女山伏は、極度のドジっ娘らしく、しどろもどろに説明する。そのたびに、豊満な胸が修行着の上からでもわかるほどに揺れ、助平太の視線はその一点に釘付けだ。

「小鈴殿!なんと愛らしく、そして…そそられるお名前!そして、そのドジっ娘ぶり!まさに、拙者が探し求めていた『守ってあげたいエロス』の化身!この助平太、貴女様を、我が『変態の翼』で優しく包み込み、安全なる『快楽の園』へとお導きいたしましょうぞ!」

「ひゃっ!?あ、あの…何を…?」

小鈴は、助平太のあまりにも熱烈な(そして意味不明な)言葉に、さらに顔を赤らめ、後ずさる。

話を聞けば、小鈴もまた、米子の町の異変と、大山の嬉々様の力の乱れを察知し、師匠の言いつけで「せせらぎの祠」と「静心の玉」を守るために来たのだが、案の定道に迷い、おまけに自分で仕掛けた獣避けの罠に自分で引っかかりそうになっていたという。

「なんと!小鈴殿も、我々と同じ目的とは!これはまさに、天の導き、いや、『エロスの神の思し召し』でござるな!さあ、小鈴殿!この頼りがいのある(変態的な)助平太一行が、貴女様を、祠まで安全に(そしていやらしく)お連れいたしましょうぞ!」

助平太の熱意に(そして、その背後に控える辰五郎やカゲリのまともそうな雰囲気に)、小鈴は「は、はいぃ…!皆様、きっと嬉々様がお遣わしになった勇者様なのですね…!」と、盛大な勘違いをして一行の案内役を買って出た。

しかし、小鈴の案内は、前途多難を極めた。吊り橋を渡れば板を踏み抜き、沢を渡れば足を滑らせてずぶ濡れになり(その度に助平太が「おお!濡れ透け山伏装束!なんと背徳的で美しい!」と大興奮)、時には一行を崖っぷちへと導いてしまう始末。

「あらあら、小鈴さん、なんだか見ていてハラハラしますけど、一生懸命で可愛らしいですわねぇ。はい、これ、わたくしのお団子、半分こしましょう?」

お福だけは、小鈴のドジっぷりを微笑ましく見守り、懐から次々と食べ物を取り出しては分け与えている。

そんな珍道中の末、一行はついに「せせらぎの祠」へとたどり着いた。しかし、清らかなはずの祠の周辺は、禍々しい妖気に包まれ、美しいはずのせせらぎは黒く淀んでいる。そして、祠の中央に安置されていたはずの「静心の玉」は、見るも無残に黒く染まり、邪悪な波動を放っていた。

「こ、こんな…!静心の玉が…!」小鈴が悲痛な声を上げる。

その時、祠の奥の暗がりから、甲高い笑い声と共に、一人の男が姿を現した!

「ククク…ようやく来たか、間抜けな山伏娘と、物好きな旅の者どもよ。この『静心の玉』は、我が『絶笑の呪詛』によって、もはやただの呪いの塊よ!」

男は、顔中におかしな隈取を施し、破れた芸人のような格好をした、痩せこけた妖術師であった。その目は、深い憎しみと狂気に歪んでいる。

「貴様が、この米子の町を、そして嬉々様の力を悪用している張本人か!」辰五郎が怒鳴る。

「いかにも!かつて、儂の笑いは誰にも理解されず、嘲笑の的となった…!ならば、この世の全ての笑いを憎み、人々から笑顔を奪い、絶望の底に叩き落としてくれるわ!この『絶笑斎(ぜっしょうさい)』様がな!」

絶笑斎と名乗った妖術師は、懐から不気味な呪符を取り出し、一行に襲いかかってきた!

絶笑斎は、笑いを封じる呪いや、相手を強制的に泣かせ続ける「涙腺崩壊の術」、さらには、相手の最も恥ずかしい過去を大声で暴露させる「赤面告白の呪い」など、精神的に追い詰める陰湿な妖術を次々と繰り出す!

「おお!なんと!その『負の感情』に特化した妖術の数々!そして、その歪んだ笑顔!実に、実に…『闇のエロス』を感じますぞ!しかし、絶笑斎殿!その憎しみもまた、一つの『美』ではございますが、真の『美』とは、笑いも涙も、喜びも悲しみも、全てを包み込む、この助平太のような『愛』の中にこそ…!」

助平太が、いつもの調子で変態的説法を始めようとした瞬間、絶笑斎の「赤面告白の呪い」が、小鈴に炸裂した!

「ひゃああああっ!わ、わたくし…実は…助平太様の、あの…その…逞しい(と勘違いしている)お姿に、ちょっとドキドキしてしまって…昨夜も、助平太様の寝顔をこっそり覗きに行って…あわわわわ!」

小鈴は、顔を真っ赤にして、とんでもない秘密を大声で暴露してしまった!

「おおおおおおおっ!なんと!小鈴殿!その恥じらい!その純粋なる恋心!そして、その『覗き見』という、実にアグレッシブな求愛行動!この助平太、貴女様のその『乙女のエロス』に、全身全霊でお応えしとうございますぞ!」

助平太は、小鈴の衝撃告白に、これまでにないほどの興奮を覚える!

「こ、この小娘…そしてこのド変態…!儂の計算が狂う…!」

絶笑斎は、予想外の展開に動揺する。その隙を見逃さず、カゲリと辰五郎が絶笑斎に猛攻を仕掛ける!プルルンは、穢れた「静心の玉」に近づき、その浄化方法を探ろうとする。

お福は、泣き続ける辰五郎(涙腺崩壊の術にかかっている)を見て、「あらあら、辰五郎さん、そんなに泣いてはお腹が空きますわよ?はい、これ、とっておきの『大福餅』ですわ」と、巨大な大福餅を差し出し、なぜか辰五郎がそれを勢いよく頬張った瞬間、術が解けた!

「…あれ?なんで俺、大福食ってんだ?」

「お福殿のその『食欲』…もしや、呪いすらも打ち消す『聖なる力』を秘めているのでござるか!?」

絶笑斎は、追い詰められ、最後の切り札として、穢れた「静心の玉」の力を暴走させようとする!

「この世の全ての笑いを消し去ってくれるわ!」

しかし、その時、小鈴が、涙目ながらも必死で山伏の印を結び、か細い声で祝詞を唱え始めた!そして、助平太が、その小鈴の健気な姿に「おお!小鈴殿!その涙に濡れたお顔、そしてその必死の形相!実に、実に…『守りたいエロス』の極致!」と叫びながら、なぜか小鈴の脇腹を(励ますつもりで)こちょこちょし始めた!

「ひゃひゃひゃひゃっ!だ、だめですぅ~!助平太様ぁ~!そんなところを~!」

小鈴は、祝詞を唱えながらも、こちょこちょの刺激に耐えきれず、奇妙な嬌声と爆笑を上げてしまう!すると、その「純粋な笑いの力(と、こちょこちょによる快楽の波動?)」が、暴走しかけた「静心の玉」に流れ込み、玉を覆っていた黒い妖気が、みるみるうちに浄化されていくではないか!

「な、なんだとぉ!?儂の呪いが…こんな…こんな馬鹿げたことで…!?」

絶笑斎は、信じられないといった表情で、清らかな光を取り戻していく「静心の玉」を見つめている。

米子の町の「笑い止まらぬ病」は、まだ完全には治まっていない。しかし、助平太一行と、ドジっ娘山伏・小鈴の、奇想天外な冒険は、まだ始まったばかりであった!

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