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西海道色欲紀行!妖艶剣士と鉄仮面、長崎は変態の香り!?


白雪姫と鈴森の藩の民に見送られ、桃色助平太一行は、次なる「天逆毎の鍵」の破片の手がかりを求め、一路西、長崎を目指すこととなった。東海道から山陽道、そして関門海峡を渡り九州へ。道中、変わりゆく景色や土地ごとの名物、そして何よりも、その土地土地の「おなごの美しさ」の違いに、助平太の「変態アンテナ」は常にフル稼働であった。

「おお!あの京女の、はんなりとしたうなじ!まるで、磨き上げられた白磁のよう!そして、あの浪花女の、弾けるような笑顔と豊満なる胸元!たこ焼きよりも熱く、そして柔らかそうでござるな!」

「このド変態!いつまでもおなごの尻ばっかり追っかけてんじゃないゾ!少しは真面目に旅をしろ!」

プルルンが助平太の頭の上でぴょんぴょん跳ねながら怒鳴るが、助平太には馬耳東風である。

九州に入り、長崎街道を進むにつれ、風景は徐々に異国情緒を帯び始めた。南蛮渡来の珍しい品々を扱う店や、異国の言葉を話す人々。カゲリは冷静に情報を収集し、辰五郎は初めて見る文化に目を丸くし、プルルンは「カステラという甘い菓子があるらしいゾ…」と食い意地を張っている。そして助平太は…

「おお!あの南蛮渡来のドレスをお召しになったご婦人!そのコルセットで締め上げられた細腰と、そこから広がる豊満なるヒップライン!そして、胸元からこぼれ落ちそうな二つの果実!なんと!なんと開放的で、そして挑発的な『美』でござろうか!この助平太、日本の伝統美もさることながら、この異文化の『肉感美』にも大いに感動しておりますぞ!」

しかし、そんな一行の珍道中を、冷ややかに見つめる二つの影があった。玉藻の前が差し向けた、新たなる刺客である。

一人は、血のように赤い着物をひるがえし、腰には見事な太刀を差した、妖艶な美女。その名は血煙のお蝶(ちけむりのおちょう)。舞うような剣技と、相手を惑わす色香を武器とする。

もう一人は、表情のうかがえぬ鉄仮面で顔を覆い、鋼のような巨躯を黒装束で包んだ寡黙な大男、鉄仮面の玄蕃(てつかめんのげんば)。その両腕から繰り出される拳は、岩をも砕くという。

とある大きな宿場町「小倉」で、一行が旅籠に宿を取った夜のことだった。助平太が、いつものように「夜の美の探求へ!」と一人で抜け出そうとしたところ、廊下の角で、湯浴み帰りと思しき、しどけない姿のお蝶と鉢合わせした。

「あら…旅のお方?こんな夜更けに、どちらへ…?」

お蝶は、濡れた黒髪を指で梳きながら、潤んだ瞳で助平太を見つめ、甘い吐息を漏らす。その胸元は大きくはだけ、湯気に火照った肌が悩ましげに覗いている。

「おおおおおっ!こ、この完璧なる『湯上がり無防備お色気』!その濡れた髪から滴る雫!その微かに開いた唇!そして、その着物の合わせ目から大胆に主張する、二つの柔らかなる『山脈』!この助平太、今宵、貴女様という名の『秘湯』に、身も心もどっぷりと浸からせていただきたい!」

助平太が、鼻息も荒くお蝶に迫ろうとした瞬間、お蝶の袖から閃光のように短刀が繰り出された!

「うふふ…嬉しいお言葉。でも、その前に、少し『お戯れ』を致しましょうか?」

お蝶の表情が一変し、妖艶な笑みの奥に、底知れぬ殺気を宿す。同時に、旅籠の四方から、玄蕃に率いられた屈強な手下たちが姿を現し、助平太たちを包囲した!

「ちっ、罠か!」辰五郎が鳶口を構える。

「カゲリ殿、プルルン殿!あの美女の太刀筋、そしてあの鉄仮面の漢の筋肉!実に、実に…斬り(揉み)ごたえがありそうでござるな!」

戦闘開始!お蝶は、まるで舞を舞うようにひらひらと助平太の攻撃をかわし、その太刀筋は予測不可能。時折、わざと着物の裾を翻し、太ももをチラつかせて助平太の注意を逸らそうとする。

「あらやだ、見えちゃったかしら?もっとよくご覧になりたい?」

「おお!なんと!その太刀筋の合間に見せる、一瞬の『パンチラ(ふんどしチラ)』!計算され尽くしたその角度、そしてそのタイミング!貴女様は、まさしく『戦場の舞姫』!この助平太、その舞に、我が魂までも捧げたくなりそうでござるぞ!」

助平太は、お蝶の挑発にさらに興奮し、筆を片手に(なぜか)応戦する。

一方、カゲリと辰五郎は、鉄仮面の玄蕃とその手下たちを相手に苦戦していた。玄蕃の拳は、辰五郎の鳶口をへし折り、カゲリの素早い動きをも捉える。その鉄仮面の下の素顔はうかがい知れず、ただ機械のように正確な攻撃を繰り返すのみ。

「こいつ、強ええ!まるで鉄の塊だ!」辰五郎が呻く。

プルルンは、擬態した天井の梁から戦況を窺い、玄蕃の動きを観察していた。

「あの鉄仮面野郎、動きはデカいが、関節の部分は普通の人間と同じはずだゾ!そこを狙えば…!」

その時、お蝶が助平太に強烈な色仕掛けを仕掛けた!突然、助平太に抱きつき、その豊満な胸を押し付け、耳元で甘く囁いたのだ。

「うふふ…変態侍さん、私と二人で、もっと『楽しいこと』を致しましょうよ…こんなむさ苦しい男たちなんか放っておいて…」

「おおおおおっ!こ、この柔らかさ!この温もり!そして、この耳元で囁かれる甘美なる誘惑!まるで、極楽浄土の天女様が、拙者を『快楽の彼岸』へと導いてくださるかのよう!この助平太、喜んで…喜んで…!」

助平太は、完全に骨抜きにされ、お蝶のなすがままになりかけていた。

「このド変態!目を覚ませだゾ!」

プルルンが、天井からお蝶の頭上めがけて、擬態した金ダライ(どこから持ってきたのか)を落下させた!

「きゃんっ!?」

お蝶は、間一髪で金ダライを避けたが、その衝撃で助平太から離れる。

「い、いけねえ!あの女狐の妖術にかかるところだった!」

助平太は、我に返ると、お蝶に向かって叫んだ。

「お蝶殿!そのお誘い、実に魅力的!しかし、拙者の『美の探求』は、一人の美女に留まるものではござりませぬ!この世の全ての『美』を愛で尽くすことこそ、我が宿命!故に、貴女様との『楽しいこと』は、また別の機会に…例えば、もっと月明かりの美しい夜に、二人きりで…」

「な、なんなのよ、この変態は!?」

お蝶は、助平太のあまりにも堂々とした変態ぶりに、本気で引いている。

その隙を突き、カゲリが玄蕃の足関節に鋭い蹴りを入れ、辰五郎が渾身の力で玄蕃の体勢を崩す!

「うおおおお!江戸っ子の意地、見せてやるぜ!」

そして、プルルンが玄蕃の鉄仮面のわずかな隙間に、擬態した唐辛子をねじ込んだ!

「ぐおおおおおっ!?(目がああああ!)」

玄蕃は、さすがの鉄仮面も顔面の激痛には耐えられず、巨体を揺るがして悶絶する。

「おのれ…!覚えてらっしゃい!」

お蝶は、形勢不利と見て、手下たちと共に玄蕃を引きずりながら撤退していった。

「ふぅ…またもや、濃密な『お色気バトル』でござった…。あのお蝶殿の、恥じらいと挑発の絶妙なるバランス…そして、玄蕃殿の、苦痛に歪む(見えないけど)鉄仮面…実に、実に芸術的でござった…」

助平太は、戦いの余韻に浸っている。

「ったく、とんでもねえ奴らだったぜ。玉藻の前とか言ったか?本気で俺たちを潰しに来やがったな」

辰五郎が、折れた鳶口を見ながら悪態をつく。

一行は、傷を癒しながら長崎への旅を再開した。道中、彼らは長崎の女流蘭学者「お龍」の噂を詳しく耳にすることになる。曰く、類稀なる美貌と知性を兼ね備えているが、性格は極度の毒舌家で皮肉屋。気に入らない相手には、オランダ語で罵詈雑言を浴びせるという。南蛮渡来の奇妙な機械や書物に囲まれ、常に新しい知識を求めている変わり者らしい。

「毒舌クールビューティー蘭学者!なんと!それはまた、新たな『萌え属性』の開拓でござるか!?その冷たき視線!その辛辣なるお言葉!そして、その知性に裏打ちされた、計算され尽くした『お色気』!この助平太、そのお龍殿の『知的好奇心』を、我が変態性で満たしてご覧にいれたい!」

助平太の期待は、あらぬ方向へと膨らんでいく。

やがて、一行の眼前に、活気に満ちた長崎の港が見えてきた。唐船やオランダ船が行き交い、石畳の道には異国の言葉が飛び交っている。しかし、その華やかな風景の裏で、血煙のお蝶と鉄仮面の玄蕃が、先回りして不気味な罠を張っているかのような、不穏な気配もまた漂っていた。

果たして、助平太一行は、毒舌クールビューティー蘭学者お龍に会うことができるのか?そして、玉藻の前の次なる一手とは?変態と美女と陰謀が渦巻く長崎の地で、新たな波乱の幕が開く!

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