95 帰り道 5
昨日投稿したはずなのですが、どういうわけか投稿されていないことになっていたようです。
私はG線の電車に乗り込んだ。試験会場最寄り駅の車両は混雑していたが、ここまで来るとそういうこともなくすいている。私は座って、ショウと話をした。
何かと忙しかった受験勉強もあと1か月ちょいで終わる。それがどういう結果に出るのかはわからないが、私は比較的前向きに見ていた方だったと思う。
ショウはいまのところ、5個大学を受ける予定のようだ。本命は2/25の国公立大学。家から一番近い国立大学とのことだ。
私も彼の大学の問題を見たのだが、数学の問題と、化学の独特の形式が難しそうに感じた。特に、6年前に出た空間に平面を入れて分割する問題は、誰も解けないといっていいほど難しい問題だった。
ショウは、「難問は誰もできないんだから、基本問題で落とさないようにすることを気を付けた方がいい」と言っている。3年前の整数の問題や複素数の問題は、(他の3つの問題に比べれば)やりやすい問題だったので、そういう「やればできる問題は取る」のが鉄則だといっていた。
彼は1次試験の自己採点について、そこまで不安はないようだった。どちらかというと、2次試験の方が圧倒的に不安だといっていた。今のところ、模試の結果は悪くないといっていたが、本番がどうなるかはわからないのだろう。
特に、コンディションに左右されやすい数学が不安のようだ。英語に対し、数学の点数は安定しない傾向にある。英語はその日の体調にあまり左右されないが、数学は出た問題のジャンルにもより大きく成績がぶれてしまいやすいのだ。
去年の問題は、昨年比でやや難化したという傾向だった。私は、その大学の過去問を見ながらショウに話した。
去年の問題で言えば、1番は、数列のあまりの問題。これは見た感じ、そこまで難易度は高くなさそうな印象を受ける。2番は極座標表示された図形の面積・周長・体積。見ただけの印象で言えば計算するだけと言ったところだろう。3番は空間図形の問題。合同四面体(すべての面が合同な四面体)の体積の極限値の問題だ。これは確かに少し難しいかもしれない。4番はコインを裏返す確率の問題。これもぱっと見難しそうだ。5番は積分で定義される関数の漸近挙動の問題。確かに、全体的にめんどくさそうな問題が多いという印象を受ける。
実際、解いてみると意外と計算がめんどくさい・意外と簡単な問題もあるのかもしれない。私は、NCF試験が終わったら1回やってみよう、と決めた。
気づいたらH駅についていた。私たちは駅舎を出て、暗い道を通りながら家まで向かっていった。
風呂に入って夜ご飯を食べていると、ショウから点数の連絡が来ていた。
「現代社会 55/100
国語 124/200(現代文71+古文10+漢文43)
英語 290(筆記192+リスニング98)
計 469/600
明日よほどのミスをしてなければ問題なさそう、というコメントがついていた。私は、明日も一緒に頑張ろう、というメッセージを送った。




