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91 1次試験 6

ここに出ているのは実際の問題とは一切関係ありません。

 私は、ショウにどうだったか聞いてみた。彼は国語が壊滅的にできないといっていたが、NCF試験ではまあまあ耐えていたようだ。体感では100点は超えたといっていた。


 つぎは英語だ。私も英語が苦手と言うわけではないのだが、どういうわけかショウは異様に英語の点数が高く、模試で300点満点中280点超えという成績をたたき出したこともあるようだ。私は、英語は250点を目標にしていた。


 今のところ、過呼吸を起こすようなひどい成績を取ってそうな科目はない。このまま順調にいけば薬学部志望にできると思っていた。


 彼はDUOという英単語帳を確認している。私は、彼の横でTARGET1900を復習した。お互いに何もしゃべることなく、時間だけが淡々と流れていっていた。


 気づいたら試験開始20分前になっている。私たちは教室に戻った。


「それでは携帯電話・参考書・筆箱をカバンの中にしまってください」


 私は試験監督の指示に従い、鞄の中に参考書を入れた。社会・国語の時間と同じように、試験監督はマークシートをひとりひとりに配布した。全員に配り終えた後、彼はこういった。


「マークシートに受験番号・試験会場番号・名前と、解答する科目にマークを行ってください」


 私は指示に従い、番号をマークした。その後、スタッフは問題冊子を配布した。


 国語と同じように、英語の問題もビニール袋には入っていなかった。


「試験開始の合図があるまで、問題冊子は開かず、表紙に書いてある注意書きをよく読んで待っていてください」


 私は、彼らの指示に従い、表紙の注意を何度も読みこんだ。試験官は顔写真を確認するために巡回している。試験官が顔写真確認のために私の前を通ったとき、私は今までと同じように試験官の方を向いた。


 緊張の数分後、試験が始まる。


「解答はじめ!」


 試験官は威勢よく試験開始を告げる。私は、問題冊子をめくっていった。


 今までの経験上、英語は「頭から解いていく」のがよいと確信していた私は、発音・アクセント問題から解いていった。


---------------------

第1 問


次の問いA・Bに答えよ。(配点14)

次の問い問1~3において、下線部の発音が他の三つと異なるものを、それぞれ下の①~④の中から一つずつ選べ。

問1

①b”u”ry②f”e”rry③arr”a”nge④d”ea”f

問2

①de”s”ire②di”s”allow③di”s”ease④co”s”mos

問3

①fl”oo”d②n”u”t③w”oo”l④bl”oo”d


次の問い問1~4において、第一アクセント(第一強勢の位置がほかの三つと異なるものを、それぞれ下の①④の中から一つずつ選べ。

問1

①sustain②upset③marine④differ

問2

①isolate②formula③domestic④irritate

問3

①vitamin②opponent③alcohol④ambulance

問4

①ingridient②ridiculous③particular④independent




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 ショウはたぶん、根拠もなく”Alcohol”が出るといっていたのだろう。Bの問3の③に本島に出ていたのを見た私は驚いた。見た感じ答えではなさそうだが……。


 コロケーション問題・不要文除去問題・小説(子どもの頃の思い出の人形の話)・評論(小説を読む人は長生きな傾向にある、という趣旨の話)……、と出ているが、そこまで難しいのはなさそうだった。私は、割と点数が取れてそうで安堵した。 


「試験終了! 筆記具を置いてください。これ以降、書き直しがある場合は試験官の監視のもとそれを行うことができます。まずは、解答科目、氏名・受験番号・試験会場番号に間違いがないかを確認してください。これが、訂正を行う最後のチャンスです」


 私はまたしても急に不安になり、マークシートを確認した。たぶんだが、この不安は2日目まで続くと確信していた。


「1、0、3、……」


 うん、間違っていない。私はそのことを再度確かめた。


「それでは試験用紙を回収します。これ以降の訂正はできません」


 私は、会場を回る試験官にマークシートを提出した。この後、試験監督は話した。


「それではこれで英語筆記の解答時間が終わりとなります。つぎの英語リスニングは17時30分から始まります。その15分前の17時15分にはここにいるようにしてください」


 私はトイレに行くために教室を出ていった。


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