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61 12月のライブ 4

 そして14時。私は基本的には舞台の裏(観客席から見えない場所)から13人の披露を見ることになるが、1回だけ舞台に立つことがあり、その時だけ出てくる、という感じだ。


 今日のセットリストは以下のようになっている。1年半前の夏のライブとあまり変わらなかった。


1.希望の花言葉

2.タイムマシン

【1期生の自己紹介】

3.タビソラ

4.続く

5.Departure

【2期生の自己紹介】

6.2つ目の希望

7.道端花

8.サヨナラの先へ

【3期生の自己紹介】

9.大冒険時代

10.???(伏せられている、私も聞いていない)

 

 舞台をちらっと見てみた。ショウは手前の方の席に座っており、何か本を読んでいる。サイズ的に、ヘリアンサスの希望の可能性が高いだろう。


 舞台の電気が消えた。気づけば14時10分になっていた。予定通りならあと10分でメンバーの披露が始まる。プロデューサーさんは、スマートフォンの電源を切るように放送で促してくれた。


 去年の夏のライブでは、2期生で1番人気があるれんれんがMCを務めたが、今日のMCは2期生のまりりんだ。彼女はステージに立ってこういった。


 「みなさん来てくれてありがとうございます。普段は地元の徳島で活動しているのですが、しふぉんとりりおんの実家がここ横浜にあるということで、企画で遠征してきました。今日MCを務めさせていただくのは、2期生のまりりんです!」


 「それでは早速ですが、メンバーの皆さん、どこに住んでいますか? 横浜に住んでいるという人は、手を挙げてください!」


 のぞかないと見えないのが残念だが、見た感じ8割くらいだろうか。まりりんは続ける。


 「じゃあ、隣の市から来ている人!」


 隣の市は川崎市だ。ここから川崎市は十分近く、1回の乗り換えでここまで来ることができるし、少し体力があれば歩いていくこともできる。


 見てみると、1割程度の人が手を挙げているようだった。まりりんは話す。


 「まさかと思いますが、徳島からわざわざ来てくれたって人いますか!?」


 さすがにいないだろうと思って見てみると、何人か手を挙げている。シルエット的には奥の方にいる人が多分拓也さんだ。私は驚いてしまった。


 「一番遠くから来た、って自信ある人いますか?」


 周りを見渡すが誰も手をあげない。まりりんは残念そうな顔をしてもう1度聞き直す。


 「九州からきてくれた、って人いますか?」


 この質問にも誰も手を挙げていない。多分、そんな遠くからきている人はいないようで、だいたいは地元の人なのだろう。北海道・中国地方についても聞いていたが全滅なようだ。


 「今日初めてヘリアンサスガールズを知った人ってどのくらいいますか?」


 彼女は質問する。見た感じ4分の3くらいが手を挙げている。 


 「皆さん、答えてくれてありがとうございました! それでは、早速1曲目と行きたいと思います。私たちの1stシングルのタイトル曲、『希望の花言葉』です!」

  

 まりりんのあいさつに合わせて音源が流れる。13人が一斉に歌い始めた。


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