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22 家で

 太田に言われたことに対してどう思っているかショウに聞かれたが、私としてもまだ付き合ってはいないと思っていることを正直に告げた。


 正直、私はショウが好きだ。いつかはちゃんと付き合いたいと思っていたが、そのことについて聞き出す勇気は私にはなかった。結局当たり障りのない世間話をして、ふたりは家へと帰っていった。

 

 親は共働きで今家にいない。私は冷蔵庫に入っていたそうめんをゆでて1人で食べた。


 食べ終わった数十分後にショウからLINEが届いた。メッセージを読んでみると、何かハマってるゲームある?という内容だ。私は、FotF(Frontier of the Fieldフロンティア・オブ・ザ・フィールド)というゲームにはまっていると答えた。


 FotFはいわゆるFPS(ファースト・パーソン・シューティング)ゲーム。敵を倒して最後の1人(1グループ)になるまで戦闘を続けていくゲームだ。私はリリース初期のころ(3年前)からやっているので、人並みには実力はあると思っている。


 「ショウもやってみたら?」


 私は提案する。彼は2年前、1回だけ入れたことがあるが、プレーし始めてから2週間で向いてないことが分かってやめたと言っている。


 「今暇でしょ? 私と一緒にやってみない?笑」


 彼は私の誘惑に負けてしまったようで久しぶりに再インストールしたようだ。


 私はIDを教えて彼とフレンドになった。LINE通話をONにし、2人で喋りながらゲームをプレイした。


 「数年前やってたとき、何をすればいいかわからなくてやめちゃったんだよね」

 「大丈夫だよ、なんとかなるでしょ、私でもなんとかなってるんだし」


 ショウはゲームうまそうな見た目に反しすぐ死んでいる。私は彼の様子を見て思わず言葉が漏れてしまった。


 「ショウ下手だね、このゲーム向いてないよ多分」


 そもそもお前が誘ってきたんだろ、と言われてしまった。最もだ。私は誤った。


 「ごめんなさい」


 数戦したのち、ショウが 「ごめん、風呂入りたいから落ちる」とだけ言ってゲームから抜けていった。私は今日の準備で疲れてしまったためそのまま眠りについた。


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