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「俺たちってさ、もっと自由なはずだろ?」
「急に何を言いだしてるのよ」
コロネとゆずはアニメの収録に来ていた。その休憩時間での話である。
「三羽にしてマンネリ化し始めた外伝に対する何かなの?」
「そもそもに、これは外伝といえるのか!?というか、今の子、元ネタとなったマサルさん知らないだろう!」
「名前だけで、作者は読んだこともないけれどね」
「いつかは読みますともさ!」
とにかくハイテンションな二人を辺りの大人は微笑ましく見守っている。
「本編ではできないことをするべきだ!」
「コロネが真面目になるなんて」
「……」
コロネは俯く。
「作者のワタシいじりがひどいんだぁ。ワタシの顔がぁ、顔がぁあぁあぁあぁ!」
「ふふ。いいじゃない。イラスト化なんて大したものじゃないわ」
「この野郎!悠々自適とイラスト化されやがって!なんだ、モブキャラのくせに!まだ一羽しか出てないくせに」
「自分で墓穴を掘ったわね」
「……」
コロネは遠い目をした。
「作者がイラスト化したくなるような、そんなシーンを演出しなければならないんだ。だから!今回はブルマ回だ!」
「スタジオでそんな変なことしないでよ?というか、今の時代ブルマなんてないからね。プリズマ☆イリヤで久々に見たくらいだもの」
「太ももが!あの太ももがええんじゃぁ!」
「抑えなさい」
そんな折、とことこと背筋を伸ばし、妙齢の女性が二人の子どものそばを通る。
「ガキが朝からやかましいわね」
「幼女先輩。申し訳ないです」
「下の名前で呼ばないで!」
女性は子どもに本気で怒っていた。
「なんだ?ジョジョ。頭が悪いのか?」
「一体どういう脈絡のなさ……というか、愛称も辞めてくださいます?」
「すいません。城ケ崎さん」
ゆずは必死で頭を下げているが、コロネはどこ吹く風である。
「いやあ、本編がさあ、そこそこ暗くなってきたかなあというところでさ」
「本編の話もやめて!」
「どうしたんだ?ジョジョ」
「コロネ。城ケ崎さんは本編にもまだ登場してないの。というより未来永劫登場しないの。でも、見て。とっても気丈な振る舞いをしてらっしゃる。きっと心の底ではひどく悩んでおられるというのに」
「ううぅ……」
「ゆず。傷口を開いたぞ」
「そうよ。もう40近くになってロリキャラばかりで。そして、未だにアイドルみたいな服を着せられるのよ。わたし、選ぶ職業を間違えたかしら」
「闇が深いなー。流石ロリババア」
「こら、コロネ!」
「いいわよ、いいわよ。あんたらもそのうちひらひらのベロア生地を体中に巻いてロリコンどもに笑顔を振りまかないといけなくなるのよ。そして動画サイトでその時の動画を見つけてしまって、喉を掻っ切りたくなるのよ!」
「こんなキャラだったんだな。だが、この回以降、そのキャラだと扱いづらくなるんだよな」
「いいわよ。何でもやってやろうじゃないの!」
そう言って城ケ崎は去っていく。
「声優っておかしなやつ多いよなー」
「よく声優さんしかいないところでそんなこと言えるわね」
すると、お馴染みの古畑が来た。
「幼女たち。今日も幼女してるかい?」
「小学校で日本語の勉強をするか?」
「いいねえ。小学校!是非とも行きたい!」
「ダメだったわね、コロネ。逆効果」
「今日はどうしたんだ?出演しないだろう?」
「そうだけど、スケジュール空いちゃったから、みんなにおすそ分けを。地元の特産物のへしこだよ」
「へしこって物凄く臭いよな。そして、スタジオって密閉空間だよな」
「はっ」
「ダメよ、コロネ。古畑さんは本気で天然なんだから」
「小学生に諭される俺って……」
「人間失格だな。だが――」
「ロリコンとしては合格だ!」
コロネと古畑は二人でおかしなおどりを踊った。
「テンションが下がったわ」
そんな折、城ケ崎が戻ってきた。城ケ崎は体操服にブルマといういで立ちだった。
「幼女、じゃない……」
古畑は泡を吹いて倒れた。
「ある意味最強だな」
「なによ。おばさんだって言うのね」
「そうだろうに」
城ケ崎は涙ながらどこかへと去っていった。
「いい尺稼ぎだったな。ところで、何か本編についてあるか?」
「そう言えば、魔法の系統とかがよく分からないんだけどあれって?」
「うん。あまり気にせず読めばいいんじゃないか?別にフラグはないぞ!作者的に四章で終わる本編の一章で立てたフラグはその章の中で終わらせたいからな。しかし、一章以降続けるかは知らんぞ」
「きっと読者さんの応援ありきってことね」
「えー。応援されるとやる気無くすなー」
「最低ね」
「書いて欲しいイラストがあったら、じゃんじゃん言ってくれても構わないぞ。エッチなヤツ以外は作者の気分次第で描くかもしれないし、そのうちイラストを描くのも辞めるかもしれない」
「まあ、わたしはイラストになったから、それでいいんだけど」
「外伝あてにも質問やご意見があったらどうぞなんだぞ。女児向けのくせに内容がどうこう的なことを言われても女児向けじゃないからな、としか言えないけどな!」
「ラジオのお便りとして読むかもしれません。その辺り適当ですけど、適当なこの作品と作者とわたしのこともよろしくお願いいたします」
「コロネのことも忘れるなよ!」
「では、本日はこのへんで。小学生声優、柚木ゆずと」
「コロネちゃんと」
「その他出演声優でお送りしました」
「しーゆー!」




