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「とうとう過去編ということだが、ふと思うんだ。10年前って何があった?」
「なんと、桜庭一樹先生が何とかショウを取ったのこと!」
「直木賞ね」
「クラークも死んだな」
「オバマ大統領就任ね」
「そう思うといろいろあったんだな。というか、作者小学生じゃん!全然年取った気がしない!」
「昔から変わらないのね」
「まあ、作者の最大のトラウマに近い年のこと」
「そう思うと色々と書けそうだけど、小学生だから情報に限りはあるよな。というか、時代ってそんなに変わらねえよ!十年前と今とで変わったことなんて、本当にねえよ!?」
「本当にスマホくらいかしら。あと、リーマンショックだったり、政治が揺らいだり」
「急速にオタクが勢力を伸ばし始めた頃のこと。ハルヒがちょっと前にやってたのこと。2006年版」
「そろそろけいおん!とかも始まる頃か」
「あれから十年ほど。何か変わったことってあったかしら」
「人のありようなんてそんなに変わらないのこと。時代が変わってもひとは変わらないのこと」
「なんだかしんみりだな!そんなんだから、カクヨムのリレー小説企画に誰も続きを書いてくれないんだ」
「……」
「セカイ系はやっぱ終わりなのかしら。なんとなくだけど、作者が生きて行き辛い世の中になっちゃったのね。上遠野先生の小説も全然買ってくれなかったし。作者の住んでる近くの本屋だけど。全般的に売れたみたいだけどね」
「『製造人間』か。まあ、ブギーポップシリーズを知らないやつには分からなかっただろうけど」
「時代に取り残された作者の明日はどっちのこと」
「まあ、アイツは呑気に生きて行くだろうな!どうせ誰からも理解されたことはない!」
「明るく言っても暗さが漏れ出てるわよ」
「ただ、ライトノベル業界はどうなっていくのこと。あの頃売れていた小説家は続編もなく消えていく世の中のこと。いい作品を書く人ばかりだったのに、のこと」
「そうよね。それだけは残念」
「あれだな!作者がビッグになって、そういう人たちを支援すればいいんだ!」
「いやいやいや。地元就職を決めた作者に明日なんてないわよ」
「それでも人は進んでいくのこと!」
次回予告
「ふと、私たちは4歳くらいなのよね」
「再登場を狙っているのですの――だぜ!」
「いや、4歳じゃどうしようもないだろ」
「作者が面白いと思う作品と、大勢の人が面白いと思う作品が違うっていうのはなんだか悲しいね」
「ま、そういう波に乗れないから、底辺なんでしょうけど」
「でも、その孤独感が作者の創作を掻き立てるのですわ」
「しかしな。作者が思うのが、文学には共感が必要なわけで、努力するとか鬱な話とかに共感できないってのはどうなんだろうなと思ったり思わなかったり」
「でも、小なろとかの作品は30~40代が購入層らしいよ?そういう人たちの苦悩は作者がとてもよく分かってるんじゃないかな」
「そうですわね。大学生なのに中間管理職なみの苦悩を負ってますもの。少ない部員は協力的でなく、仕事を率先してやることもなく、仕事を任せると止めてしまうかもしれないという不安と戦って、上は上でOBの圧力は強いくせに協力的どころかお前らが勝手にやってるんだろ俺たちは知らねえぜという態度のくせに思う方向に持っていこうと誘導してきたり、40代のOBだと恐怖心があってなかなか相談とかできなかったり、向こうは内情をよく知らないから結構無茶を言ってきたり」
「お腹が痛くなりそうね」
「そんな生活だから、明るい作品を読みたいと思うのかも。無力な存在である自分を認識したくないから、とか」
「でもな、自分から逃げてちゃダメだろ」
「作者はまだ若いからね。でも、無理して一人で抱え込んで精神科に通うんでしょう?それじゃあダメね」
「人は色々なものと戦っているんだよ。自分のことしか考えない人が多くて、逆に作者は他人の心配ばかりして。だから、自分自身はないがしろになってボロボロ」
「自分のために泣いてあげられるのは自分だけなのですわ。ただでさえ、コワモテなせいか作者はナイーブな心を誤解されがちですもの」
「ああ、もうやめだ、やめ。こんな暗いこと言って、読者まで暗い気持ちにさせてどうするんだ!」
「そうね。あと、作者が最近気がついたのは、今まで読んでくれていた人はこの小説とかをお気に入り登録していなくて作者自身を登録してくれているんじゃないかしら。そう考えただけで気持ちは楽になったって」
「気持ちのはけ口は必要ですもの。時にはこんな外伝でさらけ出してくださいな」
「優しいな。みんなは」
「そう言えば、外伝に一瞬だけ作者が出演したわね。あの頃のぶっとび感を再現で来たらいいね」
『次回、お騒がせして申し訳ありませんでした』
作者は一人じゃないよ、って応援してくれるなら、評価ポイントとか、レビューを――ぐほっ。




