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「やっぱりさ、コロネちゃんあっての本編っていうかさ、もう今回からこっちが本編でいいと思うんだよね」

「すごいよ!コロネちゃん!外伝 志望職種は――魔法少女で、のこと」

「あんたら、調子に乗らない」

「でもさ、コロネちゃんの連載してないカクヨムのPVはクソじゃないか!あ、小なろのみなさん!すごいよ!コロネちゃん!を読めるのは小なろだけ!」

「小なろ独占放送のこと!」

「商売上手っぽく言ってるんじゃないわよ」

「お前ら、一体何者なんだ」

 狭い部屋にはいつもの三人と、一人の少年と、そして、銀色の髪の少女がいた。

「ということで!今回我々は『HandG』の世界にお邪魔しています!」

「俺のベッドで暴れるんじゃねえ」

「え?クロのベッドでしょう?」

「ゆりかごから墓場まで、俺のベッドだ!」

「金色のバカ。流石にそれはないんじゃない?」

「なんだ?コロネちゃんたちを差し置いてイチャイチャしてるぞ」

「銀色の髪なんて始めて見たのこと」

「うん?ちょっと、ガキども。もしかして、クロのことが見えているのか?」

 金色のバカは不思議そうに小学生たちを見つめる。

「何を言ってるんだ?ほら、普通に触れるぞ」

 コロネちゃんはクロの胸を触る。が、ストンと転ぶ。

「胸がブレーキになると思ったのに、薄すぎて滑ってしまった!」

「なに、この子たち。すごく失礼なんだけど」

「どれどれ」

 金色のバカもまた、クロの胸を触る。

 ストン。

「本当にねえや!」

 金色のバカはクロにボコボコにされた。


「なるほど。お前らは別の世界から来たって訳だな。というか、顔面包帯グルグルが久しぶりすぎて笑えてしまうわ」

「なんだ、このコミュ障っぷりは」

「小学生にコミュ障呼ばわりされるのか」

「妥当だな」

「おにいちゃん、脳内妹で遊んでいるからそうなるんだよ」

「いいか?クロは存在するんだ。こいつらにも見えるらしい」

「だからって、物語と関係ないからな!」

 コロネちゃんは軽く咳をする。

「ヒキコモリの少年とその少年にしか見えないクロという存在を巡る青春群像活劇。それが『HandG』だ。作者がプロモーションとしてワタシたちをよこしたというのもあるが、ぶっちゃけ、『HandG』の方がこっちに吸収されて全然進んでないという状況をどうにかしたかっただけだな」

「そして、わたしがヒロインにして、金色のバカこと赤嶺明の妹の赤嶺大地です!」

「姉にして真のヒロインの赤嶺天だ」

「いや、天姉たち、黙っててくれない?どうせヒロインじゃないんだし」

「なんだと!?」

「またボコボコにされたいの?」

「もうボコボコだよ!」

 明の中にトラウマが浮かび上がる。

「なるほど。この世界にはヒロインが不在ということなのだな!ということはつまり、コロネちゃんにもヒロインになるチャンスがあるということ!」

「私もヒロインになるのこと!」

「せっかく本編で個別の話をもらえたのに、色々とぶち壊して……」

「うん。『HandG』にはヒロインがいないからさ、帰ってくれない?」

「なんだと?ボコボコにされたいのか!」

「もうされました!前に家族全員にボコボコにされたときは顔の形も変わりかけたからね!お医者さんに苦笑いされたから!整形一歩寸前だって言われたし、ちょっと豚鼻になったんだよ!」

「なんというか、近年稀にみる不幸キャラだな」

「確かに、作者の作品を鑑みてもこれほどボコボコにされたのは作者一病気なあの作品くらい――」

「その話はやめてくれ。微妙にあれとこれとは地続きだからさ。うん」

「でも、ヒロインはクロだよ?」

「もうこれ以上ヒロインの話をしないでくれ。あれだ。少ない読者の方に誰が一番ヒロインに相応しいかアンケートでもしてもらってくれ」

「まあ、こんな冴えないヒキコモリを好くやつもいないからな。でも、ワタシたちはどうすれば帰れるんだ?」

「この時代の仮面ライダーを倒すとかのこと?」

「残念ながら、いないぞ」

「呼んだかね。皆の衆」

 突如として謎の男子生徒があらわる。

「誰だお前は」

「この世界はなんだかんだで没ネタの世界。没ネタを救うことで世界が元に戻る」

「勝手に不法侵入してんじゃねえぞ」

「なんと!兄さん!僕のこと忘れたの!?」

 謎の男子生徒は明に頬ずりをする。

「明くんに弟が!?」

「そんなわけないでしょ。誰の子になるのよ」

 明の幼馴染の四葉とココアが姿を現す。

「完全に俺の部屋、キャパオーバーしてるんだけど。というか、本編にさえ登場してない君は何者?」

「コロネちゃんの出番だな」

 コロネちゃんは眼鏡をかける。

「これは――」

 コロネちゃんの前に衝撃の事実が晒される。

「作者がエロゲには親友キャラだろと思って一瞬考えたけど、そもそもヒキコモリに男友達ってバカじゃね、と思い一瞬で消え、設定も何もガバガバになった存在だ」

「こいつ、出す必要があったの?」

「実は女の子設定とか?」

「それ、こっちでやった」

「というか、名前さえなかった子がこっちにもいたような……」

 一同は花子を見る。

「ま、まろはパライソス星の姫、クローズじゃ!」

「金色のバカ。これって他人がやってるのを見るとすごく恥ずかしいね」

「クロ。ようやく気付いてくれたか」


次回予告

結局作者は何がしたかったんだ?

 今色々と精神的にヤバいのよ。

『次回、魔法少女に出会いを求めるのは間違っているのだろうか』

 もう別の世界とかに行かないわよね!



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