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人物紹介

佐倉美咲:二十五歳の引きこもりで、無職のゲーマー。三か月間、一度もトゥルーエンドへ到達できなかった乙女ゲームをやり込んでいた。ある日、悪役令嬢カサンドラの身体の中で目を覚ます。考えるより先に行動してしまうことが多い。


カサンドラ・ヴァレンティア:王国有数の名門、ヴァレンティア公爵家の令嬢。高慢で人に厳しく、社交界では冷酷な悪役令嬢として恐れられている。王太子アレクシスへ強い恋心を抱き、将来は彼の妃になることを望んでいる。


エミリア・ハインツ:生まれ持った癒やしの力を見いだされ、聖女候補に選ばれた少女。乙女ゲームでは主人公にあたる。社交界には不慣れで緊張しやすいが、素直で誠実な性格をしている。


アレクシス:王国の第一王子で、次期国王となる王太子。誠実で責任感が強く、身分にかかわらず相手を気遣う。第二王子ユリウスの兄であり、カサンドラとは以前から交流がある。


ユリウス:アレクシスの弟にあたる第二王子。王妃ヴァレリアの次男。軽薄そうな笑みと皮肉な言葉で、本心を見せようとしない。人々の中心に立つ兄とは違い、少し離れた場所から周囲を観察している。


ルシアン:王太子アレクシスの護衛を務める騎士。生真面目で正義感が強く、舞踏会の最中も出入口や招待客の動きへ注意を払っている。寡黙で堅い印象だが、体調の優れない者を気遣う優しさを持つ。


ヴァレリア:国王の妻で、アレクシスとユリウスの母。優雅で慈愛に満ちた王妃として、多くの貴族から敬われている。王家が主催する舞踏会を取り仕切りながら、招待客たちの動向を注意深く観察している。


オズワルド・ヴァレンティア:カサンドラの父である公爵。王国でも強い影響力を持ち、公爵家の名誉を重んじている。娘には穏やかに接するが、その言葉には当主としての厳しさが含まれている。


シラス:王宮に仕える宮廷医師。王族や貴族の治療だけでなく、慈善院の運営にも関わっている。病人を救うことに強い責任感を持ち、王宮の金銭管理にも遠慮なく意見を述べる。


ガレス・クロイツ:王宮の警備を任されている警備隊長。相手の身分や感情に左右されず、目撃証言と証拠をもとに判断する。融通が利かないほど厳格だが、自分の職務には忠実。


マルセル・ローデン:王宮の収支を管理する宮廷会計官。王族や高位貴族が提出した申請であっても、不明な点があれば容赦なく指摘する。真面目で有能だが、その厳しさゆえに敵も多い。


ロザリー:カサンドラ付きの若い侍女。気が弱く、厳しい主人におびえることも多い。それでもカサンドラの体調を心配し、毎日の身支度や生活を献身的に支えている。

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