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ピンチ
二、ピンチ
マニがいつものようにお気に入りの岩の上でゴロゴロしていると、遠くから二人の男が歩いてくるのが見えた。
いつもは獣くらいしかいないのにどうしたのだろうと首を持ち上げると、男たちがマニに気付いて近づいてきた。
「本当にドラゴンがいたぞ」
そう叫んで、一人がマニめがけて矢を放ってきた。
一本が長い尾にささり、激しい痛みで動けなくなった。
そこへもう一人がやってきて、取り囲まれた。
「まさか、このあたりにはまだドラゴンが生き残っていたんだな」
「これで大儲けだ」
一人がとどめを刺そうと長い剣を振り下ろしました。
マニは恐怖に耐え、岩の上を転がり必死に避けた。
しかし、完全には避けきれず、剣とぶつかった片方の角が折れてしまった。
何とか空へ飛び上がった。
「くそっ」
下から追撃の矢が飛んできたが、夢中で高度を上げ、その場から何とか逃げ切ることができた。
痛みをこらえながら二人からできるだけ遠くへ飛んで行った。




