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竜のマニ  作者: ぼんにゃん
一章
1/53

マニ

一、マニ


 ある世界に小さな竜が荒野に一人で住んでいた。

元は親戚たちと住んでいたが、ある日、まだ小さい竜を残して、みなどこかに飛んで行ってしまった。

竜の名前はマニと言いました。

いつまでたっても誰も帰って来ないので、仕方なく親たちに習ったとおりに狩りをして毎日暮らしていた。

周りには時々獣がうろうろしているので、狩れそうな小さな獲物を狙って鋭い爪や牙で襲っていた。


今日も上空からいい獲物がいないか飛んで探している。


「見つけた!」


急降下して背後から獲物の急所を狙って立てた。

飛べない獣には上空から襲えるので有利だった。

群れになっているとかなわないので、一匹ではぐれている個体を狙った。

マニには火を噴くこともできる竜で、ちょっと手ごわそうな獲物は火を噴いて倒していた。

自分より強そうな大きな獲物が来たときは翼を広げ、空に飛んで逃げることもあった。

水は小川まで飛んでいき、飲んでいた。


「みんないつ帰ってくるのかな」


周りには自分と言葉の通じる生物は誰もおらず、寂しい毎日を送っていた。

体調が悪い時は寝て直し、怪我をしたら舐めて回復するのを待った。



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