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竜のマニ  作者: ぼんにゃん
一章
18/32

金目当て

十八、金目当て


 マニはシアンと町で別れた後、北の森で修行をしていたこと、森の神殿にも町から避難してきた人たちがいたこと、森まで火の手が迫り、ダークキャンドルの会の規模を調べてみようと出かけたことを話した。

「それは無駄になるな。この俺が全滅させるからだ!」

「相手は毒ガスを使うんだよ。そりゃあ、護衛の人たちもいるけどやばいんじゃ……」

「シアン様、やっぱり帰りましょう。我が国も今は他国にさける戦力は無いですし」

「そうです。自国の防衛だけで手いっぱいです」

「だから、俺一人でやるから」

三人が言い争う中、風を切って大きな金属の塊が飛んできた。

マニたちの上空でとまる。

「何だ?」

金属の塊の影の下で皆、身構える。

塊の側面が空き、男が顔を出す。

垂らしたロープがシアンに巻き付きそのまま引き上げられていった。

「シアン様!」

「金づるゲットー!!お前たち身代金を用意しておけよ」

「放せっ」

開いた扉がしまり、金属の鳥は早いスピードで離れていく。

「どうしよう」

ココアが装飾のついた杖を放り上げると空中でクルクルと回転し、ほうきへと形を変えた。

そのままほうきにこしかける。

「後ろに乗って」

マニはうながされるままに後ろにまたがるとほうきは急上昇し。加速していく。

「うわあああああ!!」

飛び慣れているマニもあまりのスピードに悲鳴を上げた。

馬に乗った二人の護衛は助けを求めるべく本国へ連絡をはじめた。


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