再会
十七、再会
マニとココアは畑を抜けて草原を歩いていた。
そこに馬に乗った三人組が近づいてきた。
馬の足は早くあっという間に、近づいてきた。
「誰だ?お前ら」
二人は馬に乗った青年に声をかけられた。
「シアン?」
馬に乗った三人組の一人が以前、町まで一緒に旅した少年だった。
「お前、あの時の?」
「シアン様、どういうことですか?」
「ほら、前に俺が助けて送り届けてやった奴だぜ。」
「はあ?」
彼はだいぶ話を変えているようだった。
シアン様ってあいつお金持ちだったんだな。
マニは神殿で集団生活をするうちに、経営状況の話をよく耳にし、お金について理解を深めていた。
「ですが、シアン様。あの幼児は何者ですか?湖の魔女とは年格好が違うようですし……。もしやダークキャンドルの会の魔女では?」
疑われたココアは身を固くした。
「こんな小さい子がそんなわけないよ!」
マニは反論した。
「魔女はだいぶ実年齢より、若く見えるぞ」
「そうだそうだ」
二人の青年はマニの言葉を聞こうとしない。
「あ、わかったぜ。この女の子はマニの生き別れの妹だろ!良かったな、見つかって」
「……うん」
シアンの思い込みの強さが幸いした。
「ですが、シアン様。こいつら似てないですよ!」
「そ、それは…まあ、パパにママの他にもう一人の彼女がいて…」
マニは必死に神殿で巫女たちが話していた噂話を思い出していた。
「お前も色々あって大変だな……」
「これは失礼した」
シアンのお供たちの疑いを何とか晴らすことができた。
話によると彼の国に森の近くの町から知り合いが避難してきて、ダークキャンドルの会を潰すことにしたらしい。




