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最終回後編 伝説の島・ドラゴンアイランドへ

爆発龍対爆発龍。最終決戦開始!


相手は怒り狂って我を忘れている。そんな興奮状態の爆発龍など怖くはない。

「こっち…… こっちだ! 掛かって来い! 」

挑発すると考えなしに襲って来る。

それをかわせば簡単に…… まずい! 足をやられた。

でも問題ない。最新型のセーフティゴーグルが守ってくれる。


「よし行くぞ! 」

「ぐおおお! 」

突然口から火を吐く。さすがは爆発龍だけある。

ではお返しと行こう。

口から火を放ち焼き尽くす。

だが相手もバカじゃない。火の痛みに耐え逃げ回る。

もがき苦しみ走り回る爆発龍の尻尾を掴まえたかに思えた。

しかし尻尾はぬるっとしていて手から滑り落ちる。

うわ…… 気持ち悪い…… 

おっと…… こんなことをしてられない。

急いで掴み直し急所である逆鱗に触れそこ目がけて爪を立てる。


うぎゃああ!

こうしてあっけなく爆発龍は戦意を喪失。

ここでストップしてもいいが最後の止めを刺すとしよう。

それが主人公だろう。ケジメって奴だ。


必殺技・ドラゴンファイヤーで焼き切る。

ドラゴンファイヤーは通常の火吹きよりも何倍もの威力がある。

それを正面から距離も僅かなとこで喰らえばいくら爆発龍でもひとたまりもない。


ひぎゃあああ!

うめき声をあげて爆発してしまう。

これが爆発龍と言われる所以。

爆発龍は爆発炎上し跡形もなく姿を消すのだった。

こうしてすべての戦いを終える。


「解除! 」

二の舞になる前に解除して元の竜人に戻る。

ふう…… 疲れた。どうやらすべて終わったらしいな。


「カズ! 」

「やったねカズ君! 」

ハイとゾークが一番に駆け付ける。

「ありがとう。二人とも」

「よくやったぞカズ! 」

テルファーも少し照れながら見直したと喜んで見せる。

「町長さんもどうにか無事みたい」

アンはそう言うと父さんを起こし巻き込まれないようにソラを抱き抱える。


「終わったんですね。それで私たちは何をしてたんでしょう? 」

ほぼ何も聞かされないまま参加した離れ小島の竜人は説明を求める。

「俺たちの勝利。ただそれだけだ! 」

父さんはきちんと説明せずにそう言うだけ。これでは理解できるはずない。

「ご苦労様。では戻って結構よ。私も早く戻ろうっと」


「終わったな。よし俺たちも帰るぞカズ! 」

「ええ…… 今から? 真っ暗だよ。 アトリエは? 」

「いいから行くぞ! グズグズするな! 」

こうして真夜中に飛び立つ。


竜人にはアンと町長を任せる。

ドラコには父さんとゾークとソラを。

ソラは小さいのでギリギリ三人運べる。低空飛行の上スピードは遅いが問題ない。

僕はハイとテルファーを背中に乗せ飛び立ち。

こうして僕たちは帰郷するのだった。


一年後。

父さんとの約束通りドラゴンアイランドへ旅立つことに。


旅立ちの時。

レアアイテムを合成した回復系アイテムを詰めるだけ詰めて旅立つ。

旅立ちの時とあって懐かしい仲間が全員集合。

ドラゴンアイランドメンバーはいつもの四人。

僕とハイとゾークに父さん。


「カズ君…… 僕怖いよ」

旅を続けたゾークでも性格は変わらない。

臆病と言うか慎重。でも体が強くなりもう酔うこともないだろう。

魔法もスロー以外も習得したようだし旅では役立つさ。

僕が無理するなと言っても父さんが無理させるから結局メンバー入り。


「そうだぜカズ。そう言えば終盤ロクに活躍できなかったし目立たなかった気も」

意外にも冷静なハイ。こう言うところは成長した証。でもトラブルメイカー健在。

「例のブツはどうだったハイ? 」

「ははは! 段ボール箱で送られて来たぜ。母ちゃんが勝手に開けるんだもんな。

ここは優しいファンタジーの世界じゃないのかよ? 」

不満だらけのハイ。あれでは回避できないか。


「ははは! お前らしいな。カズの次に変態だ! 」

おかしな断定をするテルファー。

どうやらドラゴンアイランドには行ってくれそうにない。

「テルファーは見送り? 」

「悪いな。こっちも案内とかあるしそれにどうも最近体の調子が悪くてよ」

弱気で病弱気味のテルファー。本当に大丈夫かよ?

あれからちょくちょく会ってたんだけど。

いつもと変わらなかったのに突然だから。

「酸っぱいものが食べたいってよく言ってる」

アンが詳しく教えてくれた。


「それでアンは元気? 」

「ええ…… 町長が心を入れ替えて観光を一緒に。今は山のガイドをしているの」

何と町長がまともに戻った。これならリコールされることはないな。

偽造等に手を染めてなければだけどね。

「アンもテルファーも来ないんだ…… 寂しいな」


「ちょっとさっきからダーリンは私の! 」

一緒にオオカミに喰われそうになった最初のヒロインがキレる。

隣のウッド爺は覚えてるんだけど誰でしたかと聞くのも悪いし。

ハイが早く教えてくれないしゾークも名前を言わないから困ってる。

フォレーセスだったっけ? まずい。怒られるぞ。


「私も行かせてもらおうか」

王子も直々に見送りに来てくれた。これは嬉しい。大変光栄なこと。

「王子なりません! そのような怪しげなところに行かれは危険です」

お付きに窘められ冗談だと笑う王子。

そう言えばベネットから帰ると王子がいてお前の工房を新しくしてやると。

王子救出の件で大変感謝されたな。


「工房はもう慣れたか? 」

「はい! 王子! カズ君のアトリエと名付け大人気となっております」

全部面倒見てもらえたので父さんも母さんも大喜び。

中断したものの新たにアイテム合成に臨んでいる。

これでいい。これこそがハッピーエンドさ。


「それでもういいか? 」

「私を忘れてるでしょう? 」

ドラコが登場。

「お前は行くんだろうドラコ? 」

父さんが言うとだから来たんでしょうと怒る。

「ソラちゃんも行くんでしょう? 」

「ああ…… ソラも竜人だからな。当然だろう。よし挨拶はこれくらいで。

そろそろ出発するぞ! 」

父さんが仕切る。


「待って父さん。最後にもう一人。そこの影に隠れてる爺さん! 」

「ほほほ…… 久しぶりだなカズよ」

ファンタジーの神兼龍神様に爺さん登場。

「神様どうぞお導き下さい! 」

「うむ。よかろう。お前たちの活躍は目を見張るものがあった。

ファンタジーの神として嬉しい限り。コンプラ様も喜んでおられた」

「おい爺さん! 話が長えよ! 早く頼むぜ」

我慢できずにテルファーが絡む。

「まったくこいつは…… よしでは旅立つがいい! 」

「おう! 」


こうして父さんとカズとハイ。それからドラコにソラも加えた六名で旅立つ。

目指すは伝説の島・ドラゴンアイランド。


カズと仲間の物語は新たな章へ。


                  <完>



この物語はフィクションです。


次回ドラゴンアイランド編は来年の夏以降。

恐らく後三つ。合計四つの物語となるはず。

ここまでで二十五万字。百万字を目指す旅が続く。

当初二十万字にする予定だったが多少長くなった感じ。

ドラゴンアイランド編ではこれまでとは異なった世界観となるだろう。

現段階ですべて未定。あまり人気がないと続かないかもね。

今回はレトロファンタジーと言うところだろうか。

最初から百万字を計画して作ってるので設計に問題はないはず。


<後記>

この物語は三つの編から成る。

第一編 人喰いオオカミ編。

第二編 謎の少女ドラコ編。

第三編 魅惑のテルファー編。


人喰いオオカミ編ではカズたちが村に閉じ込められ人喰いオオカミと戦うお話。

ドラコ編ではカズたち家族の秘密が明かされる。

テルファー編ではファンタジーの神とのギリギリの戦い。

少しやり過ぎたかなと思う。ただ四度目の正直となれば避けられない。


物語は来年の夏以降に。だからこれくらいにしようかと思う。

人狼はもう少しソフトでもよかったかなと。

竜人について。当初はただドラゴンアイランドを目指すカズ君の物語。(人間)

だけど面白そうな企画があったのでオオカミ編の時には変更。

実は竜人親子のダークファンタジーってことに。


<キャラクター> 

カズ君は元々決まっていた。元の物語を変えてそれに合わせてハイとダークに。

カズ君はミスタードラゴンズから。竜繋がりと言うことで。

ソラはあのかなり有名なソラちゃんから。コンプラ様が怒るので言えないよ。


最期に一言。

やっぱりこれってレトロRPGなのかな?

ギャルルさんのパンについてはやっぱりドラゴンから。


次回予告。

十月ぐらいにまた新しいのをやろうと思ってます。

だから一応はまだ未定。ジャンルはきっとギャンブル。


グミさん

9月8日現在。

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