21.魔王城 低層
PV25000越え、ありがとうございます!
>エクストラスキル>技能スキル>スキル名:魔力操作
【エクストラスキル《魔力操作》を入手しました。
体外中の魔力を使用してエネルギーを作成します。
使用したエネルギーは魔力に還元されます。】
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<柳さん、もし私が魔王城に連れて行かないって言ったらどうする気だったんですか?>
俺たちが魔王城へと向かっている道中、黒竜が自身の気になっていることについて聞いてきた。
「ん、別にどうもしないけど」
<え?どうもしなかったんですか?>
「確かに交渉はしたけどその前に俺言わなかったっけ、あいつらが襲ってたから切ったって」
<言ってましたけど……あれって本当だったんですね>
「無理だったときは普通に徒歩で行くつもりだった。ちょうどキャンプ用品とか買ったところだったし」
黒竜があからさまな溜息をついた。
『それだったら断った方が良かったかな』と言われても結局選んだのはそっちなんだけど。
「それで、魔王城まではあとどれくらいなんだ?」
<もう着きますよ>
え?もう着くって言われても俺にはお城のかけらも見えないんですけど。
<マスター、任せて>
グリモアいったいどうした――って、おお!さっきまで全く姿を見せなかった魔王城がもう目の前に!
<どうやら今の魔王城には視覚阻害系の魔法が使われているみたいですね。私は元々耐性があったので問題ないみたいですが>
「視覚阻害か。つまり魔王城には隠密行動が得意な何かがあるってことか」
<そういう事になりますね>
魔王城はとても大きな建物だ。
少なくとも召喚された時の城よりは間違いなく大きかった。
ちょうど黒竜のいた山と同じくらい。
「黒竜、ここまで送ってくれて助かった」
<はい、後は無事降りられる場所を探して――>
「じゃあ帰ったら付属品さんによろしくな」
<それってどういう……!>
俺は魔王城上空についたと同時に黒竜の背から飛び降りた。
これはすごい。
高さ200メートルはある高さからパラシュートなしとか日本人なら初だな。
俺にかかる速度がどんどん早くなっていく。
確か日本には五点着地というのがあったはずだけど、もちろんそんな高等技術が俺のような帰宅部にできるわけがない。
よって使うのは……。
「――――っと、着陸成功!」
<マスター、さすがに練習無しは危ない>
《魔力操作》
どうやらこれはMP消費が不必要だった。
おかげでMPを使うことなく無事に着地に成功。
着地時に発生する音も最小限に抑え、無駄に魔物を呼び寄せることもなかった。
上空では黒竜が旋回していたが俺が無事なのを見届けて巣へと帰って行った。
なんとなくだが、急に俺が飛び降りてかなり慌てていたっぽい。
「さてと、運よく目の前に城門があることだしノックしてはいるか」
俺は金属でできた城門にちょうど人が入ることのできる大きさの穴を空けた。
穴のすぐ横の金属にノックして場内に入る。
<マスター、ノックしてから穴開けるべき>
「いやそうは言ってもさ、ドアスコープがないんだから先に誰が来たか分からないじゃん。流石にそれは失礼な気がして」
<む、それなら仕方ない>
城内に入ってからは《透明化》で行動する。
中にいた魔族や魔物は目の前か横を通り過ぎようとした瞬間に首を切り落とした。
そして危なげなくホールらしき部屋に到着。
それとスキルのレベルが上がった。
《剣術LV.2→6》
斬撃ダメージ+30%→+210%
《消費減少LV.1→4》
消費MP-5%→-20%
同時使用可能スキル1→4
《継続延長LV.1→4》
時間延長+0.1秒→0.4秒(1MP)
同時使用可能スキル1→4
「ここ広いのに誰もいないな」
<マスター、気を付ける>
「お待ちしておりました、異世界の勇者」
突然の声にグリモアに入れる力が強まる。
その声とともに天井から降りてきたそいつの姿はまさに吸血鬼だった。
スキル《消費減少》について修正しました。
変更点については5話をご確認ください。




