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二章 第五十九回

『はい。この前、お話した社会悪を滅ぼす、という意味をたずねた、という訳です』

「ああ…二人で決めた②のやつだな。①は私とマヨネーズだったが、…まあ、このざまだ。君はよく見える」

『いえ、そう云わないで下さいよ。僕としては、お蔭で課長と正義の味方ってことですから…』

「えっ? どういうことだい?」

『だから、②なんですよ』

「ああ、そうだった。②を聞かんとな」

『霊界番人様の申されるには、この人間界にのさばる社会悪の退治だとか…』

「ほう、社会悪な。そうは云っても、具体的にはどういうことだ?」

『そうでした。それもたずねましたが、心がすさんだ結果、起こっている犯罪とかです』

「でもなあ…。そんなのは一杯、あるぜ」

『だから、この如意の筆を示して振れ、と申されました。如意の筆ですが…、これを示して言葉を念じればその物が、黙って振れば地球上のその悪事が、たちまち消滅するということです』

「まるで魔法じゃないか」

『ええ、なんだか魔術師のようなことらしいです』

「それに、私が?」

『はい』

「会社は、どうするんだ? 金がないと食ってけないぞ。それに、生活もな」

『そこら辺のことは生憎あいにくいておりません』

「それが大事なんじゃないか。そんなボランティアみたいなことは、生活にゆとりがある人のやるこったろ?」

『すみません…』

「なにも、君が謝るこっちゃないが…。それ訊いておいてくれよ」

『はい…』

 幽霊平林は素直にうなずいた。

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