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二章 第二十回

「そうなのか?」

「はい、まあ…」

 上山は事実のままを云った。

「私が云えることは、…やはり霊が発する霊波が我々人間の心と何らかの周波数が合った時、君が云うような現象が起こり得る、ということだ」

「それは相当、確率の高いことなんですか?」

「ああ。確率というようなものではない。百パーセント起こり得る、と断言しておこう」

「偉い自信ですね。だったら、起こる! でいいんじゃ?」

 上山は悪戯いたずらっぽく笑った。

「なにっ!私の云うことが出鱈目だとでも云うのかね、君は!! 心霊学では百パーセントのことが九十九になったり百一になることがあるんだ!」

 滑川なめかわ教授は俄かに沸騰し出した水のように、ボコボコと怒りだした。上山はあわてて、「いや、そういう意味で云ったんじゃないんです!」と、急遽きゅうきょ、弁解して返した。

「まあ、いい…。そうだな、一週間ほど、この土、預からせてもらおう。私なりに何か、いいひらめきが起こるかも知れんでのう。君も、そのナントカいう幽霊との因縁を解明したいじゃろう」

「平林です。…ええ、もちろん」

『ひとつ、よろしくお願いします、教授!』

「平林が、よろしくと申しております」

「ほう、まだ、ここにおったんじゃな。それにしても、妙なのは霊動感知機じゃ。今日に限ってウンともスンとも反応せん!」

「そういや、一度も赤ランプが点滅しませんし、針も振れません。この前とは全然、違います。妙ですよね」

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