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二章 第十九回

「落ちついたとは?」

「はい。彼は興奮したとき、青火が灯るシステムになっているようなのです」

「システムか…。上手く云いおるのう。まるで、ここにある霊動探知機と同じではないか、ハッハッハッ…」

 滑川なめかわ教授は珍しく大笑いした。

「その平林とかは今、ここにおるんだな?」

「ええ、私のすぐそばに。青火が灯っていたすぐ真下です」

「ほお、そこにのう…。で、私には姿や声は見聞き出来んが、君には出来るという訳か?」

「はい、そのとおりです」

『そうですよ、教授。僕は教授に生前、何度もあったんですから』

「そうだよな」

「んっ? どうだと云っとるんだ」

「生前、教授に何度も会った、と申しております」

「そうか…、生前にのう。安眠枕の頃だな?」

「はい、そうだと思います。それ以前や以降は教授と我が社の接点はありませんから…」

「まあいずれにしろ、その土を心霊学の見地から研究材料にしよう。今までは、この霊動探知機内のゴーステンでしか見ておらんからのう。しかも、ゴーステンは、この土を使って加工されたものじゃからなあ」

「そういうことです…」

「ところでこの土は、つくだ君のところへ持っていったのかね?」

「いえ、まだです…」

「順序としては、心霊学の私より霊動学の佃教授だろうが、普通は」

「はあ、それはそうなんですが、佃教授には、もう私と平林君のことは云ってありますから、話は認識されておられると思います…」

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