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第四話 戊辰戦争と終焉
第四話 戊辰戦争と終焉
慶応四年――
徳川幕府の権威は揺らぎ、新政府軍が勢力を広げていく。
新撰組も、歴史の荒波に抗うしかなかった。
仙台藩や会津藩と共に進軍する土方歳三は、冷徹な戦術眼で少ない兵力を巧みに動かす。
「ここで倒れるわけにはいかぬ――同志たちのためにも」
江戸で捕らえられた近藤勇は、処刑の運命に向かう。
かつての京の活気、屯所での笑い声、隊士たちとの日々――すべてが胸に蘇る。
「我が命、尽きるとも、誇りは死なず」
土方歳三も函館戦争で最期を迎える。
沖田総司は若くして病に倒れ、戦いの前に命を閉じた。
彼らの死は悲劇であり、しかし新撰組の精神――忠義と覚悟――を歴史に刻んだ。
戦火の跡に立つのは静かな京都の町と、隊士たちが遺した伝説だけ。
新撰組――その名は、時代が変わろうとも、人々の心に深く刻まれ続けるのだった。




